東方Projectかと思ったらFateでした   作:働きたくないでござる

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なんか、ピンときた
後悔はしていない



聖杯・・・戦争?

遥か昔、恐竜や竜が存在するより遥か昔に一つの都が存在した。

その都、穢れし物の怪より神々が人々を守護するために創りし壁あり。

都に一人の英雄あり。名を―――。

 

 

その者、人々を守護するために神々により祝福を賜り穢れし物の怪と戦いし者である。

 

時には、仲間と共に戦場を駆け抜け穢れし物の怪を倒し

 

時には、神々の言葉に対して逆らい

 

時には、弟子達と共に悪意ある者を裁き

 

時には、神々が使いし権能を使い

 

時には、全てを黒き剣で斬り

 

時には、人々に知恵を授けた

 

人々は彼のものを神々が創りし守護者と崇め、神々は世界が己たちを戒めるために創りし楔であると言った。

 

ある時、神々は人々に告げた。

 

この地には穢れが溜まりすぎている。

穢れの無き地へと赴こう。

 

人々が穢れ無き地へと行こうとする日、多くの穢れし物の怪たちが人々の行く手を阻むためにか集まった。その数、一万を超えるほどである。

 

神々は驚愕した。己たちが使用している力を穢れし物の怪達がなぜ使えるのだと。

人々は恐怖した。神々が使いし権能の如き力を穢れし物の怪達が使い始めたのだ。

 

そこで、彼のものが言った。

 

己が穢れし物の怪どもを相手にする。

だから、皆の者は先に行ってほしい。後で必ず追いつくと。

 

その言葉に神々は申し訳なさそうに人々は感謝をしながら去っていった。

友は泣き、弟子達は己達も残ると叫びながら神々達に連れて行かれた。

 

その後、彼のものは穢れ無き地に現れなかった。

穢れし物の怪に喰われたのか、それとも未だに穢れ無き地を目指して彷徨っているのかはわからない。

 

ただ一つ分かっていることは、彼の地には大きなクレーターができそのクレーターの中心に黒き剣が刺さっていることだけである。

 

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

ある薄暗い森の中で二人の女性が魔法陣のようなものの前に立っていた。

 

「人間の進歩はやはり侮れないわね」

 

一人の女性は金色に輝く長い髪に金色の瞳をもち全体的に色気を醸し出している体つきをしている。

紫色のドレスを着ており、暗闇の中で傘をさしているがどこか様になっている。

 

「人間は短き寿命ながらも、その短き命を輝かせております。

 それ故に、我々では思いもつかない物を作れるのでしょう」

 

もう一人の女性は肩まである金色の髪に金色の瞳であり、頭部には角のような二本の尖んがりがある帽子をかぶっている。

青と白の漢服のような中華服を着ており、腰のあたりから九本の尻尾が動いていた。

 

「だからこそ、私たちは人間を愛し共存しようとしたのよ。

 でも、これがわからない同胞(ひと)が多すぎて苦労してきたわ」

 

「元々、我々からしたら人間は餌でしかありません。

 ですが、人間の生活を間近で見て、体験した私たちだからこそ人間の素晴らしさに気付けるのだと思います」

 

「まあ、今はそんなこといいのよ」

 

そういって、傘をさした女性は魔法陣に視線を移す。

 

「これで、あの子が戻ってくるのならそれでいいのよ」

 

女性は左腕を上げながら呪文を唱える。

 

「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。

  降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

 

呪文を唱えると同時に魔法陣が光だし、それの共鳴するように女性の左手にある模様が光りだす。

 

閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)

  繰り返すつどに五度。

  ただ、満たされる刻を破却する」

 

森の木々が風で揺れる。

それと同時に女性は何かに期待するような顔をする。

魔法陣の輝きが増せば増すほど左手にある模様が輝き

己の体の中から何かが抜けていく感覚。

 

「―――――Anfang(セット)

 

その一つの呪文により風は強くなり、輝くも増すばかり。

 

「――――告げる。

  汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

  聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」

 

魔法陣に変化がおきた。

魔法陣の上に光が集まり何かを形成し始める。

 

「誓いを此処に。

 我は常世総ての善と成る者、

 我は常世総ての悪を敷く者。

 汝三大の言霊を纏う七天、

 抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

 

呪文を唱え終わると周りが全てが光によって包まれた。

 

「来るわよ!」

 

女性は両手を顔の前に持ってきながらも歓喜の声を上げた。

 

光が収まると一人の男が立っていた。

 

「・・・・・・。」

 

男は閉じていた瞳を開け周りを見渡し微かに声を発した。

 

「聖杯・・・戦争だと?」

 

 

 

 

 

 

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