君と僕のキセキの手紙   作:有栖川アリス

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こんばんは、アリスです(❁´ω`❁)Alice


今回は明と静香メインです!


是非最後までお付き合い下さい!


明の本当の気持ち 涼との関係

俺は今日は空手だった。家の横に空手道場があり、父が教えている。両親の前でもいい子ぶってパパとか言ってるけど、本当はあまり両親が好きではない。それに空手も。運動神経が元々いいからか本気でやらなくても全国一位の常連組に入っている。まぁそろそろ辞めようと思っているけど。

今日はほんとにムカついた。鈴木の野郎(一応、先生)、涼に気安く触りやがって。いつもは頑張って抑えてた嫌な感情が出てしまったじゃないか!嫉妬………という醜い感情が。

俺は鈴木の野郎(一応、先生)に心の中で文句を言いながら空手終わりで少し疲れた体で駅に向かった。空手終わりと言ってもまだ18時。家にいるのも疲れるので駅地下の隅にある喫茶店にでも行こうかと考えているといつの間にか駅に着いていた。周りの女の視線がウザすぎる。俺は涼と違って自分がイケメンなことを知っている。その分周りの視線や噂にも敏感だ。涼の場合は男からの視線も多いのになぜ気にならないんだ!そんな鈍感じゃいつか襲われる!などと勝手に涼の心配をしていると、見慣れた後ろ姿が地下への階段を下りて行くのが見えた。見えたというか周りが皆ソイツに見とれてるから見えてしまった。学校休んで何やってんだ…。俺はすぐソイツの後を追い、肩を掴む。

「お嬢さん、お茶しに行かない?」

ソイツは俺の手を払い除け、こっちを見ると真っ青になった。実に愉快だ。俺はこの女、蒼井静香が大嫌いだ。

「な…中野さん。」

「お茶しに行こうか。」

俺はほぼ無理やり蒼井の手を掴んで目当てとしていた喫茶店へ入った。喫茶店の隅に座る。嫌味だがコイツも顔はいい。俺と一緒にいたら周りの奴らが騒いで話もできねぇ。

「で、なんで学校休んだのにいたの〜?」

俺はカフェラテを飲みながらかわいこぶって聞く。俺の営業用キャラだから。

「なんでって風邪以外で休むなとは言われておりませんから。」

イラつく。行動も全て何もかも。

「涼が心配してたよ〜♡」

自分で言っておいてズキンと心が痛む。言う度に心がヒリヒリすり減っていく感じがする。

「え…?!小雨さんがですか?!」

蒼井はほんのり頬を赤くしており、声のトーンも少し上がった。

「勘違いしないでよ?」

俺は本当の声のトーンで言ってしまった。でも言ってしまったものは仕方ない。蒼井は口元を片方だけ上げて笑った。魔女かよ。

「やっぱり性格を作ってらしたんですね。バレバレでしたよ。本当に男子でぶりっ子なんて気持ち悪いですもの。あら、申し訳ございません、うっかり本音が。」

嫌な奴!お前もキャラ作ってんじゃんか!

「嗚呼、作ってなんか悪いか?人間、一つや二つ秘密はあるもんだろ?」

「ええ、そうですね。」

どうやら、敬語は作ってる訳じゃないらしい。素でも敬語って…本当に変で嫌な奴。

「中野さんの仰った一つや二つ…。私、二つ存じ上げておりますよ、中野さんの秘密。」

は?二つだと?一つは性格のことだろ。他に何がある?

「中野さんは…小雨さんのことが好きなんですよね?」

俺はこの言葉を聞いた瞬間、ドキッとした。そしてゾクッとした。何だコイツ、何故知ってるんだ。

「お前……。」

俺は思わず睨みつけてしまう。

「ふふっ、そんなに怒らないで下さい。気持ち、伝えないんですか?」

「いいんだよ!俺の気持ちなんて。伝えたら関係が壊れるのは分かってる!それに…涼に嫌われちまう!」

さっきの事もあり、俺の堪忍袋はキレる寸前。

「小雨さんは…小雨さんは…そんな簡単に人を嫌う人じゃありません!」

「なんだよ、分かったような言い方しやがって!第一、なんで大嫌いなお前に言われなきゃいけねぇんだよ!あの女と一緒じゃないか!」

蒼井は少し顔を曇らせた。

「あの女とは……?」

春菜だ。蒼井は知らなくて当然だ。

「春菜だよ。アイツがいなけれゃ涼は変わんなかったのに。なんでアイツのことを思って俺の腕の中で泣くんだよ…。アイツなんかのために泣くなよ…。」

「アイツなんかってなんですか?春菜のことを悪く言わないでください!」

「なんでお前が春菜を庇うんだよ?!何も知らないくせに。

アイツが入院すると涼は毎日病院に通った。病院に行くには片道2時間はかかるのに。疲れてるくせに学校ではヘラヘラ笑って、誰にも心配かけないようにって。アイツが死んだ時、涼は息をしているのかと疑ってしまうくらい『無』だった。涙も流さず

、無表情で。心の中で責めてたんだろ、自分自身を。涙を流す資格なんてない、どうした気づけなかったんだって。そんな涼が俺の前だけで涙を流した時、分かった。俺が春菜に抱いていたイライラという感情は嫉妬だったんだと。俺は涼が好きで、守りたいんだって。なのにお前みたいなのが現れてぐちゃぐちゃだ、何もかも。涼も元の涼に戻りかけてる。本当は戻って欲しくなかった。俺だけの涼でいて欲しかった。お前のせいだ!」

「は?何ですかそれ?!意味が分かりません!それってただ小雨さんを傍に置いておきたい。自分という檻に入れて閉じ込めておきたいってことですか?そんなの、そんなの、小雨さんが可哀想です!貴方の自己満足じゃないの?!」

「ち…ちが……」

「被害者ぶるな!それに…今のままの関係だと辛いのは中野さんですよ?私にも分かります。大切な人に本当の気持ちを隠して生きる辛さ。私の場合は…距離のとり方が分からず、好きと言えない、大切と言えない辛さですけどね。」

「俺は怖いんだ…。涼は俺を嫌わない。それは知ってるけど、だけど、やっぱり怖いんだよ!怖くて怖くて仕方ねぇんだよ!好きより何より恐怖が大きいんだよ! 」

「怖がる必要はないと思いますよ…。ライバルにアドバイスするのは好きじゃないですが特別です。小雨さんは嘘が下手くそです。演技は上手くても嘘はド下手です。だから…分かるんです。小雨さんはいつも貴方を必要としているということが。」

涼が……俺を……何だって?

「本当か?」

「ええ。」

「俺は…涼の前だと素直になれるんだ。甘えられるし涙も流せる。皆の前では笑顔であざとく、可愛く、人気者にって頑張ってキャラ作ってるけど涼の前だとそんなもの全て剥げて素直になれるんだ。この気持ち、伝えても…いいのか…。」

「伝えたらいけない気持ちなんて無いですよ。嫌いっていうのも言っていいし、好きも苦手も美味しいもマズイも全て言っていいんです。そこで壊れたらそこまでの関係なんですよ。それにそれはその人のためになる。その人自身の悪いところを教えてあげてるんですから。言って後悔するより言わなくて後悔する方が辛いです。私の経験上ですけどね。」

「………。」

涼は俺のことを嫌いにならない。俺達はそんな簡単に壊れるような関係じゃない!

「言いたきゃねぇが、今回は特別だ。蒼井、ありがと。お礼にライバルって言ったのは聞き逃してやる。」

俺はそう言って走り出した。蒼井が店の人に大声を出したことを謝ってくれてるなんて知らずにただ涼の所に走る。涼を信じて……。

 




ありがとうございました!2000字超え!もうすぐ3000字だ…。えっと…読者の皆さん、お疲れ様でございました。

もうすぐ学生の皆さんは夏休みですね♪どこかに出かけたりするのでしょうね…。私は夏祭りには行きますがそれ以外は引きこもりですね。課題も多いんだろな…。誰か、私の課題入りませんか?(自分でやれ笑!)

もうすぐ最終回。絶対、最終回まで見てくださいね!もしかしたらの展開だってあるかもしれませんよ〜?!
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