是非最後までお付き合い下さい!
帰宅してすぐ、俺は今持っている疑問を全て春菜の手紙に聞いた。もちろん、寂しいと書いてあったことに気づいたことも。そして、正直な気持ちを教えてと…。お風呂とご飯をすませ、机の上を見ると手紙があった。俺は急いで開けた。
『涼へ
そんなに私のせいで悩んでたんだ。なんか、ごめん。
へー!最近笑うようにしたんだ。でもそれってホントの笑顔なの?嘘の笑顔なら明や静香は悲しいんじゃない?だってさ、嘘つかれてんのと一緒じゃん。涼の行動は逆に大切な人を傷つけてるのかもよ。人と付き合う上で傷つくのなんて当たり前じゃん。傷つけあって仲直りしてもっと仲良くなるんじゃん。雨降って地固まるってやつ。涼は傷付けないように人との間に壁を作ってんだよ。今のやり方だと涼も辛いし、周りも悲しいと思う。人と付き合ってたら傷つくのなんて当たり前。傷つけてしまったからなんて理由で壁を作ったら同じことの繰り返しだよ。昔の涼の話はあんましない方がいいのかもしれないけど、昔の涼は正直だったよ。どんな人にも真正面から向き合ってたくさん喧嘩して仲直りしてた。喧嘩しなかった相手とはあんま仲良くなかったね(笑)でもいつも喧嘩してた訳じゃないよ。正直な気持ちを伝えて伝わらなかった時は喧嘩してた。仲直りした後は凄い笑ってた。私は何が面白いんだろうっておもってたけど(笑)それに涼はいつも人の為を思ってた。まぁ今もだけどね!自分が怪我させられても、いつも相手の心配してた。喧嘩中なんてソワソワソワソワしてたよ。それだけ相手を思いやれるんだから誰かを傷付けても必ずその傷以上の幸せを与えられる。私はそう思ってるよ!!
私の正直な気持ちを教えてほしいって?やだよ。だって涼は私にホントの気持ちを伝えてくれないじゃん。伝えてくれるまで待つよ。だから教えてよ、涼の気持ちを。
春菜より 』
壁……ホントの気持ち……思いやり。自分の中で何かが揺らいだ。俺の真っ黒な心の空に一つ、また一つと光が増えていく。星よりも淡く薄い光を放っているが確かに光っている。変光星のようだ。消えたと思ったらまた光り出す。俺は少しだけ前を向くことが出来たのか…?でもまだ春菜にはホントの気持ちは伝えれない。だからほかの人から伝えてみようかな。真正面からぶつかってみよう。ダメだったらまたぶつかればいい。昔みたいにはいかないかもしれないけど、自分を信じてみよう。俺はそう思った…………………………。
ありがとうございました。今回は手紙の内容がほとんどでした。次回は……今のところは明と静香を書こうかなと思ってます。今のところですよ!
では、次回もよろしくお願いします!