今回は変身しません&短めです。
よろしくお願いします。
「おぉ〜!これが仮面ライダーの秘密基地デスか〜!!まさか、かの有名なリディアンの地下とは...」
「リディアンにこんなところが...」
ノイズを殲滅したあと、すぐさま救護班が到着した。
幸い響は軽い捻挫で済んだようだ。脚が動かなかったのは怪我ではなく、単純に焦りで身体が言うことを聞かなかったらしい。
応急処置が終わった2人を、車に(ほぼ無理矢理)乗せて本部へ連れていく。
「かえしてくれるんじゃないんですか!?」とか「まさか私達、秘密を知ったから消されてしまうデスか!?」とか喚いてたけど...するかいなそんなこと...。
そんなこんなで、本部に通じる長い廊下を3人で歩いている。
「ねえ奏先輩!そろそろ教えてくださいよ!」
「まあ待ってくれよ。もう少しで分かるから」
「じゃあせめて先輩のことだけでも...」
「うわぁ...ここ、何の部屋デスかね?」
「って、勝手に開けるなよー?警報鳴るぞー?」
「わわっ!ごめんなさいデス...」
...緊張感ないなぁ、この子...。
暫く歩くと一つのドアの前につく。
「着いたぞ。今回の事件について話があるから、とりあえず入ってくれ」
「あぁ、はい...」
「なんか急に不安デス...」
にしてもこの子達表情変わるの早いな、なんか面白い。
「まーまー、軽ーく話するだけだからそう力むなよ」
そう言いドアを開け放つ。
「おーい、連れてきたぞー」
「「「「「立花響さん、暁切歌さん!ようこそ二課へ!!!」」」」」
盛大にクラッカーが鳴らされる。
あ、2人分の横断幕間に合ったのね。
〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜〜~〜~
奏先輩が開けたドアに押し込められるように入ると、そこは綺麗な装飾と豪華な料理でいっぱいになっていた。
天井から垂れ下がっている横断幕には【響さん、切歌さん、ようこそ二課へ!】の文字。
え...まさかの歓迎ムード?
「え、えと...とりあえず、歓迎されてるんですか?私達?」
「仮面ライダーの正体知っちゃったから、消されるのかと思ってたデス...」
「そんなことしねえって!?」
私達が戸惑っていると、赤いシャツを着た男の人が話しかけてきた。
って、大きすぎない!?すっごい見下ろされてるんだけど!?
「ん?どうしたんだ?そんなところに立ってないで、気楽にしてくれ!美味い飯もあるぞ!」
「司令はあんまり食べ過ぎないでくださいよ?立花さん達の分が無くなってしまいます」
「そうですよ!それに、まだあの子も来てませんし...」
司令と呼ばれた豪快な態度の人を、制服を来た2人が止めに入っている。
なんか凄い賑やかで楽しい雰囲気。
...じゃなくて!!?
「あ、あの~...」
「小日向未来さんの無事は確認しました。もう心配しなくて大丈夫ですよ」
「うわッ!?」
いつの間にか背後に立っていた男の人に話しかけられた。まるで忍者みたい...気配を全く感じなかったよ...って、いま未来のこと!?
「未来、無事なんですよね!?」
「はい。リディアンに近いシェルターで無事保護されたようです。ですから、もう大丈夫です」
「よ、良かった...」
とりあえず未来は無事なようだ。後で連絡しないと。でもなんて言えばいいのかな...「仮面ライダーに連れて行かれたんだーえへへ」なんて言っても信じてくれないよね?
それと、奏先輩と同じように男の人も未来のことを知っているようだ。未来、そんなに有名人だったのかな...?
ひとまず、混乱し続ける脳内を整理しようと奏先輩に話しかける。
「あの、奏先輩。もう教えてくれてもいいですよね?ここはどこで、私達はどうして連れてこられたんですか?」
「そうデスよ!モグモグ...いきなり連れてこられて...ムシャムシャ...わたしたちに何しようとしてるデスか!?もう1個くださいデス!!」
いや切歌ちゃんぜんぜん説得力ないよ...(名前は横断幕で知った。今までそんなことないよ...?)
「まあまあ落ち着けよ、響。時間はたくさんあるんだし、とりあえず腹ごしらえだ。美味いぞこれ?」
奏さんが食べかけの骨付き肉を差し出してくる。
そんなことしてる場合じゃなくてですね...?
「あ、ほんとに美味しい」
「だろ?」
よし、考えるのやめた!まずはご飯!!
<続>
ありがとうございました。
次回は5.5話、キャラ紹介回風になる予定です。
次回もよろしくお願いします。