第6艦隊 〜チート艦隊のイレギュラーの物語〜 【投稿休止中】   作:ティルピッツ

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敵潜水艦隊との戦いは、対潜護衛群が敵潜水艦を次々と撃沈せしめた。


第33話 決戦 深海棲艦 潜水艦隊 ③

『諸元入力よし!』

『撃て!』

 

 

 

 

 

 

直後、"せとぎり"から複数の88式がカ481潜が潜む地点に向かって発射された。

 

 

 

 

 

 

 

 

『急速潜航!潜レ!』

『着水音!多数!』

『ナッ!』

 

 

 

 

直後、カ481潜は88式が生み出した衝撃波をモロに喰らい、撃沈された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カ972潜

 

 

『圧壊音、、、、5ツ目デス。』

『艦長ノ予感ガ当タリマシタ。本艦モ攻撃ヲシテイタラ今頃、、、、』

『私達ハ日本海軍ノ対潜能力ヲ侮リ過ギテイタ様ネ。』

『ソノ様デス。』

『副長、敵艦隊ガ完全ニ居ナクナルマデ現状維持。』

『ハッ、了解シマシタ。』

『シカシ、、予想以上ノ対潜能力ダ、、、、』

 

 

 

カ972潜の艦長が見つめるメモには僚艦の艦名が書かれており、隣には×印と△印が付いていた

△印はカ-972潜とカ-973潜のみ。他の5隻の×印は撃沈された事を示している

 

 

『コレデ何度目ノ命拾イカシラネ、、、、』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

対潜護衛群 旗艦 "はつせ"

 

 

『5隻目の撃沈を確認しました』

『うーん、、、、3隻だけで鮫退治するのは勿体無い。白露さん達にもやってもらおう』

『は。直ちに連絡します』

『お願いね』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はつせの命令は 白露、朝霜、夕雲、長波の4隻にすぐさま伝わり、哨戒ヘリの指示の元、敵潜水艦に対し、爆雷攻撃を開始した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"はつせ"搭載 ヘリ "リシッツァ2"

 

 

 

『"夕雲"、進路そのまま。敵潜前方20、深度30』

『"夕雲"、了解』

『しかし、久しぶりの鮫退治だが、鮫共がうじゃうじゃいるな』

 

 

 

機長がそう呟く中、"夕雲"は爆雷攻撃を開始した

 

 

 

 

駆逐艦"夕雲"

 

 

『艦長!投下用意よぉし!』

『爆雷、投下始め!』

『了解!爆雷投下ぁ!!』

『投下!投下!』

 

 

 

夕雲が爆雷投下を命じ、副長が大声で復唱する。

それを聞いた爆雷班は投射機の安全装置を外し、爆雷を海に落としていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カ365潜

 

 

『頭上ニ着水音!爆雷デス!』

『何故ダ!何故日本海軍ノ奴ラニ追ワレナキャナランノダ!』

『爆雷来マス!』

『艦長!指示ヲ!!』

『潜航!深度50!』

 

 

 

 

 

 

『敵潜、潜ります。深度50。』

『こちら、"リシッツァ2"。敵潜水艦が深度を50に変えた。爆雷の炸裂深度の変更を要請する。』

『"夕雲"了解。』

 

 

 

 

 

 

 

 

『爆雷炸裂深度再調節。深度50!』

『了解!炸裂深度調節!深度50!急げ!』

『了解!!』

 

 

 

 

 

 

 

"リシッツァ2"からの要請を受けた夕雲はすぐさま、爆雷の炸裂深度を50に設定させ、再度爆雷を投下させた。

 

 

 

 

 

『調節終わり!』

『よし!投下!投下!』

 

 

 

 

 

 

 

『爆雷、マタ来マス!』

『何故ダ!何故位置ガ分カルンダ!』

『艦長、落チ着イテ下サイ!』

『爆雷超至近!』

『!!』

 

 

 

 

ドカァーーーーン!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『撃沈確認しました。』

『これで6隻目ね』

『そうですね。しかし、こうもあっさりと敵潜を見つけられるとは、、、、』

『大淀さんからは機密だからあまり深く聞くな、とは言われたけど、、気になるわ』

 

 

 

 

夕雲はそう言うと、艦長席を立ち、外を見つめた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから約30分。対潜護衛群各艦は敵潜水艦への攻撃を続けた結果

敵潜水艦3隻を沈めた

敵潜は果敢に魚雷で反撃して来たが、回避されるか迎撃され、逆に返り討ちにあった

12隻中、9隻が沈められ、残りは3隻だけとなった

すると、予想外の事が起きた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

対潜護衛群 旗艦 "はつせ" ソナールーム

 

 

『ん?この音は、、』

『空気の排出音、、、浮上する気か?』

『どういう事何でしょうか?』

『さぁな?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同艦 艦橋

 

 

『敵潜が浮上中?』

『聴音からの報告です』

『位置は?』

『本艦の左舷30です』

『近いな。TAO、主砲用意』

『了解』

『ただし、命令あるまで発砲するな』

『了解、発射体制のまま待機します』

 

 

 

彼女は敵潜水艦が浮上し、至近距離から砲撃してくる事を警戒し、主砲に射撃体制を取る様に命令した

 

 

 

 

『降伏ならいいんだけどなー』

『その可能性も無いとは言いきれませんが』

『そうである事を祈るよ』

『敵潜水艦、海面に出ます』

『操舵手、注意しろ。近いぞ』

『了解』

 

 

 

程なく、敵潜水艦が海上に姿を現した

深海棲艦独特の赤と黒の塗装だが、艦影は米国のガトー級に似ていた

 

 

 

 

『主砲、CIWS、敵潜水艦に向けろ』

『発砲はダメだよ』

『分かっています』

 

 

 

浮上した敵潜水艦に対し、主砲とCIWSが向けられる。CIWSは対空用なので、本来艦に撃つものでは無いが、万が一に備えてである

 

 

 

が、その心配は杞憂に終わった。敵潜から乗員らしき人影が数人現れると、白の服やタオルを大きく振り始めた。また、平文で、(我降伏ス)と送ってきた

 

 

 

 

『降伏を受託すると伝えて』

『は』

 

 

 

 

 

 

それから1時間、降伏した敵潜水艦隊 カ-222 潜 は少数の魚雷と砲弾を放棄し、こちらが把握している間は浮上航行(ただし、緊急時に限り潜航)する事をカ222潜の艦長に約束させた

また、はつせ は負傷していた カ222潜の乗員の治療を行いたいと申し出た

 

 

 

 

『何故ソンナ事ヲスルンダ?』

『何故って、、、怪我してる人を治療するのはダメなのかい?』

『駄目デハナイ。ダガ、我々ハ敵ダゾ』

『でも、もう戦う気はないんでしょ?』

『無イ。無駄ニ部下ヲ死ナセル訳ニハイカン』

『なら、尚更治療はする』

『、、、、、、、ハァ、拘束サレテル立場ダカラ反対スル権限ハ無イ。治療シタケレバスレバイイ』

『なら、すぐにでも』

 

 

 

それから約20分、はつせはカ222潜の乗員の治療を行い、乗員の治療が完了すると、カ222潜は対潜護衛群と別れた。

 

 

 

 

 

 

 

『変ワッタ奴ダ。捕虜ニ取ルドコロカ、治療スルト言イ出ストハ、、』

『拍子抜ケシマシタ。』

『マァ、乗員達ガ無事ダッタカラヨシトシヨウ。』

『艦長、司令部ガ報告ヲ求メテ来テイマスガ。』

『帰投シテカラ言ウト言ッテオケ。』

『ソレデ良イノデスカ?』

『構ワン。私ガ直接言ウトモ伝エロ。』

『分カリマシタ。』

『第2戦速ニ増速。帰投スルゾ。』

『了解デス、艦長。』

『モウ会ウ事ガ無イ事ヲ祈ロウ。』

 

 

艦長は背後に見える一隻の巡洋艦を眺め、そう呟いた。

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