君と僕のキセキの手紙   作:有栖川アリス

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こんばんは。アリスです(❁´ω`❁)Alice

是非最後までお付き合い下さい!

音槌さん、誤字報告ありがとうございます!


涼と明とCMと

「小雨!お前、CM出てたな。お前の父親もお前もイケメンすぎだろ!羨ましいぜ………。」

周りがとても騒ぐので取り敢えず鈴木先生の所へ避難した。先生は俺たち2人にコーヒーの入ったコップを渡してくれる。

「ありがとうございます。先生の方が俺より何倍もイケメンですよ。父には……。 」

「待て待て!そこはお世辞でも先生の方が父よりカッコイイって言うとこだろ!本当に演技は上手いが嘘は下手だな。」

先生はポンと俺の頭に手を置いた。すると、明がその手をバチッと少し強めに払い除けた。明、仮にも先生だぞ?成績下がるかもだぞ…。(←そこ!?)

「痛っ…!」

先生の手は少し赤くなっており、俺は急いで氷嚢を先生の手に当てた。

「ほら、明は謝る!」

俺は明の頭を無理矢理下げさせた。が、当の本人は頬をぷくっと膨らませて拗ねていた。何を怒ってるのやら。

「先生、すみません。どうか明のタダでさえ悪い成績を下げないで下さい!!」

「ははっ!このくらいの事で下げたりするか!」

先生は少し大きめの声で笑った。 ここまで明るい人だとは思わなかった…。

「で、小雨は芸能界で働きたいのか?」

ん?文法的に変。

「いや……。分かんないです。」

「……。まぁまだ高2だからあんま深く考えんな。小雨は天才だから海外とかの大学でもいいんじゃないか?」

先生は俺を過大評価しすぎだと思う。

「俺は父と住みたいので。」

先生は少し考えてから笑い出した。全くよく笑う人だ。

「まぁ芸能界も視野に入れとけ!」

先生がそう言うと今まで黙って膨れっ面をしていた明が口を開いた。

「ねぇ、涼…。もうすぐ5限目。」

だから何をそう怒っている?と俺は心の中でツッコミを入れてみた。

「嗚呼。先生、失礼しました。」

俺達は少し急いで教室へ戻る。あと1分で5限目が始まるので流石に人はいなかった。

俺達が席についた瞬間、先生がいらっしゃったのでギリギリセーフだった。5限目は家庭科。40歳くらいの女性の先生だ。この先生はとにかく若いイケメンが好きらしく、明や鈴木先生を始めとする異性へのスキンシップが多い。俺はイケメンじゃないので全く心配いらないが関わりたくないので冷たい役を演じている。この前なんて演じすぎて教室中が凍ってしまったように静かだった。流石にその時はすみませんと思ってしまった。でも俺は変わるのだ。今日はこの先生の前でも素でいる。頑張らなければ春菜に合わせる顔がない。まぁ物理的にも合わせれないけどな。そう決心した。

「はーい、誰か質問ある人ーー??」

俺は黙って手を挙げる。初めて授業で手を挙げた。基本、ほとんど聞いていないからな。

「あらー、涼君!なーに??」

り、涼君だと?仮にも真面目な教師が…真面目じゃなかったか。

「僭越ながら意見させていただきます。先生が作ってくださったプリントの『計る』という字ですが正しくは『量る』です。」

俺はそれだけ言い終わるとさっさと席についた。

「あらまっ!!ありがとうね、涼君ー!」

お礼を言われた。少し嬉しかった。

でも俺はつくづく思う。なぜこう俺の周りにはキャラの濃ゆい人が多いのか……。俺はそんなことを考えながらチラチラと隣の空いた席を見てしまっていたことに気が付かなかった。

 




ありがとうございました!

CM編が長引いております。もうすぐ文化祭の話も出てくるので楽しみにしていてください!

是非またご覧下さい!(できることならコメントや評価も!)
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