第6艦隊 〜チート艦隊のイレギュラーの物語〜 【投稿休止中】 作:ティルピッツ
『私の事を知っていたとは驚いたぞ。』
『私たちの世界でも三笠様はいらっしゃいます。』
『そうだったか。まぁいい。私の事などどうでも良い。そちらの事を聞こうか。』
『はい、三笠様。』
そう言うとはつせ は三笠に勧められた席に座る。
『先ほどミサイル巡洋艦と言っていたな?そのみさいる巡洋艦とはなんだ?』
三笠がはつせ以外の全員が気になってる事を質問した。
『ミサイル巡洋艦とはミサイル兵装を搭載した巡洋艦の事です。』
『そのみさいるとは?』
『まぁ、待て三笠。後ほど詳しく聞けばいいだろう。』
『、、それもそうだな。』
山本がそう言うと、三笠は渋々と言った感じで質問を止めた。
『まぁ、座って下さい、はつせさん。』
『はい、失礼します。』
はつせはそう言い、席についた。
彼女が席に着いたのを確認した山本は気になっていた事を聞いた。
『初めに聞いておきたいのだが、何故白露達を助けたのかな?』
『それは彼女達が救援を求めていたからです。』
『なるほど。改めて、彼女達を助けてもらい感謝している。ありがとう。』
『いえ、当然の事をしたまでです。』
『そろそろ聞いてもいいか?』
『あぁ、すまん。いいぞ。』
『で、みさいるとはなんだ?』
三笠がずっと気になっていたらしい ミサイルについて、はつせに聞いた。
『用途によって異なりますが、目標に向かって誘導を受けるか自律誘導によって進路を変えながら、搭載された推進装置によって飛翔する噴進弾と言ったところです。』
『誘導式の噴進弾だと?その様な物があるのか?』
『あると思います』
そう言ったのは、背後で話を聞いていた白露だった。
『白露、何故そう思う?』
『はつせさんは私達5隻を追撃していた深海棲艦艦隊を攻撃し、敵戦艦2隻を沈めていました。その際、噴進弾のような物が飛んでいました。』
『もしかして、ニューヨーク級を攻撃した時の、、、、、』
『はい、はつせさん。ハッキリ見えたわけでは無いですが、それらしきものを見ました。』
はつせ は白露達を追撃していた敵戦艦を攻撃するためにミサイルを使用した。白露はその時のミサイルを偶然見たらしい
『私も見て見たいな。なぁ、三笠。』
『そうだな、五十六よ。』
『次の質問をしてもよいかな、はつせさん。』
『どうぞ。』
『 ここにある報告書によると、貴女方の艦艇は船体の割に武装が少ないと書いてあるのだが………それは事実かな?』
なるほど、武装が船体の割に少ないと思ったのか……まぁ、目立つ武装は比較的少ないから当然だけど…………
『 確かに我々の艦艇は船体の割には武装が少ない様に見えますが、それは砲塔など目立ちやすい物があまり無いだけで、武装はかなり充実しています。』
『 そうなのかね?』
『 報告書では、数基の対空砲と主砲らしきものしか確認出来なかったと………』
『 私達の艦艇は、先程お話したミサイルと呼ばれる武器が主兵器です。』
『 たが、その発射機があればこちらも気付く。』
『 ミサイルの発射機は、初期はボックス型が主流でしたが、現在では垂直式の発射機が主流です。』
『 垂直式……とな?』
『 はい。VLSと呼ばれるものですが……』
VLS………Vertical Launching System(ヴァーティカル ローンチング システム)とは、はつせ達の世界で主流となっているミサイル発射システムで、垂直発射装置とも呼ばれる。
保管容器と発射筒を兼ねる複数のケースで構成されている。
ミサイルは弾頭を上にした保管状態から直接、垂直方向に向けて発射され、空中で向きを変えて目標に向かう。
弾薬庫と1基の発射機で構成されるミサイル発射装置で発生する、再装填や発射機を目標へ旋回させる時間を削減する目的で開発された。
VLSは、以下の利点があるのが特徴である。
①搭載するミサイルと同数の発射筒を備える事になり、従来の発射装置では最速でも4秒に1発程度とされる発射速度を1秒1発程度に短縮でき、個々の発射筒が独立している為1基が故障しても他に影響が無い。
②発射機本体の汎用性が高く、新たなミサイルが開発されても継続的に使用出来る。
③ケースごとに異なった種類のミサイルの装填が可能な物もあり、対空・対地・対艦・対潜・対弾道・巡航の各種ミサイルを1隻の艦船に混載する事で、柔軟な運用が可能になる。
④従来の発射機が露天甲板上に露出していたのに比べて、メンテナンスを含めた耐候性に優れる。また、甲板上に露出する部位が減る為、レーダー反射面積が低下し、ステルス性向上に繋がる。重心も低下する為、船体の安定性を崩しにくい。
もちろん、欠点もあり
・セルの数を減らしてもあまり値段が下がらず、小型艦にとっては費用面での負担が大きい。
・空中でミサイルの姿勢を変更する為、近距離に飛来した物体への迎撃に向かない。
・クレーン等でミサイル等を装填する都合上、鉛直方向にランチャーを装填する事が普通で、鉛直上方への発射直後にミサイルが推量を失うと自艦に落下してくる事がある(特に空中点火するコールド・ローンチの場合)。
それでも、利点が多いので各国で広く採用されている。
代表的な物を挙げると………
リベリオン合衆国のMK,41、MK,48,
帝政オラーシャの 3S14 UKSK 、3S95
扶桑皇国の76式垂直発射装置
などがある。
『………軍事技術の発展は凄まじい物だな。艦艇の方も同様に発展しているのかね?』
次に質問をしたのは山本五十六大将である。
確かに、ミサイルと呼ばれる兵器があるのだから、艦艇も同様に発展しているのでは、と考えた様だ。
『 私のいた世界では、私が艦長を務める『 ミサイル巡洋艦』の他に、『 ミサイル駆逐艦』『 ミサイルフリゲート艦』『 イージス艦』が主流となっています。』
『 うむ…………巡洋艦と駆逐艦は分かるがフリゲート艦とイージス艦?はどんな艦分からんな………』
『どの様な艦なのだ?』
『 詳しくご説明します。』
『ミサイル巡洋艦』はミサイルを搭載・運用する巡洋艦の事である。初期のミサイル巡洋艦は軽巡洋艦・重巡洋艦を改造した艦であったが、それ以降は本格的なミサイルを搭載・運用する巡洋艦が生まれた。
代表的な物は、リベリオン合衆国の『タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦』。帝政オラーシャの『 スラヴァ級ミサイル巡洋艦』『クレスタⅠ型ミサイル巡洋艦』などがある。
『ミサイル駆逐艦』は、ミサイル巡洋艦と同じくミサイルを搭載・運用する駆逐艦の事である。
代表的な物は、リベリオン合衆国の『スプルーアンス級ミサイル駆逐艦』。帝政オラーシャの『カシン級駆逐艦』『ソヴレメンヌイ級駆逐艦』などだ。
『ミサイルフリゲート艦』とは、ミサイルを主兵装とするフリゲート艦のことを指す。
では、フリゲート艦とは何か?
駆逐艦と巡洋艦の中間クラスであり、比較的小型・高速の哨戒や偵察などの任務を主とする艦艇の事だ。単に『フリゲート』『フリゲイト』と呼ばれる場合もあるが、『フリゲート艦』と呼ばれる事が多い。
一般的に『フリゲート艦』よりも大きい艦は『駆逐艦』、小さい艦は『コルベット艦』と呼ばれる………………のだが、国ごとに区別が曖昧なのが事実である。
代表的なのは、リベリオン合衆国の『オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲート艦』だ。
最後に『イージス艦』とは、イージスシステムを搭載した艦艇の総称である。通常、高度なシステム艦として構築されている。
"イージス"……とは、ギリシャ神話の中で最高神ゼウスが娘アテナに与えたという、あらゆる邪気を払う盾(胸当)アイギス(Aigis)の事である。
フェーズドアレイレーダーと高度な情報処理・射撃管制システムにより200を超える目標を追尾し、その中の10個以上の目標(従来のターターシステム搭載艦は2〜3目標)を同時攻撃する能力を持つ。
非常に高い戦闘能力を持つ艦である『イージス艦』であるが、決して無敵という訳では無い。まず、『イージス艦』1隻の建造費や運用コストが高い。そして核となる『イージスシステム』は極めて高価である上に機密性が高く、開発元であるリベリオン合衆国の提供認可審査が極めて厳しい。
イージス艦を保有できる国家は、相応の経済力とリベリオン合衆国からの信頼を持つ国に限定される。
あと、イージス艦に類似した『ミニ・イージス艦』と呼ばれる艦があり、よくイージス艦と混同されがちだが、『ミニ・イージス艦』とはイージスシステムに類似又は同等の機能を持つ防空システム(PAAMSやNAAWSなど)を搭載した艦であり、イージス艦とは違う艦である。
『イージス艦』よりも低コスト(イージス艦に比べて)な為、イージス艦は保有せずこちらのタイプの艦を保有する国家が多い。
『ふむ…………完全ではないが、理解した。』
『(全然何言ってるのか分からなかった……………。)』
山本達は何となく理解したみたいだが、白露はあまり理解出来ていない様子だった。