DIGIMON STORY デジモンに成った人間の物語 作:紅卵 由己
とりあえず後でコラボ相手の作者さんに土下座する事は確定なので、もう何も怖くない。
そんな訳で、出落ちにも等しいお話――『異世界・二日目』の話が始動します。
長い時間を、眠っていた気がする。
意識が朦朧としている中、彼――ギルモンのユウキが一番最初に浮かべた言葉はそんなものだった。
彼は一枚の布団とベッドに挟まれた空間にて、人間だった頃に味わっていた感触を久々に堪能していた。
(……んぅ、朝か……?)
その内心での呟きが疑問形なのは、彼の体そのものが布団の中に埋もれている状態で視界が塞がれている上に、睡魔で視界がぼやけて見えるからである。
デジモンに成ってから、ベアモンの家にある芝生の寝床で眠っていた所為なのか、お城のベッドのふかふかっぷりに気持ち良さと眠気が再起動しそうになる、元コンクリートジャングル在住な人間で現モリノナカノマチ在住なデジモンこと紅炎勇輝。
眠気と格闘しようとして、不意に彼は人間だった頃に無かった部位である尻尾を動かす。
何か、とても柔らかいものに当たったような感覚が尻尾を通して彼の五感に伝わった。
「………?………」
流石に疑問を覚え、布団の中に入り込んでいたと思われる『何か』を探すために首だけを動かして布団の中を捜索してみようとするが、やはり視界がハッキリしていないため、正確に『それ』が何なのかは分からない。
布団の中なのだから、両手を動かしただけでも掴み取る事が出来るだろ~といった軽い気持ちで、彼は意識が覚醒しないまま、とりあえず両前足で布団の中を弄ってみた。
ぷにっ、と。
また、何か柔らかいモノに触れたような気がした。
(……何だ、これ?)
五感を二度も刺激してきた所為か、いい加減に意識が徐々に覚醒してきたユウキ。
彼は、触れている物がただの小道具か何かでは無い事に気付くと、とりあえず布団から顔だけを出してみた。
そして即、布団の中へ緊急離脱する。
(…………あ、あはは、おかしいな~)
急速に覚醒していく意識の中で、ユウキは布団の外で視界に入れてしまったモノから必死に目を逸らそうとする。
しかしこのままで居ても仕方が無いのも事実なので、もう一度事実確認に顔を出してみる。
肌色が見えた。
更に詳しく言えば、昨日に対面した『人間』によく似た寝顔が確かに見えた。
布団の中へ、再びリバース。
(……いやいやそんな、こんな書店で売ってるライトノベル的展開なんて現実に在るわけないのですよ。現実はアニメとは違うのですよ。そんなわけだからこれはきっと夢。そうに違いないってか現実であってたまるかってばよ)
とりあえず頬を前足の爪で抓って、視界に入る情報を夢から現実のものへと再認識させるユウキ。
三度目の正直と言わんばかりにベッドの中から恐る恐る顔を出すが、見えたものが変わる事も状況が動く事も無かった。
そこでようやく、彼はようやく事態を認識した。
そして、ムンクの如き叫びを押し殺して内心で叫んだ。
(……何でだ。何でなんだよォォォォ!! どうして、なんか、昨日シリアスな雰囲気の戦闘を無事に乗り越えた次の日の目覚めに出落ちのトラップが待ち構えてやがるんだんだよォォォォ!! というか構図が色々とアウトすぎるじゃねぇかァァァァ!?)
それはまさしく運命のいたずら、もしくは予測不能回避不可能な罠によって図られた状況だった。
先日『オリンポス十二神』に属するユノモンと呼ばれるデジモンとの戦闘を無事に生き残り、戻ったお城の中で暖かいお風呂に入ったりした上で、何より何者の奇襲も無い安全完璧な状況で寝床に着く事が出来て、後は自分達が『元の世界』に戻るまでの間の『二日目』に何をどうするかじっくり考えるぐらいの問題しか残されてはずだったのだが、そんな予測は現在進行形で発生してしまった突発地雷イベントによってあっさり崩れ去ってしまった。
さて、取り乱しているユウキが、現在置かれている状況を簡潔に説明しよう。
知らぬ間にとてもとても気持ち良く眠っていたベッドでは、実はこの世界に来てから面識を得た唯一の女の子こと織本泉がパジャマ姿で眠っていましたとさ♪
(というか何がどうしてこうなった。昨日はちゃんと自分の分のベッドに入って寝たはずだぞ。出会って間もない相手のベッドに忍び込むような人格じゃないはずだし、多分これは俺自身が知らない間にこっちのベッドに侵入したって事だ。でも、そんな、眠っている間に女の子に対して欲情なんて抱くなんて事無いはずなのに、こんなの絶対におかしいぜ!?)
前提の話ではあるが、あくまでも紅炎勇輝は健全に成長した(はずの)元人間な男子高校生である。
いくら何でも、まだ『子供』の領域に入る15歳未満の女の子へ本能のまま手を出そうとか思うような性欲豚野朗では無いのだ。
つまり、この状況は彼や他の面々が寝る『最初』の時点で形成されていた、と見ていい。
だが、具体的に『どうやって』間違えたのだろうか。
そもそも、目に見えた物を本来の形で見る事が出来ないなど、それではまるで先日戦ったユノモンの能力ぐらい――――
「………………」
そこまで考えて、ふと思い出してみた。
昨日、ユウキや信也といったユノモンと交戦した面々は、ユノモンが作り出した『五感に異常を促す』空間の中に長時間滞在していた。
それ等の空間自体は、ユノモンがヴリトラモンの攻撃に直撃した事によって受けたダメージから解除され、ユノモン自身も先の戦闘の中で言葉を遺しながら命を絶った。
だが、それで本当に幻覚の影響は収まっていたのだろうか。
火竜が吐いた炎によって木が燃え、その元となった火竜が討たれたとしても鎮火するわけでは無いのと同じように、巻き込まれた者には爪痕のように何らかの『後遺症』が残っていてもおかしくは無い。
例えば。
全く知らない合間に、違和感も無いまま見当違いの場所に歩いてしまう、とか。
五感の認識に影響を及ぼす『力』を受け続けていれば、そうなってしまってもおかしくは無いだろう。
何より、五感を掻き乱された時点で人間の脳やデジモンの思考回路には何らかの異常が残っているはずだ。
だとすれば。
この状況を、意図的では無いとはいえ作り出した張本人は。
(……あ、あ、あンの孔雀婦人がアアアアアアアア!!!)
しかし、今は亡きデジモンに向けて叫びを発していても仕方が無いのも事実なわけで。
今は何とかしてこの状況を脱出し、本来自分が居眠るべきだったベッドへ何事も無かったかのように戻る必要がある。
まず、そうしないと何となく至近距離の女の子がヒステリックモードと化して攻撃してくる可能性が高い。
そういった予測から立てられる状況の危険度を言葉で説明すれば、現状は『スズメバチの生息地に無防備なまま侵入してしまったけど威嚇だけでまだ攻撃はしてこない。けど凄い近くで羽の音が聞こえる!!』クラスなのだ。
冷静でいられる方がおかしいわけで、当然ながらユウキの
(……冷静に、なるんだ。まずは冷静に、布団の中から泉を起こさないように出る事から始めないといけないんだ……)
「……ぁ…………はぁ……はぁ、ぁ……」
寝汗なのか、はたまた別の理由による物なのか分からない雫を顎から垂らしながら、なんかもう聞かれたら完璧にアウトな荒い息を吐く高校生系爬虫類ことユウキ。
彼は、あたかも本物のトカゲのようにベッドに体を擦り付かせながらも、ガサゴソといった音が出ないよう慎重な動きを心がける。
ゴキブリのようなすばしっこい動きでは、まずベッドから這い出る前に何らかの気配か音に気付いた女の子が目を覚まして、う~んおはようって何してんのよキャ~ズゴドゴドグシャッッッ!! となる可能性が高い。
確認しておくが、この女の子は『風』のスピリットを受け継いでおり、それを使って『進化』を行った際のスペックは恐らくグラウモンに進化したユウキよりも上回っている。
その上、彼女はユウキの知る限りで『覗き』に対して凄まじいカウンターを放った経歴がある。
具体的に言えば、部屋の中にある物体を手当たり次第に侵入者へ投げつけた経歴が。
その時は相手が仲間だったし、その程度で済んだのだが、ユウキが思うに今回の場合はそうもいかない気がする。
何せ、デジモンに成っているとはいえユウキが元は人間だったという情報は、既にこの城に居る人間達には周知の情報で、喋り口調からも元が男性である事は流石に理解されている。
必要が無い情報だったので、ユウキが人間だった頃は高校生だった事までは伝えていないのだが。
事実から考えて。
(……十八歳の男子高校生が、諸事情で仕方無いとはいえ全裸で中学生の女子のベッドに潜り込むなんて、もう完全に痴漢か何かの犯罪のニオイしか感じない……ッ!! ていうかそうだったよもう慣れた感じしてたけど今俺全裸なんだった!!)
つまる所、バレてしまえば犯罪と認定されてもおかしくない状況なのだ(しかも『空気』なんて証拠に信憑性は無さそう)。
気付かれれば、それで即刻風とか蹴りとかでフルボッコにされてデジモン一匹が『浄化』されかねない。
(……ベッドのシーツを、掴まずに這う。上から圧し掛かる布団を必要以上に押し上げないように、アニメとかの見様見真似だが軍人が行う匍匐前進をイメージする。脱出にかかる時間よりも、今は泉が目覚めないように音を最小限に留める事を第一にする。堪えろ俺。震えずにゆっくり進んでいればいいんだから……!!)
多分、これまでの人生の中で最初で最も緊迫したスニーキング・ミッションだろうと思いながら、 呼吸はうっかり空気を吸う音が出ないよう口を開けたままで行いながら、ユウキは這う。
布団の中は日の光があまり通っていないからか、薄い闇に包まれていたが、やがてユウキは直感する。
(……いける。ここまで来れば、下手踏んで同じく寝ているであろうエレキモンが寝言か何かの拍子に電撃ぶっぱなしたりしない限り、窓際から敵襲でもして来ない限り、これの中から脱出出来る。そうすればもう何も怖い事は無い。ベッドに俺が入っていた痕跡は泉自身の寝返りとかで説明出来るし、多分空いているだろう俺用のベッドに適当な痕跡を作って、起床した奴に適当な挨拶をしてやればいい。それで全部終わる。無事に乗り越えられる!!)
ベッドの中をワニか何かのように腹這いした末に、遂にゴール地点であるベッドの外を目前に据えた彼は、まず前足からベッド近くの床に付ける事から始めようとする。
その時だった。
ピカーっ、と。
本当に唐突なタイミングで、ベッドの中を這っていたユウキの体が紅色の輝きを放ち始めた。
(何故だし!? 別に今戦闘中でも命関連の危機でも……いやある意味ではあるけど!! まさか『無事に脱出する』って目的が『進化』に至るほどの感情エネルギーを作り出したってのか!? 何この凄まじい誤判定!? ええい、止まれ~!! ビービービーッ!!)
そんな事を思っていても、ユウキの押さえ付けていた『恐怖心』という感情を受けて回転する
そして、ユウキ自身にも制御が出来ないまま、輝きは勝手に繭状の形を形成し、肥大していく。
では問題。
Q、この状況で『進化』を発動させた場合、どのような出来事が発生するでしょうか?
A、普段と変わらない姿でギルモンという種族の進化体――『深紅の魔竜』ことグラウモンは姿を現す。
……愉快な爆音と共に、ベッドから布団と女の子を軽く壁際へ吹き飛ばしながら。
「……………………」
明らかに必要性の無い『進化』を発動させてしまったユウキの脳裏には、そこから少しの間、周りの全方向に足を滑らせればそのまま奈落へ落ちるであろう真っ黒い崖が見えていたとか。
時間と空間の関連性から明らかに断絶したそんな心象風景は、どこかの漫画に登場する一部のキャラが心の逃げ道を失って自我を崩壊させる直前か、最期の最後に見るものなのかもしれなかった。
忘我。
そして、ユウキ――グラウモンが現実を認識していくにつれて、その瞳から熱い水が垂れてくる。
戦闘という緊迫した空間の中では無かった故か、理性を失う事は不思議と無かったらしいのだが、この場合は全然フォローになっていない。
彼の視線は、自分の意志とは無関係とはいえ吹っ飛ばしてしまった女の子へと向けられたままだった。
そして、彼は女の子の声を聞いた。
「…………うぅ、痛ったぁ……何なのよいったい……」
地獄へのゲート☆オープン!!
聞くと同時、ついにグラウモンの涙腺は防壁を破られたかのように決壊した。
「ウわァアあ!! もウ駄目ダぁ。モう無理!! モウ耐えらレなイ!! デモコんナ運命酷すぎるだろ。俺ガ一体何をしタってンだよォォォォ!?」
これから始まるであろうカウンターアタックを想起し、恐怖のあまり野太い声質と素の声質が混った叫び(咆哮とも呼ぶ)を放つグラウモン。
しかし、状況は彼の想像した方とは別の方へと向かい始めた。
「……ユウキ? というか、何? それ『進化』なの?」
どうやらベッドの位置が(爆風の効果を伴った進化の繭が原因で)移動した事により、ユウキが泉の眠っていたベッドに入り込んでいた事はまったく知らない、というか状況を飲み込みきれていないらしい。
とりあえず、涙を拭ってから質問に答えてみる。
「……ア、アあ。ナんか理由まデは分からなイけど、間違ってナい」
「……もう、やめてよね……こっちは昨日の戦いで大分疲れてるんだから……」
投げやりな調子で目元を擦る泉。
一体何が起きているのか? と、漫画やアニメ特有の覗きから問答無用の制裁的なフラグから遠ざかった事で、ようやくユウキの心情は冷静に近付きつつあった。
が。
忘れていた。
彼は忘れていたのだ。
織本泉という人物が関係する事柄に、強く敏感に反応を示すもう一人の人物がいた事に。
あるいは、泉が『進化』する『風』の属性を司る闘士よりもずっと攻撃力が高い闘士に『進化』出来る存在が、先の爆風音で危機的な何かを察知し、近付いてくる可能性を。
そして、実際にそれはドアの向こう側からやってきた。
「――泉ちゃん!! 何か爆発音が聞こえたけど何かあったのかい!?」
「―――――――ッッッ!!??」
近い位置に雷でも落ちたかのように、グラウモンの体が不自然に痙攣する。
本能的にも知識的にも、これは危険な状況だと警報が脳裏に響いている。
部屋の中央には大きな恐竜(それなりに怖さがある)が一匹。
壁際には頭を抑えた女の子が一人。
この、たった二つの事実から他者が導き出す答えと、それによって発生する破壊力の規模は? 想像してみるに、これまで遭遇してきた野生のデジモンなんて軽く凌駕しているに違いない。
現在はノックだけに留まっているが、やがて異変に気が付き扉の向こう側から雷鳴戦士ZYUNPEIが入ってくるだろう。
そしてグラウモンの巨体では、窓から飛び降りて逃げる事も隠れる事も出来ない。
(……ど、どうしっ、どどどどうしよう!? アイツって泉があんな状態になってる事を知ったら、確実に疑われるのは明らかに変化が大きい俺だ。そしたらどっかのドワーフみたいなデジモンみたいに砲撃される!? いや待てよ、アイツって仲間意識は結構強いほうなんだよな。手加減……いや駄目だこの状況からそんな未来が全然見えない!!)
あれよこれよと思考を張り巡らせている間に、審判へのカウントダウンは着々と時を刻んでいく。
そして、ガチャッというドアノブを回す音が聞こえる前に。
「そォい!!」
なんとグラウモンは、その体格に見合わぬ敏捷性で野球少年顔負けなヘッドスライディングを決行し、右前足の爪で、その体と比べると明らかに小さなドアノブをピンセット並みの精密さで抓み、順平がドアの向こう側から入室する事を封じたのだ。
窮地に立たされた生物は、普段より明らかに飛びぬけた能力を発揮するらしい。
実際、グラウモンの爪は小さなドアノブを確かに抓み、順平はドアの向こう側で疑問符を浮かべる事になった。
一瞬だけは、
別の理由で。
直後、焦りから必要以上の脚力を発揮した状態でのヘッドスライディングなんて事をやらかしたグラウモンの頭部を中心に激突音が炸裂し、ドアどころかその周囲の壁を少し巻き込む形で吹っ飛ばしてしまった。
「………………」
「………………」
危機一髪で吹っ飛ばされたドアを回避した順平と、その体格と危機管理能力によって今世紀最高クラスのバカをやらかしたグラウモンが少しの間だけ見つめ合う。
グラウモンの額から顎にかけて垂れる汗を見て、順平は吹き飛ばされた壁の向こう側にある部屋の惨状を横目で覗く。
そして彼は、部屋の中の惨状を目の当たりにし、その中に存在している要因から何らかの計算式でも組むかのような速度(片思い補正付き)で情報を分析すると、無言で再度グラウモンと目を見合わせる。
しばしの静寂。
そして、ようやく何かが動く。
順平が左手でデジヴァイスを取り出し、右手に一巻きのバーコード状のデータを出現させた瞬間だった。
「何か弁解の言葉はあるか?」
「見逃しテくだサイ」
「無理」
直後に『雷』の属性を宿す闘士と、危機管理能力から一気に戦闘モードに突入した『深紅の魔竜』が激突した。
その数分後に『風』の闘士と『氷』の闘士の奮闘もあって、双方の戦闘行為は強制中断させる事が出来たが、睡眠によって回復した分の体力の一部が思いっきり無駄使いとなったのは変わらなかったとか。
そんなこんなで、異世界の二日目は夜明けを告げた。
というわけで、前述した通り今回は『二日目』の早朝の出来事という立ち位置の話になったのですが。
どうして……俺はこんなに酷いタイトルと酷い展開を書いたのでしょうね(満足顔)。これはもう星流さんと星流さんが書いている作品に登場するヒロインに全力で土下座するしか無いわぁ……。
ユウキが触れた部位に関しては何も触れませんが、強いて言うなら『柔らかい部位』とだけ言っておきます。
フッ、全力でネタを詰め込んだ所為で寝起きの話でありながら7000字近くになってしまったぜ……← 次の話は朝から昼にかけてのお話となります。そう長くするつもりは無いのでご安心を。
修正前との相違点などはアメーバブログの方に書き込んでいるので、知りたいお方はそちらの方を参照していただければ。
関係無いけど、今回の話はとある小説を見てパッと閃いた事によって生まれた話でもあります。原因とかいろいろ異なってますけど。
あぁ、それにしてもMH4Gやスマブラが楽しすぎて筆が進まない……。
(あと他のお方の小説の感想全然書きにいけてねぇ……(致命傷))
感想・質問等、いつでもお待ちしております。