第6艦隊 〜チート艦隊のイレギュラーの物語〜 【投稿休止中】   作:ティルピッツ

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識別表にて確認した結果、5隻の駆逐艦の正体が判明した。それは扶桑皇国の白露型駆逐艦。大戦時の日本の駆逐艦だった。


第4話 遭遇Ⅱ

『白露型駆逐艦?!それは本当なの?』

『間違いありません。何度も確認しましたが、白露型駆逐艦で間違いありません。』

『白露型駆逐艦、、、、、。』

 

 

 

CICからの報告を受けた はつせ はそう呟くだけだった。何故、彼女は5隻の駆逐艦が白露型と言うことに驚いたのか?それは単純な理由だからだ。

 

 

 

 

『あり得ない。白露型駆逐艦は全て、オラーシャ方面に展開していて、太平洋にはいない。それ以前に、太平洋に大戦型駆逐艦はいない。知らないうちに配置転換があったとか?』

『それは無いと思います。白露型駆逐艦は1番艦 白露 から10番艦 涼風 までの全艦がオラーシャ方面に展開している事が確認されてます。太平洋にはいないはずです。』

『、、、、、艦名は分かったの?』

『はい。『白露』『村雨』『夕立』『春雨』『五月雨』です。』

『そう、、、、、。』

『しかし、変ですね。白露型ならIFFに反応があるはずなんですが、、、、、』

『そう言えば、、、、、なんで反応がなかったんだろう?』

 

 

 

IFF:Identification Friend or Foeとは、敵味方識別装置の事で、双方からの特定周波数による送受信電波によって敵か味方かを識別する。現代の艦艇は当然、大戦型駆逐艦でも搭載している。当然反応があるはずなのだが、、、、、

 

と、CICから新たな報告がもたらされた。

 

 

 

『レーダーコンタクト。新たな反応を捉えました。』

『新たな反応?』

『はい、艦長。距離27マイル(43km)、艦艇と思われますが、詳しくは分かりません。』

『分からない?どう言う事?』

『詳細なデータが得られません。IFF及びレーダーでの国籍、艦艇の識別が困難です。』

『艦長、了解。指示を待て。』

『CIC、了解。』

『副長、レーダーが新たな反応を探知したわ。でも、詳細な艦艇と国籍の識別が困難との報告よ。』

『国籍と艦艇の識別が困難?』

『レーダーで識別出来ないとなると、、、、、。』

『目視での確認ですか?』

『そうなるね、、、、、、、、、。』

『ヘリを飛ばしますか?』

『そうしよう。直接確かめようにも距離があり過ぎる。』

『了解です、1機出しましょう。機体はあれでよろしいですか?』

『それでいい。準備出来次第発艦。』

『了解。…航空機、即時待機。準備出来次第発艦!』

 

 

 

 

それから1分後、はつせ後部ヘリコプター離着艦用甲板では1機のヘリコプターが格納庫から出され、発艦準備を行なっていた。はつせ型には4機のヘリコプターが搭載されている。

今甲板に出されているのはKa-27 という機体だ。これは扶桑皇国 国防海軍でははつせ型以外には運用されていない機体で、ロシアン・ヘリコプターズ製の哨戒ヘリコプターだ。

 

 

作業を始めてから暫くして、3人の航空機要員がヘリックスに乗り込んだ。乗り込んだ3人は機内の機器をチェックし、異常が無いことを確認する。 機外では、点検していた整備士妖精が機付長に報告する。

 

 

 

『機付長、点検完了しました!』

『各部異常はないか?』

『各部異状なし!燃料も給油済みです!』

『了解!誘導員以外は退避しろ!!』

 

 

機付長は矢継ぎ早に指示をだすと、ハンドサインで“エンジン始動”の合図を機長に送った。

 

 

 

ハンドサインを確認した機長は、副操縦士と連携してエンジンスタートに入る。

 

 

 

『各部計器異状なし。』

『よし、メインローター展開。』

『メインローター、展開。』

『展開完了。メインローター、結合良し。』

『エンジン始動。』

『エンジン、始動。』

 

 

 

折り畳まれていたメインローターが展開され、エンジンが始動し、ゆっくりと回転を始める。やがて、エンジン出力が上がる。充分に暖機運転を行い、発艦が可能な状態になった。それを確認した、機長妖精は航空管制担当の妖精に報告する。

 

 

 

 

『こちら、"ヴォルク1" 発艦準備完了。』

『"ヴォルク1"、発艦を許可します。』

『了解、"ヴォルク1" 発艦。』

 

 

機体を固定してきた拘束装置が外され、"ヴォルク1"が発艦した。

 

 

 

『"ヴォルク1"、対象艦までの飛行コースを指示する。』

『"ヴォルク1"、 了解。』

 

 

 

 

 

 

 

 

『航空機、発艦しました。』

『今度は何が出てくるかな、、、、、』

 

 

副長の報告にはつせは そう呟くだけだった。




時代背景や各国については解説しますが、それは後々に。
さて、はつせのヘリ搭載機数ですが、本文でも書いているとおり4機を搭載出来ます。4機は多過ぎじゃないか と、思われた方もいると思いますが、艦艇の解説の時に詳しく書くつもりですが、これでも少ないです。
詳しい事は解説の際に。
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