東方Projectかと思ったらFateでした 作:働きたくないでござる
感想 4件
評価 ✩10が2つ
私自身びっくりしていますΣ(゚д゚lll)
皆さん、ありがとうございます
学校など色々とありますがこまめに投稿するように心がけていますので
これからもこの小説を皆さんが楽しめたらと思っています
迷いの竹林の中にある一つの屋敷―永遠亭。
この永遠亭の中に二人の女性がいた。
一人の女性は此度の戦争での駒を知るために。
一人の女性は過去を思いをはせ懺悔をするように。
◇◆◇◆
私が彼と初めて会ったのは森の中だったわ。
その時、私はある秘薬を作るための材料を探していたの。
そんな森の中にいたのよ。
一匹の妖怪と腰を抜かした彼が。
私は即座に妖怪に向けて矢を脳天に向けて突き刺したわ。
その時の彼はね、私を見て吃驚していたの。まるで有名人を見たように。
でも、私は疑問に思ったわ。
確かに、あの都市では私のことを知らないというほど有名よ。
だけど、彼の服装は都市にある物のどれにも当てはまらないのよ。
どのような服装?
そうね。今の外にいる人達と同じような服よ。
後から聞いたことなんだけど彼は、未来の時代から来たそうよ。
ええ、大体この時代じゃないかしら。
その後?
勿論保護したわよ。
流石に見知らぬ服装をしていたからといってはい、さよならといって見殺すなんて目覚めが悪いわ。
それから、都市に彼を案内したのだけれど
彼ったら、なんて言ったと思う?
「俺は軍に入る」
呆れたわ。
私から見て彼は都市にいる人間に比べても弱いわ。
だって、妖怪とはいえそこら辺にいる雑草妖怪程度に腰を抜かしていたのよ。
都市にいる人間なら雑草妖怪一匹なんて素手で倒せるわよ。
私は反対したんだけど彼は頑なに聞かなかったわ。
それに彼が見ているもの。
まるでここではない別のものを見ていたの。
そんなものを見たからか私は渋々だけど軍に彼を紹介したわ。
軍に応募参加じゃなくてなんで紹介したのかって?
あなた、よく都市の軍のこと知っているのね。
ああ、そうよね。あなたは見えているんだったわね。
紹介した理由?
それは勿論死なせないためよ。
軍に入るってことは、外にいる妖怪たちと戦うってことよ。
確かにそれだけが仕事ではないわ。
それでも、軍にいる以上多かれ少なかれ妖怪と命をかけて戦うことがあるのだから。
どうして、初めて会った彼にそこまでするのか?
まあ、本当に短いけれど情が湧いたのよ。まるで、弟が出来たような感じね。
だから、私は軍にいる友人に彼のことを頼んだのよ。
私の友人は軍の中でもかなりの腕と地位を持っていたから
あの人に任せておけば簡単に死んだりはしないと思ってね。
あら?あなたも知っているというよりは近しい人がいるじゃない。
ええ、姫様のお父上様よ。
ふふふ、意外かしら?
そんな彼が軍の連中に揉まれている中
半年ぐらいだったかしら。
三柱方に呼び出されたの。
さあ、私が彼らの話を知るわけないじゃない。
ただ、それから彼と三柱が一緒にいるのがよく見るようになったのわ。
私的には弟が取られた気分だったわよ。
でも、その時から彼は変わったのよ。
以前に比べて口調が丁寧になったり実力が周りに比べて上達してきたり。
確かにあれだけのことをしていたら強くなれるでしょうね。
気になる?
天照様が都市の外に落としたものを取りに行かせたり。
月読命様から神酒を無理矢理飲ませられたり
素戔嗚尊様との稽古という名のいじめだったわね、あれわ。
そんなことが三百年続いたわね。
その間に彼は成長・・・いえ、進化と言うべきね。
まあ、三柱方に付き合わされたからなのでしょうけれど
良くも悪くも彼は周りに比べて強く逞しくなったわ。
その過程で能力に目覚めたのだから。
どのような能力?
幻想郷風に言うなら『斬る程度の能力』かしら。
あれには私や三柱も驚いたものよ。
彼は概念すら斬ってみせたのだから。本人は無自覚なのでしょうけれど。
あとは、弟子ができたことかしら。
あなたも驚くわよ。なんと、その弟子っていうのがあの綿月姉妹なのだから。
そう、あなたが月に侵略した時に完膚なきまでに叩きのめされたあの綿月姉妹よ。
どんな、関係だったのかって?
依姫は彼のことを尊敬して憧れていたの。
私から見たらまるで恋する乙女のようだったわ。
あの子は武においては武神すら凌駕するほどの天才よ。
彼が彼女の才能に唖然としていたのは今思い出しても笑ってしまいそうね。
豊姫は彼のことを振り回していたわね。まるで、無邪気な子供のように。
それに彼女は知においての天才だったのよ。
私?確かに私も天才なんて呼ばれていたわ。
けれど彼女の才能は私との部類が違うの。
言うなれば私は知識の天才ね。彼女は戦略の天才。
だけど、彼とチェスや将棋みたいな戦略ゲームは彼が勝ち越していたわ。
彼は予備知識があるから勝てたなんて言っていたけど。
彼は二人のことを本当の妹のように可愛がっていたわ。
そんな二人だけど彼がいなくなってしまった後は何かに取り憑かれたように稽古を文字通り血反吐を吐くをほどしていたわ。
私が彼をどう思っているのかって?
さっきも言ったと思うけど弟のように思っていたわ。
確かに一緒の家に住んでいたけど異性としての感情はないわよ。
ちょっと、なんで笑うのよ。
オホン、話を戻すわよ。
次はそうね・・・姫様との関係かしら。
姫様があんな風になってしまったのは彼のせいよ。
彼は姫様に色々なお話をしていたの。
人類史初の人の王様のお話。
国を救うために王になった少女のお話。
世界で初めて世界を征服をしようとした王様のお話。
神様の啓示を聞いてある国を救おうと頑張った聖女のお話。
主の婚約者と恋仲に落ちて忠義をたてれなかった騎士のお話。
ある暗殺宗教のお話。
正義の味方のお話。
そして、今やっている外の世界の電子ゲーム機のお話。
彼は本当に未来から来たなんて私は幻想郷に来て初めて真実とわかったの。
人間の里で見た歴史書を見て彼が私たちに聞かせてくれた御伽噺とほとんど同じだったのよ。
まあ、電子ゲーム機のことを教えたのは恨みたくなるわ。
そんな生活が続きていたのだけれどそれでも終わりは来てしまうの。
そう、あなたも知ってるとおり月移住計画。
妖怪がなんたるかはあなたは知っているわね?
なら、その話は省くわ。
月移住計画。穢れの無い月に都市にいる人々を移住する計画。
妖怪たちは計画の邪魔をしてきたわ。
彼はそんな妖怪たちを退けるために戦場に出たわ。
これは私も後から綿月姉妹や素戔嗚尊様や部隊の人々から聞いた話なんだけれど
彼は部隊の人間や綿月姉妹を守るために一人残り戦い続けたらしいわ。
戦い続けて彼は地上に一人残ったわ。
そんな彼に月にいる老害どもは都市にある技術が妖怪や後世の神々や人々に利用されかねないなんて理由で核なんてものより恐ろしいものを落としたの。
私はあんな恐ろしいものがあるなんて知らなかったわ。
老害たちが三柱や私以外の技術者に作らせた世界を滅ぼすほどのもの。
都市の人々を守るために残った彼にこんな仕打ちなんて!
私はその話を聞いてすぐに老害たちを殺したわ!
だって、こんな結末なんてあまりにも私たちや綿月姉妹それに月の人々のために戦った彼が報われないじゃない!
ごめんなさい。少し取り乱したわ。
これが彼の・・・月の英雄の話よ。
あなたが何をするなんて興味はないわ。
だけど、約束は忘れてないでしょうね?
異変を起こす対価としてこの時代にいるかもしれない過去に行く前の彼の保護。
それならばいいわ。
◇◆◇◆
一人の女性が去った永遠亭。
その場に残った女性は小さいだけど確かに目にある光を失いながら言った。
「待っていて。あなたをすぐにみつけてみせるから」
今回は永琳から見た彼の英雄譚です。
評価を付けてくださいった
むぎちょこ様 yuma2017様
ありがとうございます!
私の小説でなにかおかしなところがありましたら遠慮なく指摘していただけると嬉しいです。
ただし私のメンタルはガラスより弱いです(ボソ