第6艦隊 〜チート艦隊のイレギュラーの物語〜 【投稿休止中】   作:ティルピッツ

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敵潜水艦カ333潜を捕捉した"はつせ"は艦載ヘリ"ヴォルク1"を発艦させ、敵潜水艦捜索に向かわせ、同時に駆逐艦"長波"、"朝霜"の2隻に敵潜水艦への攻撃を下令した。
発見ポイントで敵潜水艦を再度捕捉した"ヴォルク1"は情報を2隻に伝達。2隻は受け取った情報を元に敵潜水艦に攻撃を開始使用としていた。


第28話

駆逐艦"長波"

 

 

『艦長より爆雷班。準備は?』

『こちら爆雷班。爆雷の用意完了。投下用意よし。』

『了解、そのまま待機。』

『了解。』

『通信士官、上空の友軍機に通信できる?』

『は。可能です。』

『私が直接話す。変わって。』

『はっ。』

 

 

 

通信士官からマイクを受け取った彼女は、上空の友軍機"ヴォルク1"に通信を入れた。

 

 

 

 

『こちら、"長波"』

『こちら、"ヴォルク1""長波" どうぞ。』

『爆雷の投下用意完了。攻撃準備完了。』

『了解した。"朝霜"からも準備完了の連絡を受けている。準備は良いか?』

『いつでもいけるぞ。』

『了解した。敵潜水艦の位置はこちらが把握している。』

『了解。すれ違いざまに爆雷を投下する。爆雷爆裂後の敵潜水艦の捜索をお願いする。』

『"ヴォルク1"、了解。任せてくれ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

『爆雷班。』

『は。』

『すれ違いざまに爆雷を投下する。投下用意!』

『は!投下よーい!』

『"朝霜"、本艦と同航。』

『投下用意、、、、、、』

 

 

 

暫く間を置いて、長波はマイクに向かって思っきり叫んだ。

 

 

『爆雷投下ぁ!!』

『投下!投下!』

 

 

 

 

 

 

 

 

ほぼ同時に2隻から爆雷が投下された。

投下された爆雷はゆっくりと沈降していき、、、、、、

 

 

カ333潜の周りで炸裂。爆雷は水中に衝撃波を生み、その衝撃波が襲いかかり、海面には大きな水柱が立つ

 

 

 

『被害報告!』

『前部兵員室ニ浸水!』

『3番電池室ニ浸水!シカシ、応急修理済ミ!』

『ディーゼル室、閉鎖完了!』

『微速前進、取リ舵40。深度50!』

『微速前進、深度50!了解!』

 

 

 

 

 

 

『敵潜、移動開始しました。深度50!』

『"長波"、"朝霜"に打電せよ!』

『は!』

 

 

 

 

 

 

 

 

敵潜の動きを捉えた"ヴォルク1"はすぐさま情報を2隻に打電する。

 

 

 

 

 

『進路変更!取り舵いっぱい!爆雷投下用意!深度50に設定!』

『よーそろ!取り舵いっぱーい!』

 

 

 

 

 

 

 

 

情報を受けった2隻はそれに従いコースを変え、再びカ333潜に向けて、爆雷を投下する。

爆雷の衝撃波はカ333潜をひっぱたく。

 

 

 

 

 

 

『ダ、駄目デス。我々ノ姿ガ透ケテ見エル様ニ追尾サレテマス。』

『ソンナ馬鹿ナ、、、、』

『敵艦、爆雷投下!』

 

 

 

 

 

『投下!投下!』

『投下用意!投下!』

 

 

 

 

 

『何故ダ、、、、何故コンナ事ニ、、、、』

『艦長、落チ着イテ下サイ。』

『マタ来マス!至近!』

 

 

 

次の瞬間、カ333潜の至近距離で1発の爆雷が炸裂した。生み出された衝撃波はこれまでよりも遥かに強い衝撃でカ333潜に襲いかかった。

 

 

 

 

 

『ウワァッ?!』

『被害報告!』

『後部兵員室ニ浸水!』

『ディーゼル室、浸水!』

『コチラ後部魚雷発射管室!浸水ニヨリ発射管使用不能!』

『浸水ノスピードガ早過ギル!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ん?この音は、、、、』

『何か捉えたか?』

『敵潜に異常音、、いや、これは、、、、、、船体に亀裂が入ったか?』

『少しでも亀裂が入れば潜水艦には致命的な被害だ。もう潜る事は出来まい。』

『"長波"、"朝霜" コースそのまま!続けて攻撃!』

『"長波"、了解。』

『"朝霜"、了解!』

 

 

 

 

 

 

 

 

『各所デ浸水!』

『浸水ノスピードガ早過ギマス!コノママデハ沈ミマス!』

『ガスモ発生シテイマス!艦長!』

『ソンナ、、、、、、ソンナ馬鹿ナ、、、、、、』

『艦長!シッカリシテ下サイ!艦長!』

 

 

 

 

だが、次の瞬間彼らはそこで意識が途絶えた。

投下された爆雷3発が超至近距離で炸裂したのだ。衝撃波は先に生じた亀裂から艦内にも襲いかかった。

隔壁を吹き飛ばし、乗員たちを大量の海水が襲いかかった。

直後、カ333潜は大量の気泡と重油を放出しながら、海底に沈んでいった。

海面には大きな水柱が上がり、大量の気泡と重油などが浮いてきた。

 

 

 

『重油と気泡の流出を確認!』

『敵潜の反応、急速に低下しつつあり。』

『こちら"ヴォルク1"、大量の気泡と重油の流出を確認した。撃沈と認む!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『やったぁぁ!!』

『やりましたよ!艦長!』

『ああ、これで少しは無念を張らせただろう』

『艦長!"はつせ"より通信です!』

『繋いでくれ。』

『は!』

『こちら"はつせ"。こちらでも敵潜水艦の撃沈を確認しました。良くやってくれました。2隻は艦隊に帰還して下さい。』

『了解!』

『了解!』

 

 

 

 

 

こうして駆逐艦"長波"と"朝霜"は2隻共同でカ333潜を見事、撃沈せしめた。2隻は撃沈を完全に確認した後に艦隊に戻るコースを取り、"ヴォルク1"も帰路についた。

 

 

 

 

 

 

 

 

対潜護衛群 旗艦 ミサイル巡洋艦"はつせ"

 

 

 

『早々に敵潜水艦1隻を撃沈。幸先は良いかな。』

『しかし、敵潜水艦は1隻だけでは無いでしょう。』

『だろうね。単艦ならそこまで被害は出ないけど、複数で群狼戦術を行っているとすれば被害は大きい。』

『先の敵潜は単独行動でした。他は複数で行動していると思われます。』

『心配いらないよ、副長。私に群狼戦術なんて通用しないよ。通常動力の潜水艦なら特にね。』

『ですな。』

『さて、、、、敵さんはどう出るかな?』

 

 

 

 

はつせは不敵な笑みを浮かべながら、敵潜水艦の潜む海面を眺めた




敵潜水艦1隻目撃沈です。
もちろん、敵潜水艦は1隻だけではありません。何隻いるかはネタバレ防止の為、お教え出来ません。
さて、次回もお楽しみに。
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