第6艦隊 〜チート艦隊のイレギュラーの物語〜 【投稿休止中】   作:ティルピッツ

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白露からの救援要請を受けた、はつせ以下第十三艦隊はニューヨーク級戦艦を含む10隻の所属不明艦隊との戦闘に踏み切る。


第7話 戦闘Ⅱ

『全艦、対水上戦闘用意よし!各科、人員配置完了。"ヴォルク1"の収容も完了しました。』

『報告、ありがとう。』

 

 

CICから艦橋に上がった はつせ は副長からの報告にそう言うと、次の指示を出した。

 

 

 

『通信士、敵艦隊に向けて再度警告。』

『了解!』

『副長、各艦に伝達。指示があるまで全火器の使用を禁じる。』

『は、各艦に伝達します。』

 

 

 

各艦にその命令が伝達される間にも はつせ から敵艦隊に向かって警告が続けて発信されていた。

すると、敵の旗艦と思われる艦から通信が入った。

 

 

 

 

『敵艦より入電。『我の行動を妨害するならば、全力をもって貴艦隊を排除する。この場から立ち去れ。』

『重ねて、警告を。』

 

 

するとCICから新たな報告が

 

 

 

『艦橋CIC。敵艦隊陣形に変化あり!フレッチャー級2隻、突出してきます!ニューヨーク級とポートランド級は位置変わらず!』

『艦長、了解。引き続き、敵艦隊の動きに注意せよ。』

『了解!』

 

 

 

と、その時だった。轟音と共に艦が大きく揺れた。

 

 

 

『っ!状況報告!』

『至近に着弾!敵からの砲撃を受けたと思われます!』

 

 

 

どうやら今の衝撃は敵戦艦からの砲撃を受け、近くに砲弾が着弾した為らしい。すると、僚艦の1隻から通信が入った。

 

 

 

 

『こちら、"あさぎり" 本艦至近に着弾!』

『こちら、はつせ。 被害は?』

『艦に損傷認められず!ただし、乗員数名が負傷!』

『はつせ、了解。負傷した乗員の手当に当たれ。』

 

 

 

敵の砲弾は至近弾となって、護衛艦"あさぎり"の至近距離に落ちていた。幸い、艦に被害は無いものの、乗員数名が負傷したらしい

 

 

 

『艦長、このままだと全艦に被害が出ます。決断を!』

『、、、、、、、、警告に応じない以上、敵と判断するしかない。副長。』

『は、艦長。』

『僚艦に打電!接近中の艦隊を敵と見なし、応戦を許可する!』

『は!通信士!僚艦に打電せよ!』

『了解!』

 

 

副長が指示を出す間、はつせ は CICに指示を出した。

 

 

 

『CIC艦橋、TAO、オーニクス発射用意。発射弾数4発。目標、敵戦艦。各艦に2発ずつ。』

『了解。』

 

 

 

 

 

『敵戦艦との距離17マイル!』

『敵艦、速力変わらず。距離を詰めてきます!』

『対水上戦闘~、CIC指示の目標!敵戦艦、2艦。攻撃始め、オーニクス4発攻撃始め!!』

今回の対水上戦は砲雷長が戦術を担当する。砲雷長は目標を指示し、VLS員に逓伝する。

『オーニクス、諸元入力よし。』

『艦長、TAO。オーニクス4発、発射用意よし!』

 

 

 

 

 

 

『了解。オーニクス、発射始め!』

『了解!!オーニクス用~意…』

『用意良し!!』

『…打てーー!!!!』

 

 

 

その直後、艦の前甲板のVLS から煙と轟音と共に4発のオーニクス が発射された。発射されたオーニクスは垂直に飛翔し、スラスターで姿勢制御が行われ、敵戦艦に向かって飛翔する。オーニクスは基本、3機一組の編隊で敵艦船に向かっていくが、今回は相手が戦艦のため、一つの目標に2機のミサイルを命中させる必要があった。そのため1機は、レーダーを起動し誘導担当のリーダー機として高空へ、残りの3機は中空を飛んでいた。

 

 

P-800 オーニクス はオラーシャがそれまで使用していた P-700 "グラニート" 超長距離ミサイルの後継として開発した新型の超音速対艦ミサイルは 大型だった"グラニート"よりも小型されており、"グラニート"が重量6.980kg、全長10mだったのに対して、"オーニクス"は重量3,900kg、全長8.9mと小型されている。

はつせ型は当初"グラニート"を搭載する予定だったのだが、大き過ぎて搭載出来ないことが判明。代わりに"オーニクス"が搭載されたのだ。

 

 

 

発射された4発の"オーニクス"はリーダー機の誘導の元、敵戦艦に向けて順調に飛行していた。その動きをCICの電測員妖精が見守る。

 

 

 

 

 

『オーニクス、着弾まで、、、、、あと30秒。』

『オーニクス、アクティブ・レーダー・シーカー 誘導に入りました。』

 

 

オーニクスは終末時のアクティブ・レーダー・シーカー誘導に入り、全機がシースキミング飛行に移る。間も無くそれぞれの目標に着弾する。

 

 

 

『命中まで5秒、、、4秒、、、3秒、、、、、スタンバイ。』

 

 

 

沈黙が艦を支配する。1時間にも感じられた沈黙の時間を破ったのはレーダー担当の電測員妖精とVLS 員妖精の声だった。

 

 

 

『マーク・インターセプト!』

『敵戦艦の反応、、、、、消失!撃沈です!敵戦艦を撃沈しました!』

 

 

それを聞いた瞬間、艦内は歓声が飛び交った。

 

 

 

はつせから発射された4発の"オーニクス " は外れることなく、ニューヨーク級2隻に2発ずつ命中した。命中した"オーニクス"はニューヨーク級の2番砲塔と艦橋に吸い込まれるように着弾。2番砲塔の装甲を突き破ったミサイルは弾薬庫で爆発。弾薬庫から砲塔へ、次々と誘爆し、艦橋は突入時の衝撃で横殴りに吹き飛ぶ。ニューヨーク級は2隻とも呆気なく爆沈してしまった。




本当は"グラニート"を出そうかと思いましたが、本文中でも書きました通り、大き過ぎて、はつせ型には積めないので、やや小型の"オーニクス"に変更しました。
もちろん、"オーニクス"以外にもミサイルは搭載してるので、それらも出していきます。
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