ハイスクールD×555   作:白尾芯

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三大勢力会談・前編

「れ、蓮先輩ぃぃぃ!小猫ちゃんんんん!」

 

ギャスパーがそう叫んでいる。

俺は今オカルト研究部の部室にいる。理由は会談に出席するためだ。

しかし、部室には俺と小猫とギャスパーだけである。

 

「ビビるな。一応お前の護衛としてエウリュアレとレイナーレを付けるから安心しろ」

 

この場にはまだいないが会談が始まり次第ここに転送するつもりだ。

 

「…ギャー君ファイト」

 

小猫が激励の言葉を投げ掛ける。

 

「とりあえず俺は先に行く。ギャスパーは待機で、小猫はオカルト研究部の連中と一緒に来るんだったな」

 

「…はい」

 

「たく、何で魔王よりも集合が遅いんかね。いつから魔王よりも偉くなったんだ?」

 

そう、後十分もしないうちに各陣営のトップは会場に集合する時間だ。だと言うのにまだオカルト研究部が小猫以外来ていないとはこれいかに。

 

「…しょうがないです。部長ですし、少し遅れても全く平気なのでしょう」

 

「まあ、アイツだからなぁ…」

 

「…です」

 

「あのー、蓮先輩はともかく小猫ちゃんは僕と一緒の、部長の眷属だよね?何でそんなにディスってるの!?」

 

しゃーねぇ、元々腹黒だったんだ。それに実際ディスるレベルの事をやらかしてるからな。

 

「さて、俺はもう行く。ギャスパー、何があっても冷静でいろよ。じゃあな」

 

「…ではまた後で」

「行ってらっしゃいですぅぅ」

 

そうして俺は会場に向かった。

会場につくと、三つの椅子に左から堕天使、悪魔×2、天使の順にトップが座っていた。その後ろに護衛(?)が立っていた。白龍皇もアザゼルの後ろにいた。

俺はそのまま、椅子に座る。後ろからグレイフィアがアタッシュケースを持って入ってくる。大きさからしてファイズのベルトだろう。俺はそう考えて始まるのを待った。

 

 

 

 

 

 

 

 

約二十分して会談が始まった。

予想通り、グレモリーらは各トップよりも遅く来やがった。馬鹿かこいつら。因みにそれを見た会長はだらだらと汗を流していた。後で胃薬買ってやろう。

 

「さて、ここにいる者達は最重要禁則事項である神の不在について認知している。それを前提に話を進めよう」

 

その時魔王がこちらをチラッと見て話を進める。

そうしてグレモリーが今回の事件の事を報告したりと会談は順調に進んでいく。

 

「あー、先日はうちの幹部のコカビエルが迷惑をかけたな。後処理はうちの白龍皇が行ったって言いたいんだが、そこにいる赤の戦士がやってくれた。本当英雄様様だぜ」

 

アザゼルがこっちを見てそう言うと全員がこちらを向く。こっちみんな。

 

「アザゼルその言い方は無いだろう。君のところの後始末をしてくれたんだぞ。それに彼は英雄の息子で赤の戦士だ」

 

「その戦士に英雄扱いするなって言われたからな。遠慮なく言ってるだけだぜ」

 

そうアザゼルが言うと回りが驚く。

 

「そうなのですか?」

 

「ああ。そもそも英雄って呼ばれたのは親父だ。俺じゃない。なのに英雄って呼ばれるのは腹が立つ。今度からでいい、敬語とか取っていいし、英雄って呼ぶな。わかったな」

 

「…ああ、わかったよ」

 

「…少し話が脱線しちまったが、本題に戻ろう。とりあえず和平結ぼうぜ。お前らもそのつもりでこの会談を開いたんだろ?」

 

そう言ってアザゼルは和平の話を出す。

 

「ええ、私もグリゴリと悪魔側に和平を持ちかける予定でした。神の子を見守り先導していくのが我らの使命だと私たちもセラフの意見も一致しています」

 

「ああ、私たちも和平を結ぼうと思っていたよ。戦争なんかしたら今度こそ私たち悪魔は滅ぶ」

 

「そう、次戦争を起こせば今度こそ共倒れだ。もう俺たちは戦争を起こせない」

 

そう上からミカエル、サーゼクス、アザゼルと言う順に喋り、三者意見が一致した。

 

「こんなところだろう…さて、重要な話が終わったところで、赤龍帝君から何か意見があるようだが何かな?」

 

呼ばれた兵藤は一歩前にでる。

 

「はい。どうしてあれだけ神を信じていたアーシアを追放したんですか?」

 

そう兵藤がミカエルに訪ねる。

 

「それは…申し訳ございませんでした」

 

そう言ってミカエルは理由を話す。

 

「つまりアーシアがシステムに悪影響を及ぼすと?」

 

「はい、もう一つは」

 

そこで俺が口を開く。

 

「神の不在を知った事だろ」

 

「…はい、その結果アーシア・アルジェントとゼノヴィア・クァルタを追放する形になってしまいました。申し訳ございません」

 

そう言ってミカエルは頭を下げる。

 

「いいのです多少の後悔はありますが私は今の生活に満足しています」

 

「私も今の生活に幸せを感じています」

 

「…逃がした魚はでけぇぞミカエル」

 

「ええ、そのようです。本当に申し訳ありませんでした」

 

そう言って深く頭を下げるミカエル。あいつらトップが頭下げてること分かってんのかね?

 

「さて、湿っぽい話はここまでにして今日一番の話題の話をしようぜ。な、赤の戦士――いや、ファイズさんよ」

 

おっと俺の番だ。

 

「ああ、そうだな。まず何から聞きたい」

 

「…以外だね。リアスの話では話したがらなかったようだが……」

 

「それは単にこいつらじゃ役者不足なだけだったからだ。ついでにこっちの要求ものんでもらうぞで、さっさと言え」

 

「ではまず、なぜ君がベルトを持っている?そのベルトがレプリカだって話なら辻褄が合うが」

 

まじかよ、いきなりそれ来るか。まぁそりゃそうか。今一番知りたいのはその情報か。

 

「さて、その質問に答えると、何言ってんだ俺が持ってるのがオリジナルでお前らの持ってるのがレプリカだ。…これでいいか?」

 

「「「「は!?」」」」

 

おーみんな驚いていらっしゃる。

 

「イヤだから、お前らが持ってるのがレプリカ、俺が持ってるのがオリジナルそんだけの話だ。この質問終わり次の質問どうぞ」

 

「いやまてまてまてまて!どう言うことだ!じゃあ何か?俺はレプリカで研究してたのか!?」

 

アザゼルがそう言う。

 

「そうだ。第一変身出来ないもの渡しても意味がないだろうがよ」

 

「変身…出来ない?どういう事だ?」

 

「この質問に答えると、グレモリーには話したがオリジナルは体内にオルフェノクの記号って言うのがないと使えない。そもそも天使、堕天使に渡したものはオリジナルだとデメリットしかない欠陥品扱いになっちまうようなしろものだぜ」

 

「そのオルフェノクの記号と言うのは…?」

 

「あー、それにはまずオルフェノクについて説明しよう。オルフェノクってのは人類が進化した姿でな、お前らが灰色の聖獣とか呼んでる奴らの事だ。因みに悪魔や堕天使、天使はオルフェノクにはなれねぇぞ」

 

「あれが、人間なんですか?」

 

「まあ、分類学上そうだろうな。んで、それになるためには人間がオルフェノクに殺される。又は車に引かれるとか即死の場合のみに低確率で進化できる。んでその時に体内にオルフェノクの記号が現れる。ここまではいいか?」

 

「うん☆」

 

「んじゃ、続けるぞ。オリジナルはその記号がないと変身出来ないんだよ。特に堕天使と天使に渡った奴はオリジナルの場合オルフェノクのなかでも上位の適合者だけが使える代物だ。つまりオリジナルはお前らじゃ使えないってことだ」

 

「じゃあ君が使えている理由は君がオルフェノクだからかい?」

 

「いや俺は、人間とオルフェノクのハーフだ。んで中にオルフェノクの記号が入っているから使えているんだ。なかったら今ごろ死んでいる 。んじゃ試しに、あまり危険性のないストッパーがついているファイズのベルトを持ってきたから変身してみな」

 

そう言って俺はグレイフィアからアタッシュケース貰い、渡す。

サーゼクスがベルトを巻き変身を試みたところやはり『Error』と言う音声が出て弾き飛ばされる。

 

「な、分かったろ。コレがオリジナルだ。そもそもお前らじゃ変身出来ないんだよ」

 

そう言いながら俺はベルトをアタッシュケースに片付ける。

 

「ちょっと待ってくれ。昔、彼らが装着していたベルトを貰ったんだ。レプリカで二天龍に勝てるレベルだったて事かい?つまりオルフェノクも」

 

お、そこに気づいたか。

 

「まぁ、そうだな」

 

「はは、本当に規格外だね、オルフェノクは…」

 

「じゃあオリジナルはもっと…」

 

セラフォルーも気がついたか。

 

「ああ、ここのやつらなんぞすぐに灰にできる。…さて、俺はこんだけ質問に答えてやったんだ。こっちの要求ものんでもらう」

 

「ああ、そうだったね。何かな」

 

「はぐれ悪魔黒歌のはぐれ認定を取り消してもらう」

 

そう言うとサーゼクスは真剣な顔になる。

 

「…どういう事かな?」

 

「今黒歌は俺の家で暮らしている。ついでに暮らしている間に悪魔の駒は抜かせてもらった。もう黒歌は悪魔じゃない」

 

「その証拠は?」

 

そう言ってきたのであらかじめ用意されていた資料を渡す。

 

「…これは?」

 

「黒歌の元主がやらかした事だ。まあ、それは後で見てくれ。話は後日だ」

 

「分かった。読ませてもらう。では――――」

 

ドォォォォォォォォン!!

 

サーゼクスが話そうとしたところで旧校舎から爆発が起こる。それが分かった瞬間俺はファイズに変身する。

 

その瞬間時間が止まった。

全く、どんなことがあっても冷静でいろっていっただろうが。これは注意しなくちゃな。

そう思い窓から出て旧校舎に向かった。

 

因みに動いていたのは三大勢力トップと白龍皇、俺とグレイフィア、それと小猫とゼノヴィアだけだった。

小猫は仙術、ゼノヴィアはデュランダルで防いだようだ。赤龍帝の兵藤と消滅の魔力を持つグレモリーは止まっていた。

たく、何やってんだか。怠けすぎだろ。




アンケートの結果
ゼノヴィア4票
イリナ6票
セラフォルー3票
ガブリエル14票
ソーナ5票
レイヴェル2票
すでに入っている方達8票
と言う形になりましたので頑張ってこの娘達をいれようかなと思います!
出来なかったらスミマセン!!
投票ありがとうございました!
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