第6艦隊 〜チート艦隊のイレギュラーの物語〜 【投稿休止中】 作:ティルピッツ
はつせ から飛び立った 哨戒ヘリ コールサイン"ヴォルク1"は管制官の誘導に従い、目標海域に到達しようとしていた。
『こちら"ヴォルク1" 間も無く、目標海域に到達。』
『了解。交戦はせず、確認のみを行なってください。』
『"ヴォルク1" 了解。』
管制官妖精からの通信を終えた機長妖精に、隣に座る副操縦士妖精が話しかけてきた。
『交戦はするな、ですか。この機体で交戦なんか出来ないのに、、、、、。』
『そうだな、コイツはせいぜい魚雷とソノブイが装備できるだけだしな。あとは機関銃だが、そんな物で交戦なんかしないぞ、普通は。』
『しかも対潜用の魚雷ですしね。使えなくはないと言っても、本機1機だけで対艦戦なんて無理ですよ。』
『そりゃそうだ。さて、、報告だとここら辺なんだが、、、、、』
『機長!正面艦影!』
『正面か、、確認出来るか?』
『、、、、、、、、、はい。確認しました。』
『ここからじゃまだ遠いな。もう少し近づくぞ。』
『了解。』
機長が機体を操作し、艦影が見えた2時の方向に転進する。再び、搭乗員妖精が双眼鏡を覗き込む。
『1.2、、、、、10隻?全部で10隻ですね。』
『10隻?多いな、何処の国の艦が調べてくれ。』
『は、艦艇データで識別します。』
艦艇を識別すべく、副操縦士妖精が機器を操作していた。が、突然、、、、、
『な、なにっ?!』
『どうした?』
『き、機長、これを見てください!』
『こ、これは、、、、、!』
機長が機器を覗き込むと、そこには
艦艇識別結果
国籍 不明
艦級 不明
データに無し
『データに無しだと?!』
『一体どういう事なんでしょうか?』
『分からん、、、、、。』
『しかし、データに無いとは、、、、、。』
『仕方ない。危険だが、もう少し接近で目視で確認するぞ。』
『さらに接近するんですか?!』
『まさか、分かりませんでした と報告する訳にはいかん。艦名は分からなくとも艦級くらいは分かる。そうだろ?』
『そ、そうかもしれませんが、危険ではないですか?』
『責任は俺が取る。それにこの距離ならとっくに対空ミサイルの射程内だ。撃ってこないという事は気づいてないか、攻撃する武器が無いか、そのどちらかだ。』
『気づいてないというのは流石に無いのでは?』
『それも調べるさ、よし、接近するぞ。』
『りょ、了解。』
機長妖精の判断で、"ヴォルク1" は更に所属不明の艦艇に接近した。"ヴォルク1" の搭乗員妖精 が 目視で艦影を視認する。その艦影を見た機長妖精達は驚愕した。
『なっ?!こ、この艦艇は!』
『こ、これは見間違いなんでしょうか?』
『それは、、、、、無い。』
『なら なんでここにあの艦がいるんです?!』
『落ち着け!落ち着いて、報告をしろ!』
『は、はい。はつせ との通信、開きます。』
艦影を視認した機長達は すぐさま はつせ に通信を繋いだ。
この時、はつせ はCICにいた。通信が入ったと聞いたはつせは"海鳥"からの映像をCICのパネルに写すように指示した。
『こちら、"ヴォルク1"!艦影を視認!数は全部で10隻!』
『こちら、艦長。"ヴォルク1" 10隻の艦の国籍と艦名と艦級は?』
『国籍、艦名は不明!艦級も、、、、、不明です!』
『は?不明?どういう事?、詳細を報告して。』
『データベースにて照合を行いましたが、合致する艦艇は無し!データにありません!』
『データにない?どういう事?』
『とにかく、これを見て下さい!』
すると画面が切り替わった。それは10隻の艦艇が写っていた。が、それらは見たことがある艦だったのだが、それは見た はつせ は
『なっ?!こ、これは、、、、、!』
『なんだこの艦は?!』
隣で見ていた副長も驚きの声を上げた。
機長は驚きながらも2人に詳細を報告する。
『か、艦影は、、、、、ニューヨーク級戦艦2、ポートランド級重巡2、オマハ級軽巡洋艦2、フレッチャー級駆逐艦4!いずれも艦名不明!』
そこに写っていたのはリベリオン海軍所属の艦艇だったのだが、それらは黒に赤の不気味な模様が入っていたのだ。しかも、それらはデータとは異なる箇所が多くあったのだ。