第6艦隊 〜チート艦隊のイレギュラーの物語〜 【投稿休止中】   作:ティルピッツ

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"あかし"の作業のため、行動を停止した護衛艦隊。旗艦はつせ は僚艦しらね、せとぎり と共に警戒に当たっていた。そんな中、彼女たちに向かって海中の刺客から魚雷が放たれた。


第12話 対潜水艦戦闘

『魚雷音探知!Bearing 0-8-0(迎え角80度)、本艦に向かって高速接近!』

 

 

艦長室にいた はつせ と白露は、ソナー室からの報告に耳を傾けていたが、はつせ は、直ぐさま壁に掛けかけてあったマイクを手に取り、ソナー室にいる水測員に連絡を取る。

 

 

 

『こちら艦長。ソーナー、詳細知らせ。』

『こちらソーナー。80度方向より雷速40ノットで本艦に向けて高速接近!距離3200!!』

『了解、探知を続けて』

『ソーナー、了解!』

『副長、最大戦速。全力即時退避。他艦は位置そのまま、対潜戦闘用意!急げ!』

『副長、了解!』

 

 

 

そこまで言うと、マイクを元あった場所に戻す。

はつせ 机の上に置いてあったヘルメットを手に取り、頭に被る。

 

 

 

『悪いけど、続きは後で。今は対潜戦闘に備えないと。一緒に艦橋に来て。』

『分かりました。』

『予備で悪いけどこれを。』

 

 

そう言うとはつせは 自分用の予備のヘルメットとライフベストを差し出した。白露はそれを受け取り、身につける。

それを確認すると、はつせ は白露と共に艦橋に向かった。

 

 

 

 

 

『対潜戦闘よーい!』

 

 

副長の号令と共に艦内に戦闘配置を知らせるアラームが鳴り響く。CICで指揮をとっている砲雷長は、対潜戦闘区画の妖精に指示を出す。

 

 

 

 

『ソーナー、TAO!絶対に敵艦をロストするな!』

『了解!』

『ソーナー、何故この距離まで探知出来なかった!』

『突然現れました!敵潜はエンジンを止めて、攻撃のタイミングを伺っていた模様です!』

『馬鹿者!そうだとしても探知してから報告するのが遅過ぎる!リムパックの時よりも腕が落ちてるぞ!』

『申し訳ありません!』

『距離は!』

『距離2000!』

 

 

 

 

同じ頃、艦橋では 白露とはつせが既にその場に着いていた。艦長席に座るはつせは忙しなく指示を出していた。

 

 

 

 

 

『各フロアの隔壁のチェック!応急班は即応体制!』

『こちら機関室!機関に異状なし!いつでも全開で回せます!』

 

 

 

機関室の機関長からの報告を聞いた はつせ は、艦長席から航海長妖精に大声で指示を飛ばした。

 

 

 

『軸ブレーキ脱、最大戦速!!』

『最大戦速!』

 

 

 

 

航海士妖精が復唱し、コンソールのレバーを前に倒すと、"はつせ"はガスタービンを唸らせながら航行速度を上げた。

 

 

 

『躱せ!!』

『総員、衝撃に備え!!』

 

 

"はつせ"がそう叫び、その場にいた全員が対ショック姿勢をとった。だが、魚雷は"はつせ"後部を通過していった。

 

 

 

 

 

『か、躱した!』

『ソーナー、敵潜はまだ捉えてるな?』

『こちらソーナー、バッチリ捉えています。』

『TAO、攻撃始め。目標に対し短魚雷攻撃行え。』

『了解、実施します!』

『しらね、せとぎりに伝達。『我敵潜を攻撃す。しらね、せとぎりはあかし、信濃の護衛にあたれ。』

『了解。』

『逃しはしないわよ、"白狼"は一度捉えたら離さない。』

 

 

 

 

 

艦長席に座る"はつせ"はそう呟いた。それを聞いたのは隣にいた白露と副長だけだった。




今回は対潜水艦戦闘です。元ネタは分かる方もいらっしゃると思います。次回も引き続き対潜戦闘です。
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