第6艦隊 〜チート艦隊のイレギュラーの物語〜 【投稿休止中】 作:ティルピッツ
対潜護衛群 旗艦 "はつせ" CIC
『聴音、敵潜水艦隊の動きはどうか?』
『先に探知した2隻は以前沈黙したまま。残りの8隻も動きはありません。』
既に対潜護衛群は敵潜水艦2隻を沈めている。残るは10隻だが、偵察に徹する2隻は依然沈黙したままだ。
CICで敵潜の位置がマークされた海図を見つめる はつせ に副長が話しかける。
『偵察に徹している2隻はどうしますか?』
『攻撃してくるなら応戦。このまま動かないなら、ほっておこう。』
『それでいいんですか?』
『既にこっちの位置は敵にバレてる。これ以上の偵察は無意味な
筈。でもこの2隻は全く動かない。』
『戦闘に参加するつもりが無いのでしょうか?』
『その可能性もあるね。ともかく、この2隻は攻撃対象から外す。残りの8隻は仕留める。』
『はっ。』
『TAO、RBU-6000、RBU-1000、発射用意。』
『了解。』
『操舵手、最大戦速。』
『よーそろ、最大戦速。』
『副長、各艦にも伝達。最大戦速で走るよ。』
『は、了解しました。』
深海棲艦 カ424潜
『艦長、推進器音デス。』
『何?推進器音ダト?間違イナイノカ?』
『間違イアリマセン。』
『オカシイデス、予定ヨリ早イデス。』
『潜望鏡、上ゲ。』
"はつせ" 搭載 哨戒ヘリ "リシッツァ1"
『機長!潜望鏡発見!』
『何処だ?』
『4時の方向です。』
『分かった。確認する。』
程なく、機長も潜望鏡を発見した。
『直ちに"はつせ"に連絡しろ!』
『は!』
『"リシッツァ1"より報告!潜望鏡発見!艦隊前方距離300!深度18!』
『RBU-6000、発射用意。弾数4。』
『了解、RBU-6000、発射用意。』
RBU-6000は口径212ミリの対潜ロケット弾を発射できる対潜兵器で、最大で1度に12発を発射できる。更に装填も自動化されている。
『RBU-6000、諸元入力よし。』
『"リシッツァ1"はその場から離れよ。』
『了解。』
『"リシッツァ1"の退避確認。』
『RBU-6000、諸元入力よし。』
『艦長、発射用意よし。』
『発射用〜意、、、、撃てー!!』
"はつせ"から対潜ロケット弾が発射される様子はカ424潜からも見えていた
『セ、潜航!急ゲ!』
『艦長!』
『急ゲ!早ク!』
『頭上ニ着水音!』
『!!』
カ424潜は慌てて潜航しようとしたが、"はつせ"から放たれた4発のRGB-60無誘導爆雷が炸裂。
カ424は衝撃に耐えられず、大量の気泡を出しながら沈降していった。
同じ頃、"せとぎり"と"しらね"の2艦も敵潜に攻撃を開始していた。
汎用護衛艦"せとぎり"
『こちら、ソナー。艦長敵潜を捉えました。距離430』
『右舷発射管、20式短魚雷発射用意。本数3。』
『了解!』
『20式短魚雷、諸元入力よし!』
『用意〜…、撃て!』
"せとぎり"右舷の68式三連装魚雷発射管から、3本の20式短魚雷がバシュッ! という音と共に発射され、海中のカ444潜に向かって猛スピードで、進んでいった。
カ444潜
『高速推進器音!』
『何!』
『魚雷デス!』
『回避!』
艦長はそう命じたが、誘導式の魚雷を躱すことは出来ず、3本全て命中し、カ444潜は撃沈された。
ヘリコプター搭載型搭載護衛艦"しらね"
『敵潜捕捉。左舷方向、距離800。』
『別の敵潜捕捉!正面、距離520!』
『2隻とも仕留める。主砲用意。』
『主砲射撃用意!』
『1番は正面、2番は左舷を狙え』
『は!』
『11式対潜弾を使うぞ。』
『は!』
11式対潜攻撃弾とは砲弾でありながら、海中の敵潜水艦を攻撃可能な特殊な砲弾で、海上自衛軍の巡洋艦、戦艦で使用されていた
海上自衛隊では "しらね"型2隻と"はるな"型2隻、"しきしま"型4隻だけが使用している
『諸元入力よし』
『信管調節よし。』
『艦長、主砲、攻撃用意よし!』
『主砲撃ち〜方始め!』
しらねの号令と共に2基の5インチ砲から対潜攻撃弾が発射され、敵潜の潜む地点に向かい、着水。砲弾はそのまま海中を進み、敵潜水艦に突き刺さった。
直後、敵潜水艦2隻とも大量の気泡と重油を撒き散らしながら、艦尾から沈んでいった。
海面には2隻から溢れ出た浮遊物が漂っていた。
『浮遊物を確認。撃沈です、艦長。』
『2隻共か?』
『はい、2隻共です。』
『よし、"はつせ"に連絡しろ。』
『は。』
『"せとぎり"は1隻、"しらね"は2隻。本艦が1隻仕留めました』
『4隻は仕留めたか』
『残り4隻ですね』
『敵潜の位置は変わらない?』
『特に変化ありません』
『そう』
対潜護衛群の攻撃により敵潜水艦隊は6隻を失い、残るは4隻だけだ(偵察の2隻を除く)。
だが、反撃を試みる敵潜もいた
カ481潜
『何トイウ事ダ。僚艦ガコウモ簡単ニヤラレルトハ』
『ドウシマスカ?』
『少シデモ損害ヲ与エテヤル。魚雷発射用意!全門ダ!』
『ハ、魚雷発射用意』
『装填ヨシ、諸元入力済ミ』
『撃テ!』
はつせ搭載ヘリ "ヴォルク2"
『雷跡発見!6線!"せとぎり"に向かう!』
『"せとぎり"に連絡だ!!』
『はっ!!』
護衛艦 "せとぎり"
『"ヴォルク2より報告!本艦に向けて敵魚雷6本が接近中!』
『88式、正面に向けて発射!数4、対魚雷モード!』
『了解!』
『操舵手、第一戦速!』
『よーそろ!第一戦速!』
『88式、次弾装填終わり!』
『モード切り替えよし!対魚雷戦!』
『撃て!』
"せとぎり"から放たれた88式は敵魚雷の頭上で爆雷弾をばら撒き、爆雷弾は敵魚雷を巻き込む形で爆発した。
『敵魚雷の反応消失!』
『再度、次弾装填!今度は対潜モード。4発!急げ!』
『装填終わり!』
『諸元入力よし!』
『撃て!』
"せとぎり"から再び4発の88式が放たれた。