今回、新しいシリーズを書かせていただきました。
勿論、月シルも後日、投稿する予定です!
今回、初めて感動系物語を書きます。下手過ぎて苦笑している方も多いと思いますが是非、最後までお付き合い下さい٩(ˊᗜˋ*)و
「春菜、春菜!!……………………。」
俺は薄暗い病室で必死に返事をしない彼女を揺さぶりながら叫んだ。
ジリリリリッ………………。枕元に置いているスマホのアラームが鳴る。久しぶりに夢を見た。あの日のことだ。自分の頬に残っている涙の跡をスマホに入っている鏡で見る。嗚呼、俺は泣いたんだ……。そんなことを考えていると下から父の声が聞こえてきた。
「おーい、涼。起きろ~!」
1階から俺を呼ぶ父の声が聞こえる。スマホのロック画に表示された時計を見ると、4時だった。ベッドから体を起こし、すぐに階段を降り、父のいるダイニングへと向かった。
「おはよう、涼。大丈夫か?」
ダイニングに着き、父が俺の涙の跡に気づき、声をかけてきた。ふと、広いダイニングの真ん中にあるテーブルを見ると、パスタが2人前。カルボナーラだ。
「父さん……。朝からパスタはないよ。俺が作るっていつも言ってるじゃないか…。」
俺はパスタを見て、戸惑いながらも父に言う。すると、父はホンワカな笑顔のまま、俺に微笑んでいる。
「だって美味しいじゃん!」
俺はため息を漏らしそうになる。ファザコンではないが、父はイケメンだ。この小さな村から2時間もかけて一流会社に務めており、副社長を任されている。俺が18にも関わらず、父はまだ36。母は俺が5歳の時に病気で他界。そんな父は再婚が出来る歳、顔なのだが、男手一つで俺を育ててくれた。だが、父はものすごくマイペースでお人好し。仕事中、自分が疲れていることに気付かず、そのまま倒れてしまうことも何度もある。そこが唯一の欠点だ。
「まぁ、いいよ。父さん、ありがとう!」
俺は父にだけは素直だ。母が他界した時、涙一つも見せず、優しく俺を抱いてくれた唯一の家族だから。
カルボナーラをなんとか食べ終え、食器を洗う。さっさと身支度を済ませて、近くのバス停まで歩いた。今は4時40分。この時間にバスが来る。ここはド田舎なので、この時間のバスに乗らないと、午後までもうバスがないのだ。
ブーッ。低音のエンジン音を鳴らし、山道をやって来た。このバスは少し古いが、中は綺麗に掃除してある。
まぁ勿論のこと、乗っているのは俺1人。これから3時間程バスに乗り、学校近くのバス停から学校まで歩く。
俺の通う高校は『南第一高校』。少しばかり偏差値は高いが、普通の学校だ。教室に入ると、ほとんどの生徒が揃っていた。特に話したり挨拶をしたりせず、教室端の
自分の席へ着く。俺の隣に視線だけ送る。隣は今は誰も使っていない机がただ一つ寂しく置いてあった……。
ありがとうございました。
次回も是非見て下さい!