第6艦隊 〜チート艦隊のイレギュラーの物語〜 【投稿休止中】   作:ティルピッツ

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敵潜水艦隊の司令艦 カ3333潜を撃沈した対潜護衛群。



第32話 決戦 深海棲艦 潜水艦隊 ②

対潜護衛群 旗艦 "はつせ" CIC

 

 

『聴音、敵潜水艦隊の動きはどうか?』

『先に探知した2隻は以前沈黙したまま。残りの8隻も動きはありません。』

 

 

 

既に対潜護衛群は敵潜水艦2隻を沈めている。残るは10隻だが、偵察に徹する2隻は依然沈黙したままだ。

CICで敵潜の位置がマークされた海図を見つめる はつせ に副長が話しかける。

 

 

 

 

『偵察に徹している2隻はどうしますか?』

『攻撃してくるなら応戦。このまま動かないなら、ほっておこう。』

『それでいいんですか?』

『既にこっちの位置は敵にバレてる。これ以上の偵察は無意味な

筈。でもこの2隻は全く動かない。』

『戦闘に参加するつもりが無いのでしょうか?』

『その可能性もあるね。ともかく、この2隻は攻撃対象から外す。残りの8隻は仕留める。』

『はっ。』

『TAO、RBU-6000、RBU-1000、発射用意。』

『了解。』

『操舵手、最大戦速。』

『よーそろ、最大戦速。』

『副長、各艦にも伝達。最大戦速で走るよ。』

『は、了解しました。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深海棲艦 カ424潜

 

 

『艦長、推進器音デス。』

『何?推進器音ダト?間違イナイノカ?』

『間違イアリマセン。』

『オカシイデス、予定ヨリ早イデス。』

『潜望鏡、上ゲ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"はつせ" 搭載 哨戒ヘリ "リシッツァ1"

 

 

『機長!潜望鏡発見!』

『何処だ?』

『4時の方向です。』

『分かった。確認する。』

 

 

 

程なく、機長も潜望鏡を発見した。

 

 

 

『直ちに"はつせ"に連絡しろ!』

『は!』

 

 

 

 

 

 

 

 

『"リシッツァ1"より報告!潜望鏡発見!艦隊前方距離300!深度18!』

『RBU-6000、発射用意。弾数4。』

『了解、RBU-6000、発射用意。』

 

 

 

 

 

RBU-6000は口径212ミリの対潜ロケット弾を発射できる対潜兵器で、最大で1度に12発を発射できる。更に装填も自動化されている。

 

 

 

 

『RBU-6000、諸元入力よし。』

『"リシッツァ1"はその場から離れよ。』

『了解。』

『"リシッツァ1"の退避確認。』

『RBU-6000、諸元入力よし。』

『艦長、発射用意よし。』

『発射用〜意、、、、撃てー!!』

 

 

 

 

 

"はつせ"から対潜ロケット弾が発射される様子はカ424潜からも見えていた

 

 

 

 

 

 

『セ、潜航!急ゲ!』

『艦長!』

『急ゲ!早ク!』

『頭上ニ着水音!』

『!!』

 

 

 

 

カ424潜は慌てて潜航しようとしたが、"はつせ"から放たれた4発のRGB-60無誘導爆雷が炸裂。

カ424は衝撃に耐えられず、大量の気泡を出しながら沈降していった。

 

 

 

 

同じ頃、"せとぎり"と"しらね"の2艦も敵潜に攻撃を開始していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

汎用護衛艦"せとぎり"

 

 

『こちら、ソナー。艦長敵潜を捉えました。距離430』

『右舷発射管、20式短魚雷発射用意。本数3。』

『了解!』

『20式短魚雷、諸元入力よし!』

『用意〜…、撃て!』

 

 

 

 

"せとぎり"右舷の68式三連装魚雷発射管から、3本の20式短魚雷がバシュッ! という音と共に発射され、海中のカ444潜に向かって猛スピードで、進んでいった。

 

 

 

カ444潜

 

 

『高速推進器音!』

『何!』

『魚雷デス!』

『回避!』

 

 

 

 

 

 

艦長はそう命じたが、誘導式の魚雷を躱すことは出来ず、3本全て命中し、カ444潜は撃沈された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘリコプター搭載型搭載護衛艦"しらね"

 

 

『敵潜捕捉。左舷方向、距離800。』

『別の敵潜捕捉!正面、距離520!』

『2隻とも仕留める。主砲用意。』

『主砲射撃用意!』

『1番は正面、2番は左舷を狙え』

『は!』

『11式対潜弾を使うぞ。』

『は!』

 

 

 

11式対潜攻撃弾とは砲弾でありながら、海中の敵潜水艦を攻撃可能な特殊な砲弾で、海上自衛軍の巡洋艦、戦艦で使用されていた

海上自衛隊では "しらね"型2隻と"はるな"型2隻、"しきしま"型4隻だけが使用している

 

 

 

『諸元入力よし』

『信管調節よし。』

『艦長、主砲、攻撃用意よし!』

『主砲撃ち〜方始め!』

 

 

 

 

しらねの号令と共に2基の5インチ砲から対潜攻撃弾が発射され、敵潜の潜む地点に向かい、着水。砲弾はそのまま海中を進み、敵潜水艦に突き刺さった。

直後、敵潜水艦2隻とも大量の気泡と重油を撒き散らしながら、艦尾から沈んでいった。

海面には2隻から溢れ出た浮遊物が漂っていた。

 

 

 

 

 

 

『浮遊物を確認。撃沈です、艦長。』

『2隻共か?』

『はい、2隻共です。』

『よし、"はつせ"に連絡しろ。』

『は。』

 

 

 

 

 

 

 

 

『"せとぎり"は1隻、"しらね"は2隻。本艦が1隻仕留めました』

『4隻は仕留めたか』

『残り4隻ですね』

『敵潜の位置は変わらない?』

『特に変化ありません』

『そう』

 

 

 

 

 

対潜護衛群の攻撃により敵潜水艦隊は6隻を失い、残るは4隻だけだ(偵察の2隻を除く)。

だが、反撃を試みる敵潜もいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カ481潜

 

『何トイウ事ダ。僚艦ガコウモ簡単ニヤラレルトハ』

『ドウシマスカ?』

『少シデモ損害ヲ与エテヤル。魚雷発射用意!全門ダ!』

『ハ、魚雷発射用意』

『装填ヨシ、諸元入力済ミ』

『撃テ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はつせ搭載ヘリ "ヴォルク2"

 

 

 

 

『雷跡発見!6線!"せとぎり"に向かう!』

『"せとぎり"に連絡だ!!』

『はっ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

護衛艦 "せとぎり"

 

 

『"ヴォルク2より報告!本艦に向けて敵魚雷6本が接近中!』

『88式、正面に向けて発射!数4、対魚雷モード!』

『了解!』

『操舵手、第一戦速!』

『よーそろ!第一戦速!』

『88式、次弾装填終わり!』

『モード切り替えよし!対魚雷戦!』

『撃て!』

 

 

 

 

 

 

"せとぎり"から放たれた88式は敵魚雷の頭上で爆雷弾をばら撒き、爆雷弾は敵魚雷を巻き込む形で爆発した。

 

 

 

『敵魚雷の反応消失!』

『再度、次弾装填!今度は対潜モード。4発!急げ!』

『装填終わり!』

『諸元入力よし!』

『撃て!』

 

 

 

"せとぎり"から再び4発の88式が放たれた。

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