第6艦隊 〜チート艦隊のイレギュラーの物語〜 【投稿休止中】 作:ティルピッツ
戦闘を終え、艦隊陣形を2列縦隊に変更した艦隊は救援要請を出した白露以下5隻の駆逐艦に接近していた。
艦長である、はつせ はヘルメットとライフベストを脱ぎ、いつも通りの格好で艦橋の艦長席に座っていた。
すると、見張り員の1人が5隻の艦影を見つけた。
『艦長、前方に艦影。5隻、駆逐艦クラスです。』
『先頭の駆逐艦から発光信号。『我駆逐艦白露。救援に感謝する。貴艦隊への接近を許可されたし。』
『発光信号で返信。『了解。接近を許可する。』と。』
『は。』
発光信号で返答すると、先頭の駆逐艦が増速。後続の4隻もそれに続く。 だが、5隻の駆逐艦からは薄っすらと黒煙が上がっていた。
増速した5隻は艦隊の左を通り過ぎる進路を取った。
『なぜ、艦隊の左側を通過する進路を、、、、、』
『左側からこちらの後ろに回るつもりなんだ。』
航海長の言った通り、5隻の駆逐艦はこちらの左側を通り過ぎ、そのまま艦隊の後方に回った。すると、先頭の駆逐艦が2列縦隊の真ん中を進み、はつせ の横に並んだ。
『よくも、まぁ、あの狭い隙間を通ったな。』
『駆逐艦より発光信号。『貴艦への接舷許可を願う。』
航海長が動きについて感想を述べていると、駆逐艦からこちらに接舷したいとの要請が
『艦隊、速度落とせ。両舷微速。』
『了解、両舷微速。速度おとせ』
『返信、『接舷を許可する。』
『は。』
『甲板要員、舷梯の用意を。』
『は!』
要請を聞いた はつせ は艦隊の速度を落とさせた。艦隊が速度を落とすと、その駆逐艦はゆっくりと はつせ に接舷してきた。
はつせ は接舷した駆逐艦を見た。舷側には し ら つ ゆ と白で大きく書かれていた。
程なく、白露とはつせの間に舷梯形が掛けられ、2人の人物が登ってきた。2人は、甲板で待機していた はつせ に姿勢を正し、敬礼した。はつせ も2人に返礼する。
すると、2人の内の1人が先に口を開いた。
『救援に感謝します。本当に助かりました。ありがとうございます。』
『いえ、当然の事をしたまでですよ。』
『申し遅れました。私は駆逐艦白露 の副長です。よろしくお願いします。そしてこちらが、、、、、』
白露の副長が隣の少女の方に目線を向ける。
少女は黒を基調とし、所々に赤いパーツをちりばめた半袖のセーラー服に、赤い茶髪に黄色いカチューシャを付けていた。
『初めまして。駆逐艦白露艦長の 白露 です。よろしくね。』
その少女 白露 は微笑みながら、そう言った。
『ミサイル巡洋艦 はつせ 艦長のはつせです。こちらこそよろしく。』
『よろしくおねがいします。はつせさん。白露って呼んでね。』
はつせ はそう言いながら、彼女の姿を見た。黒のセーラー服は所々が焼けた後があり、腕や足には擦り傷や出血した跡が残っていた。
『その怪我は?』
『あ、この怪我ですか。いやぁ、敵に追いかけ回された時にこけちゃったり、頭を打ち付けちゃったりしちゃって、、、、、』
『艦長、嘘はいかんですよ。と言うか、こけただけでそんな怪我にならないでしょう。』
『それ言っちゃダメだよ副長!』
『その怪我をそのままにしておくはダメ。付いてきて。医務室で診てもらおう。。』
『え、でも私大丈夫ですけど、、、、、、』
『とても大丈夫そうには見えないけど?』
『うっ、、、、、』
『心配しないで。この艦の医者は優秀だから。大丈夫だから、ね?』
『え、あ、はい。』
『艦長、私は艦に戻っておきますので。後ほど。』
『えっ?あ、いや、副長?』
『いいから、付いてきなって。あ、甲板長、白露の副長さんが戻ったら舷梯を収納しておいて。』
『了解です。』
『さっ、行こう。』
白露は、はつせに手を引かれて、艦内に入って行った。白露副長ははつせの副長と何やら話し込んでいた。
時刻は0700。
月明かりが13隻を海面に照らしだしていた。
新たな登場人物として白露を出しました。艦娘としては3人目です。これからも艦娘意外にも登場人物は増やして行くつもりです。