戦姫絶唱シンフォギア~未来へと響くは始まりの音楽~ 作:Dr.クロ
第四話~覚醒の2つの鼓動~
コンサートから2年経った。
立花響は制服で身を包んだ体に嬉しさでいっぱいであった。
そして叫ぶ。
響「リディアン学園にキター!!」
未来「ちょっと、響!それ入学した時も聞いたから!」
元気よく言う響に未来はツッコミを入れる。
???「ビッキー、ホント入学式の時にも叫んでいたよね」
???2「しかもどこぞの仮面高校生みたいに叫ぶのには目を引いたね~」
???3「その感想は弓美さんだけかと思いますわよ」
そんな響と未来と一緒に歩きながら3人の少女が各々に言う。
彼女達は喋った順に
響が未来の言った様に叫んだのを切っ掛けに弓美が話しかけてその後に2人とも話して行く内に仲良くなったのだ。
未来「あ、皆おはよう」
響「おはよっー!」
創世「おはよ、ビッキー、ヒナ。今日も仲良く登校だね」
弓美「ホント夫婦みたいだよね~」
詩織「違いますわ弓美、この2人は女同士ですし、婦婦(ふーふ)が適切ですわ」
響「いや~それほどでも」
未来「もう響ったら、憧れの翼さんが通っているからテンションが上がるのは良いけどもう入学してからそれなりに経ってるんだから」
茶化す3人のに照れる響に未来は頬を赤らめながらそう言う。
ごめんね~と言う響やそんなメンバーを見てミューチェはうんうんと頷く。
ミューチェ「(良い友達ができて良かったわね二人とも)」
賑やかに話す5人にミューチェは微笑ましくなる。
ただ…少し気になる事があったりする。
チラリと別の方向へと顔を向けるとコンサートの時に響が助けた少女、ファナがチラチラと見てうーうー唸っていた。
ミューチェ「(あの子、一体何を唸っているのかしら?)」
入学してからも響や未来を見て何か悩んだり考え込む姿をチラホラと見かけているのでミューチェはそこがどうも気になったのだ。
ミューチェ「(そう言えばあの子、最初見たときからおかしかったわね?)」
コンサートの時の反応からもミューチェは彼女から違和感を感じていた。
まるで知っていたのが違う様な感じの反応でどうも気になってしまうのだ。
ミューチェ「(まさか転生者…?)」
その後にミューチェは長く生きていた中で思い当たるのに行き当たる。
ミューチェ「(いやだとしても今まで何も行動しなかったのはなぜ?響達が狙いじゃないのかしら?)」
自分が見て来たのだと良く色んな者を手籠めにしようとしたり、殺そうとしたりのが多かったので悩みまくる。
ファナ「あ、ちょ、待って欲しいっす」
弓美「良いじゃん良いじゃん」
声にミューチェが顔を上げると弓美によって引きずられて来るファナの姿が目に入る。
詩織「あら、確かあなたはファナ・アインツベルンさんでしたっけ?」
創世「ああ、なんか同年代の人にもっすって後輩口調な子」
ファナ「ど、どうもっす」
響「(あれ?この子?)」
そんなファナを見てすぐさま思い出して言う詩織と創世にファナは頭を下げ、響はんー?と首を傾げる。
未来「どうしたの響?」
ファナ「あ、あの実は……」
キーンコーンカーンコーン
おずおずと言おうとしたファナだったがそこにチャイムが鳴り響く。
弓美「あ、やば、遅刻しちゃう!」
詩織「急いだ方がよさそうですわね」
創世「だね。ファナさんも急いで」
ファナ「は、はいっす!」
響「あわわやばい!」
未来「急ぎましょう!」
慌てて6人は教室へと急ぎ、なんとか先生が来る前に着席を出来たのであった。
☆
時間が経ち、お昼になって食堂で響と未来はファナと共に食べていた。
ミューチェから何やら自分達を見ていたと言うので丁度良いと思い、誘ったのだ。
お食事関連でワイワイ話せた事から2人は良い子だなと思っていると食べ終えた未来が最新のノイズのニュースを見つける。
未来「『自衛隊特異災害対策起動部による、避難誘導は完了しており、被害は最小限に抑えられた』―――だって」
響「へえ、そうなんだ…」
ファナ「それってここからあまり遠くないっすよね?」
気を付けないといけないねと言う未来のに2人が頷くとザワザワしてるのに気づく。
何事?と3人はした方を見て見ると響と未来がリディアンに入学するきっかけになった翼が歩いていた。
ファナ「あ、翼先輩っす」
響「えっ、翼さんっ!?」
真っ先に気づいたファナのに響は慌てて立ち上がって見ようとして誰かとぶつかる。
すいませっと謝ろうとした響だったがなんと当たった人物が翼であった。
ミューチェ「(あらあら、これはどうなるかしら…)」
響「え、あ…」
翼「あなた…ここ」
あまりのことで緊張する響に翼は自分の右頬を指す。
言われて響は自分の右頬を触り…違う感触から見てみると……ご飯粒が付いていた。
未来「響ッ、だからほっぺたにご飯粒…」
ファナ「あちゃーっす」
同じ様に言おうとしていた未来と冷や汗を掻くファナの声を聞いて恥ずかしくなる響を横目にそれだけと翼は去る。
☆
お昼の事もあって放課後で響は落ち込んでいた。
響「あ~……もうダメだ~……。翼さんに完璧おかしな子だと思われた……」
未来「間違ってないんだからいいんじゃない?」
ファナ「響さん、ドンマイっす!」
ミューチェ「(面白かった~は本人に言ったら怒りそうだし黙って置こう♪)」
へこたれて机に突っ伏す響に未来は笑顔で辛辣な言葉を言い、ファナが励ます上でミューチェは笑うのを堪える様にしている。
未来の意地悪~と響が言うのを見た後にファナは何か決意をした顔をすると…
ファナ「あ、あの!響さん、未来さん!」
響「ん?何ファナちゃん?」
2人とも自分へと顔を向けたのを確認してファナは意を決した顔で聞く。
ファナ「二年前、お二人は不思議な力使っていたっすよね?」
響・未来「」カチン
出て来た言葉に響と未来は固まり、ミューチェは聞きに来たかと少し警戒する。
響「ファ、ファナちゃん、何を言って…」
ファナ「嘘ついたってダメっすよ。私ちゃんと見たっすから」
未来「……此処は人通り多いからちょっと場所移さない?」
慌てて誤魔化そうとする響だが真剣な目の強さにあうーとなって未来を見て未来がそう言う。
それに了解っすとファナも同意して移動を開始する。
路地裏に移動した3人とミューチェは誰もいない事と聞いていない事を確認してファナが切り出す。
ファナ「二年前、私はコンサート会場でノイズに襲われそうになったとき、響さんに助けて貰ったっす」
響「ああ、もしかして!?」
未来「!あの時の!」
思い出して声をあげた響はどおりでどっかで見覚えあると思った!と凄く納得する中でその節は本当に助かりましたっすと頭を下げる。
未来「でもなんで私達が力を持ってるって……」
ファナ「それは未来さんが奏さんを助けたからっす」
答えた事にあの時のを聞かれてたのね…と未来とミューチェが納得する中で意識が朦朧としていた響は驚く。
響「えっ?未来が奏さんを?」
ファナ「……本来奏さんはあの時絶唱を歌った後、その反動で死ぬ筈だったっす。ですが未来さんが歌を歌ったら奏さんは生き延びた…」
ええ!?とファナの口から出てきた衝撃の言葉に響と未来は驚きの声をあげる。
ミューチェ「(やっぱりこの子…)響、ちょっと身体借りるわよ」
響「え?」
それによりミューチェは一言断るとまだ戸惑っていた響に重なる様に入り込む。
目を閉じた響にファナは戸惑っている間に響が目を開けると、先ほどのオレンジ色の瞳から白銀に近い色に色が変わっていた。
ファナ「ひ、響さん?」
M響「はじめまして、私はミューチェ。今、響に憑依している存在よ」
戸惑うファナにミューチェが憑依した響、M響はそう挨拶する。
M響「それでファナ。ハッキリ言うけど貴女、転生者ね」
ファナ「!」
未来「転生者?」
ズバッと切り出した事にファナは目を見開き、未来は首を傾げる。
M響「さっきの言葉に弓美に話しかけられるまでに響達を見ていた反応、そして2年前のコンサートに入場する時の響と未来を見ての驚いていた様子からそう判断したんだけど、違う?」
ファナ「……そうっす。私は転生者っす。と言っても悪い転生者じゃないっすよ!」
未来「あのミューチェさん、転生者って……?」
確認するM響にファナは肯定して慌てて自分がどう言うのかについて言う中で未来が戸惑いながら聞く。
M響「転生者ってのは前世の記憶を持ったまま新たな生を受けた者の事を言うんだけど…最近は身勝手な神のせいで良い人もいれば身勝手過ぎる奴とかもいて困るのよ…」
響「(それがファナちゃんってこと?)」
M響「そ、彼女の言い分を信じるなら前者の方ね」
説明するM響のに響が確認してM響は頷く。
ファナ「あのー、ミューチェさんってもしかしてエルさんとジェルさんのお知り合いっす?」
M響「…………ちょっと待って、なんで貴女があの二人の事知ってるの?」
恐る恐る聞くファナのにM響は驚いた顔で聞く。
ファナ「えっとっすね……」
ファナ説明中
M響「なにやってるのよあの女神の始祖はぁぁぁぁああああああああ!!」
転生理由を聞いてM響は頭を抱えて叫ぶ。
そりゃだって酔っ払った勢いで転生させたとか、知り合いとしても頭を抱えたくなってしまうのは当然である。
それもそう言うのが嫌いな人物がやったらそりゃあ絶叫もしたくなるだろう。
未来「ミューチェさん、落ち着いて…」
ファナ「あのー、始祖ってなんなんっすか?」
M響・未来「あ」
宥めようとした未来だったがファナのにしまったとなる。
ファナ「えっと、エルさん自身も私を転生させる際に自分の事を始祖とか言ってたのでどういう存在か知りたいっす」
M響「……良いわ。教えてあげるけどこの事は他言無用でお願いね」
あの馬鹿女神は…と痛くなる頭を抑えながら毒づいた後にM響は始祖について教えて行く。
自分達がどんな存在か…
M響「始祖ってのは遥か昔、ある一つの世界が生まれたと共に誕生した存在でね。怪人や吸血鬼、天使や悪魔と言った様々な種類の始祖が存在するの。始祖はそれぞれ固有の力を持ってて私は音楽の始祖だから音に関するのを持っていたわ。また、始祖は不老不死でね…だから長い時間を生きていられるの…」
それを聞いたファナは口が塞がらなかった。
ファナ「(永遠の時を生きる存在…そんなのが居たなんて)」
M響「これで分かって貰えたかしら?」
は、はいっすとファナが頷き、他に何を聞こうと思った時…
響「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
突如響がミューチェの憑依を解除して叫ぶ。
それに弾き飛ばされたミューチェに未来とファナはギョッとする。
未来「ど、どうしたの響!?」
ファナ「あ、もしかして…」
響「未来~今日翼さんの新曲CDが発売されるんだった!!急がないと初回特典が無くなっちゃうよ~」
戸惑う未来にファナは自身の記憶から察すると響がそう言う。
未来「あ、そうだった!」
響「だからファナちゃん、この話の続きはまた今度!じゃあね!行くよ未来!」
そうまくし立ててから響は未来の手を取って走り出す。
速いっすね~とファナは感嘆した後にあっ!?となる。
と言うか、思いっきり始祖ので〝CDを買いに行った響”が遭遇する状況のが抜け落ちていた。
ファナ「響さーん!CD買うとき気をつけてくださいっすーー!!」
そんな2人の背に向けて大声で言った後にファナは急いでシェルターの方へと駆け出す。
☆
響「CD~とくてん♪CD~とくてん♪」
未来「ちょっと、響。走りすぎ…」
元気よく走る響に未来はもう…と思いながら続く。
そして…CDショップに付いた響達は風に乗って来る…黒い粉に目を見開く。
響「えっ……」
未来「これって……」
ミューチェ「まさかっ!」
3人がすぐさま察した後に遠くでサイレンが鳴り響いているのに気づく。
そして…女の子の悲鳴が聞こえると共に2人は走り出し、ミューチェも後を追う。
さっきまでいたのとは別の路地裏が目に入って入ると小学校に入るか入らないかくらいの女の子が、壁際までノイズに追い詰められて囲まれていた。
響「未来!援護を」
未来「うん!」
それを見た瞬間に響はそう言って駆け出し、未来もすぐさま少女を守る様に音のバリアを張る。
ノイズへと接近した響は音纏わせたパンチや蹴りでノイズを蹴散らし、少女を抱き抱えて未来の所へと戻る。
響「逃げよう未来!」
未来「うん!あ、でもその前に」
そう言ってゴミ箱を崩して足止めにすると女の子を響が抱えて2人は駆け出す。
ノイズも倒して行けば良いだろうがいかんせん、今は響と未来だけでなく女の子もいるから安全な場所まで逃げるしかない。
女の子を抱えながら入り組んだ路地を進んでいた2人とミューチェは開けた場所に出ると共に目の前に川が広がる。
左右にノイズがいて、逃げる場所は…目の前にしかなかった。
響「行くよ未来」
未来「うん…」
ミューチェ「(こういう時、浮けるって便利よね)」
頷いた後に響と未来は女の子と共に川へと飛び込み、ミューチェは場違いな事を考えながら続く。
必死に泳いで陸地に上がった後に2人は再び走る。
まだ追いかけて来るノイズにしつこいわねとミューチェも顔を顰める。
夕日は沈み、暗くなる中で3人は港の室外機のある建物によじ登った事でやっと一息を付けた。
響「はぁ…はぁ…」
未来「こ、此処までくれば…」
女の子「だいじょうぶおねーちゃんたち?」
例え訓練してたとはいえ長時間走り続けたのはきつくて息を荒げる2人に女の子は不安そうに聞く。
未来「うん、大丈夫」
響「ここまでくれば流石に…」
ミューチェ「!二人とも!」
安心させる様に言う未来の後に響は言おうとしてミューチェの言葉に体を起こすと…3人を大量のノイズが囲んでいた。
慌てて未来は女の子を抱き抱え、響もなんとか立ち上がる。
死んでしまうのと絶望する女の子だが未来と響は諦めなかった。
未来「(死なせない…この子も響も…誰一人だって死なせない!)」
響「(奏さんが言った生きる事を私は絶対に諦めない!)」
そして2人は…無意識に歌を…聖唱を紡いだ。
響「~~~♪Gungnir♪~~~♪」
未来「~~~♪shenshoujing♪~~~♪」
それにより響と未来の胸元が強く輝く。
響はオレンジ、未来は紫の光で光は天へと登る。
ミューチェ「(この光は…まさか!)」
その光にミューチェはコンサートのを思い出す。
☆
とある場所、そこでは複数の人間が発生した反応にざわめいていた。
???「これって…アウフヴァッヘン波形!?」
その中の1人が唖然とする中、波形の正体がモニターに移され、そこにはGUNGNIRとUNKNOWNと表示された。
???2「ガングニールにアンノウンだとッ!?」
司令と思われる男性がモニターのに驚く中で後ろに控えていた翼と車いすに乗った奏は驚いていた。
☆
突如起こりし事に驚いていた2人は体に起こりし感覚に苦痛の声をあげる。
ミューチェ「二人とも、大丈夫!?」
ミューチェが声をかけるが響と未来には声は届かず、2人は歯を食いしばって何とか意識を繋ぎとめる。
そして次の瞬間…
未来&響「ッがあああああああああああああああ!あああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
(推奨BGM:撃槍・ガングニール)
2人の背中を突き破り、生身ではありえない無機物が飛び出してきた。
ミューチェがギョッと驚く中で噴水のように吹き出した無機物は、やがて生き物のように2人の体に戻っていくと2人の体にアーマーとして装着されていく。
響は白とオレンジのボディースーツで両手には白をベースに金色のラインが入った籠手に両足には金色の脚甲、頭には二本のブレードアンテナを付けたヘッドホンに似たヘッドギアが装着される。
未来は紫のラインが入る中華風のアンダースーツで両腕には紫のガントレットと黒いムチのような物を装着し、両脚には巨大な紫色のホバーユニットに頭には獣の牙のような意匠のバイザーが装着される。
ミューチェ「ふ、二人とも…?」
響「ふ、あ」
未来「あ、あ…」
ミューチェ「!」
恐る恐る話しかけたミューチェは顔を上げた2人の表情を見て驚く。
その顔は野獣とも感じさせる怖い顔で暴走かとミューチェは思わずANか近くにいるだろうエルに念話をかけようとして…
響「あ、あれこれって…」
未来「え、え!?何これ!?」
すぐさま我に返った様で自分達の姿に戸惑う2人にミューチェは安堵の息を吐く。
女の子「おねえちゃんたちかっこいい!」
響「そうかな~」
未来「響のはカッコいいね」
ミューチェ「二人ともまずはどうするか分かっているわよね」
褒められて照れていた2人はミューチェのにそうだった!と気を取り直す。
そして変身した2人は始祖となった事で今の状態がどう戦えば良いのも分かった。
飛び出すと共に響は歌いながらいつも通りの戦いでノイズにパンチを叩き込むと楽に倒れていくのに良し!と実感が湧いた後に次のに向かう。
未来は女の子を守りながら手刀から音の斬撃を飛ばしながらノイズを切り裂いていく。
ミューチェ「(ん~なんか未来の戦い方違う感じがするのよね…)」
そんな未来の戦い方にミューチェは違和感を感じる。
ならばと自分が神獣鏡を出した時になんか知ってそうなANに念話をかける。
するとすぐさまANは念話に出る。
AN「(あ、なんですかミューチェさん)」
ミューチェ「(ちょっと急用。神獣鏡の戦い方今すぐ教えてくれないかしら)」
戦い方と言うのに、ANの様子が少し変わったのをミューチェは感じるがそれを考える前にANは分かりましたと答える。
AN「(えっとまず神獣鏡は特徴的な能力として三つ能力を持っています。まず一つは聖遺物分解能力、これは文字通り聖遺物を分解して消しちゃう能力なんですよ。ノイズにも効きますのでノイズ戦にも使えます。ちなみにアームドギア…つまり武器を出現させてやれば出し易いです。2つ目はダイレクトフィードバックシステム、これは簡単に言うならば情報を直接使う人物の脳に教えてすぐさま使える様にしちゃうと言う。最後の3つ目は飛行能力で他の聖遺物と違って文字通り空中戦を可能とするんですよ。だから空中を飛ぶノイズとも優位に戦えます。これだけですね)」
ミューチェ「(なるほど、分かったわ。ありがと)未来!アームドギアを出して!」
未来「え、え、アームドギア、ですか?」
詳細を聞いてミューチェはそう叫び、未来は戸惑いながら奏が持っていた槍を思い出しつつ出て来て!と願うとその手に機械的な巨大な扇子が握られる。
未来「これが私の武器…」
ミューチェ「それを使えば光線を放てて遠距離戦も出来るわ!」
言われた事になら!と未来は扇子を振るってノイズを吹き飛ばした後にトリガーを見つけてノイズへと先端を向けて押すと光線が放たれてノイズ達を薙ぎ払う。
未来「す、凄い…」
響「うわっ、かっこいいよ未来!」
予想していたのよりも凄い殲滅力に驚く未来に響がノイズを殴り貫いたり、蹴りで粉砕しながら褒める。
なら!と未来は再び光線を放ち、放たれた光線はそのままノイズを殲滅しつつ、曲がる様に別の方向のノイズを殲滅して行く。
それにミューチェは未来が音のバリアを応用して光線の向きを上手い具合に変化させたのだと理解する。
ミューチェ「(へー、やるじゃない未来)」
それを見てミューチェは改めて未来の応用力に脱帽する。
円形に変形させた音のバリアによって曲がる光線によりノイズ達が殲滅させられて行くのにこれなら…と思っていると…
ドシーン!
いきなりの振動に誰もが驚いて周りを見る。
すると巨大なノイズが出現しているのに気づく。
未来「えっ!?」
響「デカっ!?」
驚いた2人は巨大ノイズが腕を振り下ろそうとしてるのに気づいてすぐさま未来が女の子を抱えて飛び、響も飛び降りると巨大ノイズの腕はビルに直撃する。
着地した後に危なかった…と響はその様子を見て思う中で未来が隣に降り立つ。
響「どうしようかこれ」
未来「んー…」
巨大ノイズを見て顔を見合わせていると後ろからバイクの走行音が聞こえて振り返ると共に2人の横をバイクが通り過ぎ…
???「はっ!」
操縦者はバイクからジャンプし、操縦者を失ったバイクは巨大ノイズの足にぶつかり爆発する。
ミューチェ「あ、バイクが…」
???「~~~♪amenohabakiri♪~~~♪」
誰もが驚いていると聞き覚えのある歌が響き渡り、操縦者は3人とミューチェの前に着地する。
未来「あれって…」
響「翼さん!?」
翼「惚けるな。死ぬぞ」
驚く2人に翼は言うとノイズへと駆け出し、途中でコンサートで見た姿となる。
慌てて響も続く。
響「ま、待って!」
未来「響、私はこの子を避難させてくる」
了解!と言う響のを聞いてから未来は女の子を抱えると飛んでから自分の進む先にいるノイズをみつえて扇を展開し…
閃光
閃光状のビームを展開し、ノイズ達を殲滅して行く。
翼に追いついた響は翼と共に向かって来るノイズを蹴り飛ばしたり、音を纏わせた手刀で切り裂いたりしながら巨大ノイズへと接近する。
進みながら響は右手に音のエネルギーを収束する。
前に父が読んでいた漫画を借りて見た時に見つけた拳に破壊力と共に音の振動を乗せて、それにより相手の内部を破壊する技
こう言う相手にこそ相応しい技
響「はあっ!」
翼「てやぁぁ!」
左手で向かって来たのを切り裂いた後に残りを翼が空中から大量の剣を放って倒した所で響は飛び上がり…
我流・ビートパンチ
巨大ノイズの頭に右拳を叩きこむ。
それにより音の振動は伝わって行き、巨大ノイズは膨れ上がった後…
バァァァァァァァァン!!!
四散すると共に炭化する。
ミューチェ「うわーお、凄い技使ったわね」
翼「なんと言う…」
響「あはは;」
それにミューチェや翼は呆気に取られ、響は頭を掻く。
☆
しばらくして自衛隊が来て、事後処理が行われた。
それを見ていた響と未来は助けた女の子が無事母親と再会する所を見て笑い合う。
???「はい、暖かい物どうぞ」
そんな2人に女性が飲み物を差し出す。
響「あ、ありがとうございます」
未来「いただきます」
ミューチェ「……さて二人とも、これから覚悟した方が良いわよ」
受け取って飲んで一息を付く2人にミューチェがそう言う。
言われた事にえ?と思っていると2人の体は輝き…
パキン!
元の姿に戻る。
響「あれ?」
未来「変身が…解けた」
驚いた2人はよろけかけるが後ろから翼に支えられる。
響「あ、ありがとうございま……って翼さん!?」
未来「あ、途中からのありがとうございます!」
頭を下げて礼を言う未来とそれに気づいて同じ様にするに翼はえ、ええと少し戸惑う感じで返す。
その後に女の子とその母親に職員と思われる先ほど響達に飲み物を渡したのとは別の女性がタブレットを持って説明を開始してるのを見て、長引きそうだなと思った響は申し訳なさそうに翼に顔を向ける。
響「あのー、私達もこれで失礼……」
未来「あ」
ミューチェ「気づいたようね未来」
言おうとした響だが周りを見た未来とミューチェの言葉に同じ様に周りを見て…絶句する。
なんと、何時の間にか3人は黒服の集団に囲まれていた。
翼「貴女達をこのまま帰すわけにはいきません。特異災害対策起動部二課に同行してもらいます」
響「え、なんで!?」
ミューチェ「だから言ったでしょ、覚悟しなさいって」
翼の口から出て来た言葉に驚く響の後のミューチェのに未来は納得とどことなく諦めた顔で身に染みた。
ガシャン!
???「すみませんね。貴女達の身柄を拘束させていただきます。」
何時の間にか響と未来の両腕に大きな手錠が付けられて、2人の隣に男性が何時の間にか立ってて謝りながらそう言う。
響「え!?」
未来「いつの間に!?」
ミューチェ「 二人ともー、行った先で口滑らせないように気を付けなさい。もし滑ったら……終わるから」
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?と絶叫している間に2人は車に乗せられて連行されるのであった。
響「次回!『おいでませ特異災害対策機動部二課へ』だよ!」