ハイスクールD×555   作:白尾芯

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一週間ほど遅いあけましておめでとうございます。
先週は投稿出来ず申し訳ございませんでした。
今年もなんとか頑張っていきたいと思っております。


三大勢力会談・後編

「ガッ……!」

 

俺の前には禁手化した状態で倒れたヴァーリがいた。

決着は直ぐについた。

 

理由の一つは白龍皇の能力にある。

白龍皇の能力は相手の力を半減し自分の物にする、と言う能力。それを俺に使ってきたのだ。

はっきり言って自殺行為でしかない。俺の変身しているライダーズギアはフォトンブラッド粒子を使っている。相手を倒したときに灰にできるのはこの粒子のおかげだ。いわば力の源。つまり白龍皇が半減しようとしたのはそれであり、その半減した粒子は白龍皇の中に入った。ただでさえヴァーリよりも強力な力があるファイズの力を半減した場合体が耐えられない程の力が入ってくるのに、それに合わせて大量のフォトンブラッド粒子が取り込まれる。これは早速死ぬしかない。

そのあとはフォトンブラッドが入らないように手加減して今に至る。

本当にアルビオンがいて助かったな。

アルビオンが直ぐに放出してなかったら死んでたぜ。って、よく見たら神器の一部と指先が少し灰になってる。

 

 

そんなことを考えていると白龍皇が起き上がる。

 

「ははっ…!まさか、半減しようとしたらできなくて、殴り合いでも勝てないとは……!さすがだ、ファイズ……!」

 

「お前、よくその状況で笑えるな。軽く尊敬しなくもないぜ」

 

「ああ、自分でもびっくりしている。けど、本当に楽しいんだ!さあ、もっと戦おう!」

 

『Half Dimension!』

 

ん?なんだ?辺りが変な感じになった。

 

「奴の能力は自分の手に触れたものだけじゃねぇ。高まった力は周りの次元をも半減しちまうんだよ」

 

「解説どーも、アザゼル。んで、なんで俺に使わないんだ?」

 

俺はアザゼルにお礼を言ったあと、白龍皇に挑発に近いような言葉を投げ掛ける。

 

「フッ、そんなの分かりきってるだろ」

 

「ま、そりゃそうか」

 

「じゃあ、いくz「ふざけんなぁぁぁぁ!!」なんだ?」

 

俺も声がした方を見ると、兵藤が叫んでた。

 

「部長のおっぱいを半減しようとするんじゃねぇぇ!」

 

ああ、こいつはアホだな。なんでそんなところでキレるんだよ……。

 

そんな事をいいながら兵藤は禁手化して、白龍皇を殴っている。

殴ってるときに部長のおっぱいの分とかさけんでるし…、あ、小猫の胸の事言った。小猫の方から殺気を感じるし、後で死んだな、あいつ。

 

「ハハハハ!まさか胸の事何かでパワーアップするとわ!アルビオン今ならファイズと赤龍帝に覇龍(あれ)を見せてもいいんじゃないか?」

 

『待て、ヴァーリ覇龍(あれ)は危険だ!やめておけ!』

 

今の声がアルビオンか?

アルビオン(?)はヴァーリに警告するがヴァーリはお構いなしに詠唱を始めた。

 

「我目覚めるは――覇の理に――」

 

『ヴァーリ!あれはお前でも制御できていないだろう!しかもそんなボロボロの体では確実に力に翻弄されるぞ!』

 

ふーん、じゃちょっと止めに入ろうか。ここで暴走されても困るし、色々とめんどくさいし。

俺はそのまま走っていき少し威力を上げて吹っ飛ばす。

 

「ハァッ!!」

 

「グッ……!」

 

綺麗に吹っ飛んでいき、校舎の壁に当たる。

壁が壊れたが、暴走されて校舎が全壊よりはましだろう。

 

「詠唱中だったのに、酷いことをするじゃないか、ファイズ」

 

「だったら神器(なか)にいるドラゴンの言葉を聞けよ」

 

『感謝するぞファイズ。だが、昔の事は許してはいないからな……!』

 

知らんがな。

 

「そう言うのは親父に言ってくれ。つってももう居ないけどな」

 

「さて、もう一回詠唱を始めようか」

 

そう言って詠唱を始めようとするヴァーリ。

こいつ、全然懲りてないな……。

 

『少しは俺の話を聞いてくれ!』

 

ほら、アルビオンも泣いてるぞ。聞いてやれよ。それを実行しろとは言わないが。

と、そこに頭に金色の輪をつけて手に棒を持った妖怪らしき男が現れた。

 

「帰るぜヴァーリってなんでそんなにボロボロなんだよ」

 

「えっと、誰だあいつ」

 

兵藤が皆が思っていそうなことを言う。

 

「俺の名は美侯。闘戦勝仏って言ったら分かるかい?」

 

ん?てことは孫悟空か?

 

「闘戦勝仏って?」

 

「分かりやすく言うと孫 悟空。西遊記に出てくるクソ猿だ」

 

やっぱりか。それにしてはそんな老けてないな。と言うか兵藤、もうちょっとそっち方面勉強しろ。

 

「俺は仏になった先代と違って自由気ままに生きてるけどな」

 

「美猴か、何しにきた」

 

「北の田舎神族とやり合うから迎えに来たんだぜぇ。って答えになってないぜ。なんでボロボロなんだよ。まぁ、大体分かるが」

 

「そうだ、そこの赤の戦士ファイズと戦った結果さ」

 

「へぇーあの英雄はファイズって言うのか。俺も戦いたいところだが、他に用があるからな。じゃあな!ファイズ!今度会ったときは戦ってくれよ!」

 

「またなファイズ。次はもっと熱いバトルをしよう!」

 

「もうお断りだ」

 

ほんと勘弁してくれ。今そいつが言った神族と戦っててくれ。

そう言ってヴァーリと美侯は金斗雲に乗って帰っていった。

 

「ふー、取り合えずこれで終わりか…」

 

そう言って変身を解除する。

 

「お疲れ様です蓮様」

 

グレイフィアがそう言ってベルトをアタッシュケースの中に片付けてくれた。

 

「ああ、ありがとうなグレイフィア」

 

「いえ、礼にはおよびません」

 

「お疲れ、蓮」

 

「お疲れ様です」

 

「蓮、お疲れ?」

 

「おう、お前らもお疲れ。それとオーフィス、俺はお疲れだよ」

 

グレイフィアに続いて、エウリュアレ、レイナーレ、オーフィスがこちらに来た。

 

「…お疲れ様です蓮先輩。凄かったです」

 

「お疲れ様ですぅぅぅ」

 

その後、小猫とギャスパーがこちらに来る。

しかし小猫は何かおかしかった。いや、表情とかじゃなく、纏っているオーラがだが。

 

「小猫、なんでそんなに殺気立ってんだ?」

 

「…いえ、兵藤先輩にキレただけです」

 

あー、何か言ってたなあいつ。小猫の胸が無いとかロリとか。ま、確かに高校生にしては身長が低いよな。小猫は。

するとそんなことを考えていると目の前に拳が…。

 

「危なっ!」

 

避けた後、そちらを見ると殴っている小猫の姿が目に入る。

 

「何するんだよ」

 

「…蓮先輩、変なこと考えませんでした?」

 

やっべ、ばれた。

 

「何も考えてねーよ。強いて言えばさっきの兵藤の言葉を思い出していただけだ」

 

「…そう言うことにしておきます。では私は兵藤先輩の所に行って少し殺ってきます」

 

「おう。それ終わったら校舎の修理するぞ」

 

「…わかりました」

 

そう言って兵藤の方に向かっていった。見ていると兵藤が小猫にたじろんで、その後すぐ、吹っ飛ばされた。自業自得だな。

さて、俺も修繕に向かおう。

 

「お前らも校舎の修理するぞ。特にエウリュアレとレイナーレ。お前らは旧校舎の部分ちゃんと修理しろよ。自分達でやったんだから」

 

「はーい」「わかりました」

 

「グレイフィアは魔術でアタッシュケースを家に戻した後、手伝いに来てくれ。オーフィスは家に帰ってもいいぞ」

 

「分かりました」

 

「嫌、我も手伝う」

 

「そっか、じゃあ手伝って貰うとするか」

 

そう言って、各々で手伝えることを探した。

 

俺は少々校舎を破壊してしまったので直そうと思っていたら悪魔の方々がやってくれていた。感謝の言葉しか見つからねぇ。

仕方がないので瓦礫処理をすることにした。

 

「あの…」

 

そんな声が聞こえたので振り向いてみると生徒会長がいた。

 

「何か用か」

 

「いえ、ただ何故白龍皇との戦いの時手加減していたのですか?貴方ならもっと早く決着をつけれたのでは?」

 

あー、それな。それは単純だ。

 

「なんだその事か。それは手加減しねーと白龍皇が死んじまう恐れがあった、てのが一つ」

 

「…もう一つは?」

 

「もう一つはこの学校を壊さないためだな。白龍皇と俺が本気で戦うとこの校舎が全壊しちまうかも知れなかったから、だな」

 

「そんな事を考えていたんですか?」

 

俺がそう言うと会長はそんな事を言ってきた。

なんだよ折角言ってやったのにそんな事はないだろ。

 

「そんな事って言うなよ。一応お前の事考えてたんだぞ。校舎壊したら学校好きなお前は悲しむだろうなーって思ったから壊さなかっただけだ」

 

「…ふふ、有難うございます。お陰でこれだけの被害ですみました。貴方、優しいって言われません?」

 

「言われるよ。たく、俺は優しくしてるつもりはないんだがな」

 

いや、ほんと何でだろうな?俺は普通の事をしているのに。

 

「いい性格だと思いますよ?貴方のその性格は無意識に人を笑顔にできると思います。流石『仮面ライダー』ですね」

 

ん?今聞き捨てならない単語が聞こえたぞ?

 

「あ?なんだそれ」

 

「知らないんですか?貴方、巷で仮面ライダーって言う名前をつけられていますよ。冥界でもその名で子供達に人気なんですよ?皆を守る正義のヒーローって」

 

マジかよ。俺が仮面ライダー……か……。

 

「すまねぇ、俺には似合わねーや。その正義のヒーローってのは」

 

「そうですか。でも、貴方は少なからずこの校舎を守ってくれました。貴方は私から見てもヒーローですよ」

 

「そうかよ。さて、仕事するぞ」

 

そう言って俺は仕事を再開した。

 

それと俺に仮面ライダーの称号は荷が重すぎる。

前世で見ていた仮面ライダーはもっと自分なりの正義があったが俺にはその正義感はない。

有ったとしても自分が助けられる範囲だけだ。

そんな俺にはそんな大層な称号は不釣り合いだな。

俺は、そう思った。

 

 

 

 

 

修理が終わったその後、会談が再開され無事に三大勢力の和平が成立された。

ついでに俺ら(こちら)にはどの勢力も手を出さないことも成立された。

それをすべてひっくるめて今日、駒王協定が結ばれた。

 

その後は解散し家に帰った。

あー、疲れた。

そんな事を思った俺は布団に入りぐっすりと眠った。

 

 

 

―――後日―――

 

「今日からこの学園の先生になったアザゼルだ。よろしく頼むぜ」

 

また厄介事が来やがった。

なんでさ。

 

 

 

 

 

 

 

《第三者視点》

 

小猫が一誠に歩いていった時の会話

 

「あ、小猫ちゃんお疲れさま」

 

「…誰の胸が貧乳で小さいんでしたっけ?」

 

「あ、それはそのー……ごめんなさい!許してください!」

 

「…嫌です。本当に最低ですね兵藤変態」

 

「そ、そう言えば何でイッセーから兵藤になったの?前みたいに呼んでくれても良いのに」

 

何とか話題を変えようとする一誠だが小猫は聞く耳を持たなかった。

 

「…私が言いたくないからです。それと話題を変えないでください。それでも無駄ですけど」

 

「ほ、本当に許して小猫ちゃん!あれはつい勢いで言っちゃっただけであって悪気は無かったんだ!」

 

そう言って一誠はたじろぐ。

 

「…許しません。死んでください」

 

小猫は問答無用と言った感じで一誠を殴った。

 

「ちょ、ま、ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

一誠は綺麗に吹っ飛んで行った。

以上、その時小猫が一誠にやった出来事でした。

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