霧雨魔理沙は夢をみる   作:セメダイン広住

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二話 頼み

 

 

萃香「よし!皆~、今日は呑むぞォ!」

 

一同「おーー!」

 

ガヤガヤ

 

 

 

魔理沙「...」グビッ

 

魔理沙「...はぁ」

 

小さな杯に入っている酒を一気に飲み干し私は一息ついた。

 

簡単に言うと、霊夢の葬式は特に何事もなく無事に終わった...と言っても葬式中 涙を見せなかった者は誰一人としていなかった。

 

心配だった私のお悔やみの言葉も案の定、途中から涙が溢れでて、他の奴らからしたら後半は何を言ってるのか全く分からなかっただろう。

途中でお経を読んでる白蓮も泣き出すしで改めて霊夢の凄さを実感した...

 

 

 

今は葬式は後の食事会に参加している

 

場所は博麗神社 周りの雰囲気からはいつもの宴会とあまり変わらない気もするが、やはり皆無理をして元気に振る舞っているのだろう。

萃香があんなリーダーシップをとるなんて今までに無いことだ。

 

 

 

一方、私はというと神社の裏で一人寂しく ちまちま酒を飲んでいた

 

 

魔理沙「...グビッ」

 

魔理沙「...」ボー

 

 

「皆と呑まなくていいのかしら?」

 

不意に後ろから声がかかる

 

 

魔理沙「...紫か、生憎今はあそこに交ざるような気分じゃないんでな 今は一人で飲みたいんだ」

 

紫「じゃあ、お隣いいかしら?」

 

魔理沙「...お前、話を聞いてたか?」

 

紫「じゃあ失礼するわね」ヨイショ

 

魔理沙「...勝手にしろ」

 

紫「...」

 

魔理沙「...」グビッ

 

紫「...魔理沙、何もあなたが気に病むことは無いわ あれは不幸な事故...誰も予想出来なかった 誰の責任でもないわ」

 

魔理沙「...わざわざそんな事を言いに来たのか?」

 

紫「気に障ったかしら?」

 

魔理沙「いちいちそんな事を言わなくても分かってる」グビッ

 

紫「...悪い事は言わないわ 早く気持ちを切り替える事ね」

 

魔理沙「霊夢の事を忘れろと?」

 

紫「はぁ...何でそうなるのよ このまま貴方が鬱病にでもなって自殺でもされたら大変だから言ってるのよ」

 

魔理沙「余計なお世話だ 自殺なんてあの世で霊夢にしばかれるわ」

 

紫「...そう なら良いのよ」

 

魔理沙「それだけか?ならもう一人に」

 

紫「次の巫女が中々見つからないのよ」

 

魔理沙「!?...」

 

紫「まさかこんなにも早く霊夢が死ぬなんて思ってもみなかったからね そんな急に次の巫女なんて言われてもすぐに見つからないのよ」

 

魔理沙「...だからどうしたんだ お得意の神隠しで適当に拐えばいいだろ 弾幕ごっこなんてちょっと修行すればすぐに覚えられるだろ」

 

紫「それが、そうともいかないから貴方に相談してるのよ」

 

魔理沙「どう言うことだ?」

 

紫「確かに修行すればある程度は戦える様になるわね けど今は博麗の巫女が死んだことが幻想郷中に広まって これを機に幻想郷を征服~なんて事を考えてるバカな妖怪達が少なからずいるわ」

 

魔理沙「...」

 

紫「そんな時に弾幕すら打てない少女を連れてきても妖怪の餌になって終わり...」

 

魔理沙「...まさかとは思うが次の巫女に最適の人物が見つかるまで私に博麗の巫女の代理をしろと?」

 

紫「そう!その通り!是非ともお願いしt」

魔理沙「断る」

 

紫「えぇ...貴方いつも霊夢を越える!とか言ってたじゃない」

 

魔理沙「...何か勘違いしているようだが私が越えたかったのは霊夢であり博麗の巫女じゃない まぁ、その霊夢も今は死んじまったがな」

 

 

紫「頼むわよ~ 一年...半年ぐらいでいいわ 何とかそれまでには次の巫女を探しとくから」

 

魔理沙「嫌だ」

 

紫「...どうしても」

 

魔理沙「駄目だ」

 

紫「...霊夢の次は嫌?」

 

魔理沙「!? どうゆう事だ!」クワッ

私は紫の胸ぐらを掴み怒鳴った

 

紫「...」ジロッ

 

魔理沙「っ!...人の過去を調べるのは勝手だがこれ以上人の心を抉る様な事を言うと私だって出るとこ出るぞ!」

 

 

紫「...」スッ

 

 

魔理沙「...?」

 

 

紫「...お酒美味しいわよ」

 

 

魔理沙「...もういい帰る これ以上お前と話しても頭が弱くなるだけだ」

そういい放つと私は箒に股がる

 

紫「まぁ 考えておいて頂戴な 明後日ぐらいに返事を聞きに来るわ」

 

魔理沙「...返事は変わらないからな」

 

 

そして私は賑やかな神社を後にし、一人薄暗い森へと向かって飛び立った

 

 

 

 

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