恐暴竜と共にハイスクール   作:夜叉音 鳳来

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第3話

【イビルジョー】との対話を終え意識が覚醒する。

5分程に感じたが現実では一秒も経ってないらしく化け物は拳を振り抜く……成程確かに力は渡されてる様だ。あの勢いで吹っ飛ばされて無傷とは

飢餓感が酷いが力が人間を超えてるのが分かる

それにあんなに醜い化け物でさえ食料に見えるのだ感性も人間からかけ離れてるのだろう

まあ、ゴチャゴチャ考えるのはめんどくさい。とりあえず

イ タ ダ キ マ ス

 

地面を強く蹴り間合いを詰め、人体の急所である水月……つまりみぞおちに向かい拳を振り抜く。

衝撃は受けた様だが普通の人間にやった時の様に呼吸困難に陥る事は無い。

次にバク転しながらの蹴り……いわゆるサマーソルトキックで金的を打つがこれも効いている素振りは無く、右フックを放たれたがスウェイで躱すがすぐさま体を回転させ左拳で裏拳を放ってくる。

またスウェイで避けようとしたが、少し間合いを詰めたらしく避けきれず吹き飛ばされる

 

『何をちまちまやってやがる。

喰らえば良いだろうが』

 

「生憎つい最近まで平凡な人間やってたもんでいきなり獣みたいに振舞えと言われても無理があるっての……」

 

『平凡な人間は少し力与えられただけであんな動き出来ないと思うがな……まあ良い、だったら少し貸せ』

 

その言葉と共に体の主導権が離れる事が分かる

 

「『嗚呼ァ……久しぶりの肉体だ……まあ、龍と人間の肉体で相当違うがな』」

 

次の瞬間姿が消える

否、消えたのでは無い。

先程龍牙がやったように地面を蹴り間合いを詰めただけだ。

ただ、そのスピードが段違いなだけであるがその差は歴然だ。

 

先程までは竜の力を持つ人間

今は人間の形をした竜

どちらの方が優れているかは一目瞭然だろう。

 

懐に入られた事に気付いた化け物は叩き潰そうとするが

 

「『___■■■ッ!!』」

 

音として認識出来ない程の咆哮

それにより化け物は一瞬体を止める

 

その一瞬が命取りだった

体を止めた一瞬飛び上がり頚椎を噛み砕かれ化け物は絶命した

 

「『それじゃいただきます、っと』」

 

そう言い今命を落とした化け物を齧りつこうとしたイビルジョーだったが突如紅い魔法陣が現れ動きを止める

 

「『……なんだ?』」

 

「はぐれ悪魔カルシアド!貴方を討伐しに来、た…わ?」

 

はぐれ悪魔?なんだそれ

それに確かあの紅髪は……リアル・ギャラリー……だっけ?なんでこんな所にいるんだ?

 

「あ、貴方何をしてるの?」

 

それにしても不味いな

こいつは駒王学園の生徒で一誠の彼女(?)だった筈。今の俺は駒王学園の制服を着けてるからすぐに素性は割れてしまう

────ここで消す(喰っとく)か?

 

「答えなさい!」

 

おっと、そろそろ返事してやらないと拙いか

 

「何って、単なる食事だが?」

 

「っ────そう、それはここがこの私リアス・グレモリーの管理してる街だと知って?」

 

「知らねえよ

お前は食事する時に一々レストランのオーナーが誰なのか調べるのかよ」

 

「────貴方は今まで何人の命を奪ってきたの?」

 

「逆に問うが────お前は今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?」

 

「やりなさい!私の可愛い下僕達!」

 

その命令と共に背後にある魔法陣から複数の人影が現れその一つが韋駄天の如く飛出して来た

 

剣士らしく、西洋の剣を振るうが人間と侮っているのか防御が疎かになっているので顔が空いた瞬間にそれなりに力を込め殴ったら吹っ飛んでいった。

そして別の奴らに顔を向け…る…と……

 

「龍牙……?」

変態(一誠)

 

「先……輩……?」

慕われてる後輩が何故かいた

【主人公sideout】

 

【小猫sideIN】

 

今日S級はぐれ悪魔カルシアドが駒王の街に潜んでるとの情報が大公から届き討伐に向かう事になった

カルシアドは強力な【戦車(ルーク)】で、特筆すべきはなによりもその耐久性

生半可な物理攻撃じゃ、効きもしないし本格的に防御態勢に入れば討伐は困難を極める

その点から不意打ちで倒すのが望ましいという事になり、まずリアス部長が先に出る事になったがなんだか様子がおかしい。

そして部長から呼ばれ【騎士(ナイト)】の木場先輩が一足先に飛び出す

そして遅れて魔法陣から出ると血の海の道路に沈むカルシアドらしき悪魔と吹き飛ばされる木場先輩そしてその二つを行ったであろう血塗れの駒王の制服を着けた───

普段気だるそうに半分閉じられた眼は開かれ赤く輝き、基本的に無表情な顔は獰猛な笑みを浮かべている────よく知っている、嗚呼、よく知っている。この場で彼を除けば1番知っている────故にそうであって欲しく無かった

彼は────言峰龍牙

「先……輩……?」

 

 

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