第6艦隊 〜チート艦隊のイレギュラーの物語〜 【投稿休止中】 作:ティルピッツ
『ニューヨーク級にポートランド級?!なんでこんなにところに?!』
『落ち着いて下さい、副長。』
『すまない、砲術長…。しかし、何故ニューヨーク級やポートランド級がこんなところに、、、、、。それにあの塗装は一体?』
『それに、ニューヨーク級のニューヨーク及びテキサスは大西洋に派遣されている筈です。また、ポートランド級は2隻とも戦没しています。』
『砲雷長の言う通り、、、、、ニューヨーク級もポートランド級もここにはいない筈、、、、、』
副長達は何故、ニューヨーク級やポートランド級がここにいるのか、疑問に思った。ニューヨーク級はニューヨークとテキサスの2艦とも大西洋方面軍として、ブリタニアのスカパフロー泊地に駐屯していた筈だ。それにポートランド級は1番艦ポートランド、2番艦インディアナポリスの2隻とも撃沈されている。つまり、太平洋にいるはずがない。
『しかし、なんですかね。この不気味な塗装は。リベリオン海軍の軍艦色じゃないですよ。』
『んー、この塗装どっかで見た事があるような、、、、、、、、、。』
『リベリオンの艦艇ならIFFに応答があるはずだけど、、、、、、、』
はつせ が そう考えた時だった。
『艦長!救援要請です!救援要請の通信が!』
『救援要請?一体何処から?』
『こ、これは、、、、、白露型駆逐艦からです!』
『内容は?』
『は、『我、日本海軍駆逐艦白露。現在敵の追撃を受けつつあり。救援を求む。繰り返す救援を求む。』です!』
『敵の追撃?敵ってまさか、ニューヨーク級以下の10隻か?』
『そう考えるしかないでしょう、副長。』
『しかし、リベリオンの艦艇ですよ?扶桑皇国の艦艇を攻撃するなんて、、、、、』
副長がそう言いかけた時、"ヴォルク1"からの通信が声を遮った。
『こちら"ヴォルク1"、ニューヨーク級の主砲が旋回しています!』
『主砲を撃つ気です!』
『機長、本当に撃つつもりなんですか?!』
『旋回して砲にも仰角がかかってる!撃つ気満々たぞ!』
次の瞬間、ニューヨーク級戦艦の連装砲2基4門が轟音と共に砲撃を開始した。
『くそっ!本当に撃ちやがった!』
『機長、危険です!退避しましょう!』
『分かってる!こちら、"ヴォルク1"現空域に留まるのは危険と判断!帰還する!』
『こちら、艦長。了解。速やかに帰還せよ。』
『"ヴォルク1"了解!』
『艦長、砲撃目標は白露型駆逐艦だと思われます!』
『そうだろうね、5隻の動きは?』
『ジグザグに航行してます。回避運動を取ってる模様です。』
『よし、白露型駆逐艦に通信を送れ。』
『しかし、それでは砲撃中のニューヨークに傍受されます。』
『それでもいい。こちらの艦名と所属を伝えて。』
『は、はい。』
『こちら、扶桑皇国国防海軍ミサイル巡洋艦 はつせ 。繰り返す、こちらは扶桑皇国国防海軍ミサイル巡洋艦 はつせ。』
数回呼びかけると、返事があった。
『こちら日本海軍所属駆逐艦白露!敵の攻撃を受けつつあり、救援をこう!』
『こちら、扶桑皇国国防海軍ミサイル巡洋艦はつせ。応答せよ。』
『救援を!敵の追撃を振り切れない!救援を、、!』
『こちら巡洋艦はつせ。白露聞こえるか?白露。』
『ダメです、通信切れました。』
そこで通信は切れてしまった。先の緊縛した話し方からすると、白露以下の5隻はニューヨーク級10隻から追撃を受け、砲撃されているようだ。ともかく、救援を要請する艦艇を見捨てるわけにはいかない。
『通信士、砲撃中の艦隊に警告をする。砲撃を中止するように伝えよ。中止しなければこちらも応戦すると。』
『了解!』
『警告を聞きますか?私は聞いて大人しく従うとは思いません。』
『大人しく従って欲しいけどね。』
2人がそのように話している間、通信長は砲撃中の艦隊に警告の通信を送っていた。内容は以下の通りだ。
警告する。
貴艦隊は扶桑皇国の所属艦艇を攻撃している。扶桑皇国は貴国の交戦相手に非ず。速やかに攻撃を中止されたし。攻撃が中止されない場合、我が艦隊は貴艦隊に対して、応戦する。繰り返す、攻撃を中止されたし。
はつせ としてはこの警告を聞いて攻撃を止めて欲しかった。だが、その願いは叶わなかった。
『敵艦隊が進路変更!こちらに向かってきます!』
『どうやら、こちらの警告には従ってくれなさそうですね。』
『はぁ、、、、、なんでこうなるかな、本当に。』
『ぼやいてる場合じゃありませんよ、このままじゃ砲撃されてしまいます。』
『分かってる。全艦、対水上戦闘用意!配置につけ!』
『全艦、対水上戦闘よーい!』
『副長も早く着て。』
ヘルメットとグレーのライフベストを着用した はつせ が 副長用のライフベストとヘルメットを渡す。
『ありがとうございます、艦長。』
『さて、戦艦2隻を含む10隻と戦闘か、、、、、。まぁ、やるしかないか。』
ヘルメットとグレーのライフベストを着用した はつせ はCICのパネルを見つめながらそう呟いた。
はい。まさかの戦闘に突入です。まぁ、今までの流れで察してた方もいると思います。
さて、次回から 最新鋭ミサイル巡洋艦 はつせ 率いる艦隊とニューヨーク級戦艦の艦隊 との戦闘です。ご期待下さい。