超有名ゲームの世界で死んで行く俺たち。   作:高任斎

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ネタが浮かべば、10分かからず書けちゃうんだ……読むのは2分ぐらい?
(作者の)気分転換にちょうどいいの。


デス5:地雷原の中心で叫ぶ俺。

 やべえ。

 何がやべえって、今の俺がやべえ。

 

 

 

 

 クソッタレな世界で、俺はまた最後の1人になっていた。

 

 

 

 

 突きつけられた現実に耐え切れなくなった連中がいたとはいえ、2周連続で最後の1人になるってのは一体どんな確率だよ。

 まあ、いずれこれが『何周目』なんて概念もなくなっていくんだろうが。

 

 この2周目についても、あの少年が死んだ3回目のチャレンジまでは覚えているが、それからはもう数えることをしなくなった。

 それに何の意味もないことに気づいたからだ。

 

 水を飲み、ふと気づく。

 クリア者に与えられる、水と食料。

 飲み終えた水の容器はどこへ行ったのか?

 死んだ奴らの、水と食料はどこへ行ったのか?

 

 ゆっくりと水を飲み終え、容器を投げ捨てた。

 消えていく。

 空の容器が消えていく。

 

 はは、何も残さないってか。

 じゃあ、少し中身を残しておけば消えないのか?

 そんな甘い世界じゃないな。

 おそらく、いらないとか、後でと思った瞬間に消えていくってとこだろう。

 

 死して屍拾うものなし?

 羨ましいよ、屍が残るじゃないか。

 己の存在を刻み込むために、砂漠の砂を引っ掻いて死ぬ?

 羨ましいよ。

 この世界にあるのは、爆発と死、だけだ。

 余計なものは何もない。

 何も残さない。

 1周目で死んだはずの俺のこの身体も、存在そのものが怪しいもんだ。

 

 我思うがゆえに我有り。

 

 はは、そう思う俺の心とやらも怪しいもんだ。

 ああ、そうか。

 1周目に身体は置いてきた。

 2周目は、心を置いていけと言うんだな。

 

 笑わせるな。

 大した人生を送ってきたわけでもない俺だが、これだけは言える。

 本当に大切なものは、決して奪われない。

 奪われたように見えても、失ってはいない。

 

 もし、失ったと感じるなら……それは、自分が捨てたことに気づいていないだけだ。

 

 ああ、もう1つ。

 自分から捨てたものは、二度と取り戻せない。

 

 

 

 地面に向かって愚痴をこぼそうとは思わねえ。

 空に向かって理不尽を叫ぶ気もない。

 俺は、地雷原に向かって歩いていく。

 食料?

 この地雷原をクリアした後で喰らえばいい。

 のどが渇けば、地雷原をクリアして手に入れろ。

 

 さっき、爆発と死だけの世界と俺はいった。

 

 訂正するぜ。

 この世界には爆発と死を与える地雷原がある。

 安らぎと怒りを与える空がある。

 

 そして、俺がいる。

 

 この世界に俺がいる。

 安らぎも、怒りも、空から与えられるものではなく、俺が感じるものだ。

 俺が地雷を爆発させる。

 俺が死ぬ。

 爆発も死も、与えられるものではなくて、俺のものだ。

 

 何よりも俺がいなければ。

 俺たちという生贄がいなければ、地雷原も、空も、なんの意味もない。

 俺たちという生贄が、お前らに意味を与える。

 

 俺はここにいる。

 地雷を処理する俺がいる。

 地雷を爆発させる俺がいる。

 青い空を見つめる俺がいる。

 

 ああ……死んで逝く俺がいる。

 ああ、俺はここに、いる。




なんなの、この文学ムーブは……(困惑)。
そうか、マインスイーパーとは、ひたすらに生と死をみつめ続けることによって、プレイヤーを導く存在だったんだ。

気が向いたら、また続き書きます。
ここまでいったら、もう神に会うしかないじゃない。(笑)
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