<コヨミの「召喚の間」>
荷下ろしが終わり夜になっていたのでナズナとスグルは晩御飯を作ることになった
炊飯係は明日から食堂で朝昼夜のご飯作りにきてくれるようになっている
「さて・・食ったし召喚の準備でもしようか」
「はい!団長様は料理も出来るのですね」
「あぁ下積みの時に炊き出しやら色々してたからなそれのお陰かも」
「なるほど!それでは召喚の準備お手伝いしますね」
二人は召喚の準備を進めていく
「ところで団長様・・華霊石と召喚の種はどれくらいお持ちですか?」
「ちょっとまってくれ・・・この箱だな」
大きい箱をスグルが開けると
「え・・なんだこれ・・」
「どうしたのですか団長様!」
スグルの視線にナズナもその視線を合わせ箱の中を見る
「これは・・・すごいです!すごいですよ!団長様!」
「姐さん奮発しすぎだろ・・・」
中には華霊石20個に金の封印石と召喚の種が入っていた
「姐さん?」
とナズナが聞き返す
「あぁ俺が下積みしてた団の騎士団長さんだよ・・って手紙があるな」
スグルは手紙を読む
「あんたの活躍を期待してるよ・・変な気は遣うなよ?使うときはバーって使っちまえ!
返しても受け取らないのはあんたなら分かってるだろしっかり励みな・・
後金の封印石だけど元老院の糞爺から掠め取ってやったからやるよ・・
まぁ元々じじいが悪いことして手に入れたやつだろうし気兼ねなく使いな・・あんたならやれるしっかりやりな!」
スグルは涙が出そうになったがナズナがいるので何とか堪える
「物凄く団長様のことを大事にしてくださったのですね」
「あぁ・・凄い豪胆な人だけど人情が熱い人だよ・・姐さん遠慮しないで使わせてもらうよ」
そして召喚の儀の準備が整った
華霊石は5個と召喚の種で召喚が出来る大量の召喚の種でも出来るがこちらは今持ち合わせがないのでこれで行くことになった
「じゃあ行くぞナズナ」
「はい!団長様!」
召喚鉢に華霊石と種を入れるスグルしばらくすると鉢が銀色に輝く
「銀ですね!」
「あぁ!」
まばゆい光が広がりしばらくして収束していくと一人の少女が立っていた
「初めまして。私はホワイトチューリップといいます、花騎士としても働いておりますが普段は診療所で医師もさせて頂いております。
あなた様がこれから共に戦い導いてくださる団長様ですね、よろしくお願いします」
「俺は騎士団長のスグルだよろしくそれとこっちが・・・」
「補佐官のナズナです!よろしくお願いします」
ホワイトチューリップは尋ねる
「ところで花騎士はまだ私だけのようですね?」
「あぁ・・今順番で召喚しているんだ5人召喚できるだけど今君が一番最初だからあと4人召喚するから
しばらく付き合ってくれないか?」
「そういうことでしたらわかりましたお付き合いいたします。」
「すまないな」
「いえ」
「さて・・じゃあ次だな」
スグルはさっき同様に華霊石と種を召喚鉢に入れていく
さっきと同様に銀色に光りだした鉢はまばゆい光を放つそして収束するとそこに立っていた少女は・・
「私の名前はパープルチューリップってあら・・」
「パープル姉さんも団長さんのとこに召喚されたのですね」
スグルは二人を見つつ聞く
「えっと姉妹なのか?」
そうスグルが尋ねるとホワイトチューリップが言う
「はい・・私の三番目の姉です」
「ふふ・・面白い未来ね・・・まさかホワイトチューリップと同じ騎士団に召喚されるなんて」
「それは私もですよねパープル姉さん・・ふふ」
スグルが切り出す
「とりあえずパープルチューリップ君のことを教えて欲しい」
「わかりました、私はリリィウッドで心のケアなどを診療所で行っています。
あなた様も何か悩みなどがあったら私に相談してくださいいつでも相談にのりますので・・」
「わかった、よろしくな!パープルチューリップ!」
「はい、よろしくお願いします」
「さて召喚の儀に戻ろう」
そう言って召喚鉢に華霊石と種を入れるスグル
鉢がまた銀色に輝きそのまま光が広がり収束する
「は~い♪団長さん、よろしくね~私の名前はイエローチューリッ・・・」
「お姉様・・」
「イエロー姉さん?!」
スグルもナズナはもう驚きは通り越して逆に冷静になっていたナズナが言う
「あのーもしかして」
ホワイトチューリップとパープルチューリップに視線を合わせると
二人は首を縦に上下させた
「診療所片付けてるときにいきなり二人とも呼ばれたのは見てたけど
まさか私まで同じとこに召喚されるなんてね・・
おっと、ごめんなさい団長さん改めて私の名前はイエローチューリップっていうの
リリィウッドの診療所で薬剤師をしているわよろしくね~♪」
スグルは言う
「世界花の導きだからなこういうこともあるさ、しかしまさかこうなるとは思わなかった」
相槌を打つように3姉妹は
「そうね、私も驚きよ・・・」
「お姉様と同じくです」
「それは私もですよー」
言葉にする3姉妹である
「気持ち切り替えてアレ使ってみるか・・・」
スグルは金の封印石を取り出す
皆は「おお~!」と声をあげる
「それじゃ行くぞ!」
スグルは召喚鉢に金の封印石を入れる
すると鉢は金色に輝き光はさきほどより大きく広がった収束していくそして・・そこには一人の乙女が立っていた
「どうも、リューココリーネだ。リリィウッドで医者しているよ医者といってもマッサージやカウンセリングだとか
体作りのサポートがメインだけどね」
スグル達に紹介を終えたリューココリーネがチューリップ3姉妹に視線を移し
「チューリップ3姉妹じゃないか、君達もこの団に召喚されたんだね、しかし凄い確率だねまさか3人とも同じとは」
代表してイエローチューリップが言う
「本当よ・・私も驚き通り越して笑いそうよ・・フフ」
「これでレッドチューリップが来れば凄いことになるね」
とリューココリーネが言った後スグルは聞く
「え・・4姉妹なのか?」
「「「そうよ(はい)(そうです)」」」
3人はうなずくイエローチューリップが言う
「ここで次の召喚で姉さんがきたら美人4姉妹勢揃いよ団長さん」
「たしかに美人4姉妹は魅力的だがさすがにそれはないだろ・・うん?どした?パープルチューリップ?」
「その未来になるかもしれません」
とパープルチューリップが言うそれに続いてホワイトチューリップは
「仮にレッド姉さんが来たとしても姉さん達本当に変な実験や変なことはしないでくださいよ!」
スグルはホワイトチューリップ見ながら思った
「(末っ子だから色々苦労してるんだろうな・・・)」
「さて気を取り直して最後の召喚の儀を始めるぞ」
スグルは最後の華霊石と種を入れていく
召喚鉢は銅から銀へそして銀から金へと変わった
見守る全員が声あげる
「おっ!金か!」
「団長様!また金ですよ!」
「もしかしてね?」
「ふふふ」
「何か凄い予感が・・」
「これはいい吉兆だね」
さきほどと同じく大きな光広がりやがて収束するとナイスバディなお姉さんが立っていた
「あなたが団長さん?私はレッドチューリップよ、一応これでも看護婦なんだから・・って団長さん?ってあら
あなたたちもここの騎士団だったの?」
とレッドチューリップは3姉妹に声をかける
「無理・・もう無理我慢できない・・アハハハ・・なにこの確率凄いすぎよ」
「ふふ・・」
「あぁ・・本当にきちゃったよぉ・・」
3姉妹はそれぞれの反応にレッドチューリップの首をかしげる
「しかし、本当にくるとは思わなかったよレッドチューリップ」
とリューココリーネがレッドチューリップに声をかける
「あら、リューココリーネもここの団に召喚されたのねよろしくね」
スグルも驚きを通り越して笑いながら
レッドチューリップに手を差し伸べる
「あら・・よく見たらいい男じゃないよろしくね」
レッドチューリップは手を握り返し握手する
そこでナズナが言う
「凄いです!団長様リリィウッドで医療に関して有名な方ばかりこれなら仮に怪我とか病気をしても大丈夫ですね!」
「たしかにそうだな・・とりあえず皆!」
スグルの声に召喚された5人はスグルのほうに振り向く
そして召喚した5人にスグルは言う
「ようこそ騎士団<コヨミ>へ!」
続―――――――