東方Projectかと思ったらFateでした 作:働きたくないでござる
壁│ω・*)d<誰もいな。オーバー
了解。物を設置しろ。オーバー>(*・ω│壁
壁|ω・*)<了解。
|ω・*)/⌒ 第六話 始まりと最古の英雄
「我を差し置いて王を名乗る不埒ものが一夜に二人もわくとはな。」
倉庫街の街灯の上に一人の男が現れた。
その男、金の鎧を纏、鎧と同じ金色の髪にを逆立て全てを見通し見下すような真紅の瞳を持ち全てを圧倒するかのような覇気を持つ男。
倉庫街にいる全ての視線がその男に向けられる。
「貴様はアサシンを倒した男か。」
ライダーは現れて金色の男に体を向けた。
しかし、警戒は解かない。それはその場にいる全てのものが同じだった。
「不埒ものと難癖を付けられたところでな。
実際に余は世界に知れ渡る征服王にほかならんからな。」
「たわけ、真の英雄の王たるものは天上天下において我以外存在せぬ。
他は所詮有象無象の雑種に過ぎぬ。」
「それならば名を名乗ったらどうだ。
貴様も王を名乗るのならまさか名を名乗れんことはなかろう。」
「問いを投げるか雑種如きが。」
ライダーの言葉を受けた金色の男から覇気が大きくなる。
「この王たる我を拝謁の栄に浴してなお我が面貌を知らぬと言うならば
そんな醜行は許す価値すらないぞ、雑種!」
金色の男の背後から金の波紋が複数現れそこから数多の武器が顔をのぞかせる。
倉庫街では今にも戦闘が始まる雰囲気の中一人の男が声を発した。
「英雄の王であり、人類最古の英雄。王の宝物庫には人類全ての財の原点が存在しその蔵を開ける鍵は彼の王にしか扱えない。」
その男の声はライダーたちの真上から聞こえる。
「それだけの宝具とその身から溢れ出す覇気。
こんな方は後にも先にも一人しか存在しない。」
男はゆっくりと地上へと降りてくる。
「英雄王ギルガメッシュ。」
男の近くから女の声も聞こえる。
倉庫街にいる者全てに視線が金色の男――ギルガメッシュから空中にいる二人へと向けられる。
それは、ギルガメッシュでさえも。
「空を・・・飛んでる・・・!?」
「ああ、それも魔術や宝具でなく・・・な。」
ウェイバーは二人を見て絶句しており、ライダーは興味深そうに見ていた。
ウェイバーだけでなく他のマスター達も例外なく絶句していた。
補足すると飛行魔術は存在する。しかし、飛行魔術は小さな物なら簡単にいくが重さに比例して魔力消費が増えるのである。なので、人間並の質量を浮遊させることは幾つかの例外があるが難しいものだ。
しかしそれならばマスターたちは驚かないだろう。
では、なぜ絶句しているかというとライダーが言っているとおり魔術や宝具を使っていないからだ。
二人には魔術を行使したあとはなく宝具のような大きい神秘が感じられないからだ。
「お初にお目にかかります、英雄王ギルガメッシュ様。そして、征服王イスカンダル様。
彼の神の血を引くお二人にお会いできて光栄です。」
男―ルーラーは空中でお辞儀をして笑顔を浮かべる。
「・・・。」
それを女―紫は目を向けるがすぐに視線をギルガメッシュへと戻す。
「クラスはあかせませんが現界した一人のサーヴァントです。」
「ほう。それで名も無き雑種がこの我の前に一体何故現れた。『最初の』よ。」
「っ!?」
ギルガメッシュが口にした『最初の』。その言葉に紫は驚き体を震わせた。
「・・・。ご存知でしたか。
いえ、イスカンダル様のお声に対して姿を現したわけです。此度の聖杯戦争に参加する一人の『英雄』として。それがまさかイスカンダル様だけでなく貴方様もが参加している・・・っ!!」
ルーラーが話している途中一つの剣が飛んでくる。
それを腰につけていた刀で弾きギルガメッシュへと目を向ける。
「何かご不満でもございましたか?」
ルーラーに対してギルガメッシュは不機嫌そうにしている。
「まずはその不愉快な物言いをやめよ。
この我をあれらと同列に扱うなどと不愉快の何ものでもないわ。」
ルーラーは生前神々と一緒の時間を過ごしてきた英雄である。
それゆえに神の血を引く人に対しては口調が変わる。
ギルガメッシュは神を嫌っており神と同じに扱われることを嫌う。
「・・・我は『最初の』といったが貴様は本当に『最初の』か?」
「それはどいう意味・・・っ!」
「王の質問を質問で返すとは余程身の程を知らぬとみえる。」
先ほどと同じようにギルガメッシュが剣をルーラーへと飛ばしルーラーはそれを弾く。
「さ、さっきからギルガメッシュが言っている『最初の』ってなんだよライダー。」
ルーラーとギルガメッシュのやり取りを見ていたウェイバーはギルガメッシュが口にする『最初の』という言葉の意味を知ろうと、ライダーへと質問する。
ギルガメッシュがルーラーを呼ぶときの『最初の』というワード。
この意味が分かればルーラーの正体が分かり聖杯戦争を少しでも有利に進めれるはずと考えて。
自営は自身のサーヴァント自ら真名を叫んでしまったわけだが。
「うーん。わからぬ!」
「そんなに威張っていうことじゃないだろ!」
ライダーは大声で笑顔で答えるがウェイバーにしたら情報の一つでも手にしたかっただろう。
「そうは言ってもな奴は彼の英雄王ギルガメッシュであろう?
ならば奴には我々とは違うものが見えているということだ」
「ギルガメッシュ。奴は全てを見通す瞳を持っていると聞いたことがあるがその瞳であの男がなんなのかを見通したということか。」
ライダーの言葉にランサーも理解が言ったとばかりにルーラーを見る。
「いいだろう。王たるこの我直々に一から無知なる貴様に教えてやろう。感謝するがいいぞ。」
ギルガメッシュは金の波紋から大きな椅子を取り出しそれに座る。
その椅子は地面に落ちることなく空中にとどまり続けている。
「英霊とは過去に存在した英雄の一側面を現し世に召喚する。
それが、この聖杯戦争においての英霊召喚だ。
そして、英霊とは古ければ古いほど神秘が強く出るものだ。しかし、貴様はなんだ。まるで雑種にすら劣るほどの神秘。期待外れもいいところだ。」
「そう言われても俺はあなたが言う『最初の』で間違っていないだが。」
「なるほど、自覚がないのか貴様は。」
ギルガメッシュは椅子に座りながらこちらを見下す。
「英霊とは必ず過去に存在した英雄だけではない。
人間たちが作った妄想でもそれが広がれば英霊となれるものよ。」
「つまり俺は『最初の』英雄の殻を被った無名。
そういうことか?」
英霊。それは過去の英雄の虚ろである。
しかし、それは必ずしも存在していたものではない。
文献だけが一人歩きして作られた架空の英雄も存在する。
英霊として架空の英雄を召喚した場合その架空の英霊の殻を被るのに最も相応しい者が人類史から呼び出されることがある。
「ほう。案外無知かと覚えばそれなりの事は理解できているではないか。」
ギルガメッシュは椅子から立ち上がり片腕を上げた。
「さて、くだらん茶番はここまでよ。
仮に貴様如きが正真正銘『最初の』だというのならばこの我を興じさせてみよ。」
その言葉が終わると同時に背後から金の波紋が現れ数多の宝具が顔をのぞかせる。
「やれやれ。本物か偽物かなんて本人にしかわからないことだっての。」
ルーラーは刀を構える。
「紫、下がっていろ。」
紫はルーラーの言葉に従ってスキマの中へと入っていく。
「ふん!分不相応なものを持っている獣がいるではないか。
しかも、それを守るのが貴様とは笑わせてくれる!」
ギルガメッシュが腕を下ろそうとする。
それに伴い波紋から顔をのぞかせている宝具たちが放たれる
「Arthurrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr!!」
ことはなく、黒い物体がギルガメッシュへと向けて空から降ってきた。
「今度は一体なんなんだよー!」
ウェイバーはギルガメッシュへと降ってきた黒い物体が起こした振動で頭を抱えている。
「そういえば、征服王よ。あの男とあれには誘いをかけないのか?」
ランサーは落ちてきた黒い物体を見ながらもライダーへと笑いながら声をかける。
「うーん。誘いをかけようにもあれには交渉の余地はなさそうだしなー。
それにあの男。彼奴の目を見たか?あれを見ればすぐにでもわかったわ。主たちとおんなじ目をしていたからな。」
「狂犬風情がこの我に牙を向けるとは何事か!」
黒い物体によって待っていた砂埃が晴れるとそこには金の波紋から盾をだし黒い物体からの攻撃を防いだギルガメッシュが立っていた。
「Guuuuuu・・・。」
「あれはバーサーカーか。それにあれは・・・。」
ルーラーは黒い物体―バーサーカーの手に持っているものを見る。
「あれはランクはかなり低いでしょうけど宝具とかしているわね。」
そんなルーラーの後ろの空間から紫が顔をだす。
「そこら辺にある電柱を宝具にするとわな。」
バーサーカーが手に持っているものそれは現代ではどこにでもあるような電柱。その電柱はバーサーカーのてから伸びている真紅の血管のような模様が広がっており電柱自体も黒く染まり靄がかかっている。
「それにバーサーカーのステータスが読めない。あの黒い靄が原因ね。」
「何かしらの呪いか宝具で自身の出生をうまく隠しているということだろう。」
「・・・これじゃあ、真名まではたどり着けないわね。」
紫は手を顎に当てて今ある情報だけで真名を導き出そうとするが首を横に振って諦める。
「しかし、どうして今になってこの場に出てきたんだ。」
「バーサーカーのマスターは・・・間桐雁夜だったわね。
もうしかしたら、間桐の当主に洗脳でも受けたせいで状況判断ができなくなった可能性があるわ。」
「洗脳して状況判断ができなくなるぐらいなら当主自らマスターをした方がいいんじゃないか。」
「それはわからないわ。それにあくまでも可能性の一つよ。もうしかしたら洗脳なんてしていなくて間桐雁夜が考えなしなだけかもしれないわ。」
ルーラーと紫はバーサーカーのマスターについて話し合っているとギルガメッシュとバーサーカーの動きが再開する。
「牙を向けるだけではなくこの我の宝物にその汚らしい手で触れるか狂犬めが!」
「GYAAAAAAAAAA!!」
ギルガメッシュが波紋から出した盾をバーサーカーは掴むと電柱と同じく真紅の血管の模様が浮かび上がる。
「まさか他人の宝具まで己のものとするとわな。」
それを見ていたルーラーが目を細める。
ルーラーだけでなく他のサーヴァントも自身の武具を握る力がます。
「図に乗るなよ!犬!」
自身の宝具が侵食されるのをギルガメッシュはバーサーカーの頭上から波紋を開いて宝具を発射する。
それをバーサーカーは盾から手を離し後ろへと飛ぶが
「この我の宝物を盗もうとしたことを死んで詫びよ!」
ギルガメッシュは続けてバーサーカーへと放つ。
「嘘でしょっ。」
「バーサーカーにしてはうまいな。」
紫は驚き、ルーラーは賞賛する。
「え?」
「なんだ、わからんかったのか?」
ライダーやランサー、セイバーも驚いておりウェイバーは何が起きたのかわからな方ようだ。
「バーサーカーは狂化され理性を失うことによってステータスをあげるクラスよ。
それがまさかあのバーサーカーは先に飛んできた剣を掴んで第二波の槍を撃ち落としたのよ。」
「お前は!」
紫とルーラーはライダー達のもとへと降り紫はウェイバーへと説明をした。
ウェイバーは警戒して顔を強ばらせる。
「しかも、続く第三次第四波を剣で逸らした。」
「バーサーカーとは思えない技量だな。」
ライダーとランサーは紫を一瞥だけしてギルガメッシュとバーサーカーへと視線を戻す。
紫への警戒を解かないが今はギルガメッシュとバーサーカーの方が重要と判断したからだ。
「貴様如きの諫言でこの我に退けと!?大きく出たな、時臣!!」
ギルガメッシュはルーラーを一瞥すると波紋を全て消して背を向けた。
「雑種ども!次には有象無象を間引いけおけ、この我と見えるのは真の英雄のいい。
それと、『最初の』よ。この我に貴様の価値を示してみせよ。」
そう言うと、ギルガメッシュは霊体化して消えていった。
「情報通り、遠坂の当主は彼ほど豪胆じゃないわね。」
紫は呟くとバーサーカーへと目をむけた。
「Artuhrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr!」
バーサーカーは叫びながらもどこかへと消えていく。
「バーサーカー陣営は令呪を使ってバーサーカーを引かせたみたいだな。」
ルーラーと紫はお互いに目を合わせてライダー達へと背を向けて進み出す。
「バーサーカー陣営とアーチャー陣営。そして、今回現れなかったキャスター陣営。この三つの情報をもう少し集めておく必要があるわね。ルーラーあなたの意見は?」
「その方がいいだろう。アーチャー陣営はサーヴァントが強力すぎる。残りの二つの陣営は正直今後があまり読める状況ではないからな。」
二人はスキマを開いて情報を集めるために帰ろうとする。
『おや。どこに行くつもりかなお二方。」
そこにケイネスの声が響く。
今回はここまでです。
なんか、最後の方は自分でもごちゃごちゃしている感じがしますが
私の文才ではこれ以上できそうな気がしない(・ω・`)
あと、ギルガメッシュの口調難しすぎてこれでいいだろうか・・・
今回遅れて理由はずっとこの話を書いたり消したりしていたら時間がすぐ過ぎてしまっていた_| ̄|○
まあ、未だに待っている人がいるかは分からないが