第6艦隊 〜チート艦隊のイレギュラーの物語〜 【投稿休止中】   作:ティルピッツ

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連合艦隊司令長官 山本五十六大将 より 会談の提案を受けたはつせ。彼女は白露ら5人と共に会談に臨むことを決断した。会談が行われるのは連合艦隊旗艦"大和" 。だが、"大和"は連合艦隊の中央におり、敵地に来いと言っている様なものだった。
だが、はつせ は単身で大和に乗り込む事を決断。そして、ヘリではない あるものに乗ろうとしていた。


第18話 会談

ミサイル巡洋艦 "はつせ" 前部デッキ

 

 

『ヘリじゃなくて良かったのですか?艦長。』

『いいんだよ、これで行くから。』

 

 

心配する副長に対し、はつせ は心配ないと答える。

 

 

『艦長!拘束機解除完了しました!』

『ありがとう!』

 

 

 

 

甲板妖精から報告を受けたはつせ は礼を言うと、副長に向かって叫んだ。

 

 

『それじゃあ言ってくる!副長!後はお願い!』

『了解です!』

 

 

 

 

 

 

『それじゃ行くよ。しっかりつかまっててね。』

『は、はい。お願いします。』

 

 

 

後ろに座る白露に言うと、はつせ はハンドルを握り、エンジンを始動させた。

はつせと白露が乗っているのは中型艦載水上オートバイ"スキッパー"という物だ。これは護衛艦を含む多くの艦艇に搭載されており、"はつせ"には4艇搭載されている。

スキッパーは2人乗り(無理をすれば4人乗れるが、危険なので通常は2人乗り)なので、はつせと白露が乗っている。

 

 

 

『結構速いんですね!この内火艇!』

 

 

後ろに座る白露がそう言ってきた。

 

 

 

『最大で40ノット出るよ、滅多に出さないけどね。』

『40ノット?!島風ちゃん並みですね!』

『さて、少し急ぐよ。しっかりつかまって!』

『きゃっ!』

 

 

 

 

2人の乗るスキッパーは速度を上げた。

 

その様子は 連合艦隊旗艦 戦艦"大和"からも見えていた。

 

 

 

 

 

日本海軍 連合艦隊旗艦 大和型戦艦1番艦"大和" 艦橋 展望デッキ

 

 

 

『本艦に向かってくる小型艇らしき物を確認!』

『速いです!40ノット近くは出ています!』

『例の会談相手がこちらに向かって来ているようですね。』

 

 

双眼鏡を手に持った少女 戦艦"大和"艦長 艦娘大和はそう呟いた。

 

 

 

『その様だな。』

 

 

隣で双眼鏡を覗いていた山本はそう言った。

 

 

 

『副長、舷梯の準備を。』

『はい、艦長。』

『しかし、内火艇でこちらに向かってくる事は予想していたが、あの内火艇……かなり速い。』

『 そうですね………20ノット以上は出ています。』

『 30ノットは出てるかもしれんな。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『大きい、、、、これが世界最大の戦艦』

 

 

はつせは、スキッパーを操縦しながら、そう呟いた。

 

 

 

『はつせさん、舷梯があります。』

『なるほど、そこから上がって来いと言う事か。』

 

 

 

 

はつせはスキッパーを慎重に操縦し、ゆっくりと下ろされた舷梯に接近し、スキッパーを横付けした。

 

 

二人が舷梯上がり、甲板に出ると数名が二人を待っていた。

 

 

 

 

『お待ちしておりました。私は戦艦大和の副長です。』

『出迎えありがとうございます。山本司令長官にお会いしたいのですが、、』

『艦内でお待ちです。ご案内します。』

『お願いします。』

 

 

 

 

2人は大和副長に連れられ、大和艦内に入った。

 

 

 

 

『とても広いですね、、、、道に迷いそうです。』

『はは、初めて乗る方はそう言われます。我々も初めの頃は良く艦内で迷子になりました。』

 

 

 

はつせの感想に大和副長は笑いながら応じる。大和型戦艦は巨大である為、初めて乗る者は必ず迷子になった。それ程、大和型は大きいのである。

やがて、はつせ達ははある部屋の前にたどり着いた。

 

 

 

『こちらに山本司令長官らがおられます。』

 

 

そう言うと、大和副長は扉を軽く叩く

 

 

 

『大和副長であります。お連れいたしました。』

『入りなさい。』

『はっ。失礼します。どうぞ、中へ。』

 

 

 

大和副長に勧められ、2人が中に入ると戦艦"大和"艦長の艦娘大和と宇垣中将、黒島先任そして山本五十六大将が待っていた。

はつせ は山本司令長官らの前に行くと、敬礼をした。山本らも返礼する。

 

 

『初めまして。私が当艦の艦長。大和です。よろしくお願いします。』

『連合艦隊参謀長の宇垣纒だ。階級は中将。よろしくお願いする。』

『連合艦隊首席参謀の黒島亀人です。少将です。よろしく。』

『初めましてだね。私は日本海軍連合艦隊司令長官 山本五十六だ。階級は大将だ。よろしく。』

 

 

山本らが自分達について名乗ると、山本が言葉を続けた。

 

 

 

『この度は、白露達5人を救援していもらい感謝している。本当にありがとう。』

『いえ、当然の事をしたまでです。』

『私からも礼を言わせて欲しい。本当にありがとう。』

 

 

 

そう言うと宇垣中将は深々と頭を下げた。そしてはつせの隣に立つ、白露に声をかけた。

 

 

 

 

『白露、村雨達は元気か?』

『はい、宇垣参謀長。私を含めて、全員元気です。』

『そうか、それは良かった、、、、、。』

『はつせさん達のおかげです。』

『そうか、、、、、。』

 

 

すると、山本の隣に座る少女がはつせに話しかけた。

 

 

 

 

『さて、君の所属と名前を名乗ってもらおうか。』

『おい、それは、、、、、』

『はい、勿論です。』

 

 

 

 

そう言うとはつせは姿勢を正し、自らの名前と所属を名乗った。

 

 

『私は扶桑皇国 国防海軍 佐世保基地所属 第十三艦隊旗艦。はつせ型ミサイル巡洋艦"はつせ"艦長のはつせ。階級は大佐です。山本長官。そして、、、、、』

 

 

 

はつせはそこで言葉を区切ると、山本の隣に座る少女に身体を向けた。

 

 

 

 

 

『ご無沙汰しています、三笠様。』

『ほう?私を知っていたか。』

 

 

その少女 敷島型戦艦"三笠"艦長の 三笠 はそう言った。




重鎮の登場です。次回から本格的な会談です。はつせがいた世界背景と山本達の世界背景について書きます。お楽しみに。
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