投稿遅れました(>_<;)
是非最後までお付き合い下さい。
「りょ〜!起きろ〜!」
目を開けると至近距離に凄い整った顔が……父さんか。
「明くんきてるよ?」
寝てしまった。時計を見ると朝6時。来るの早っ…。
俺は重い瞼を頑張って開け、階段を降りてリビングに行く。眠たくて頭が働かない。
「涼のパジャマ姿!!いつもシャキッとしてる涼の寝起き!可愛い&イケメン!超レア!!」
明の叫び声に近い声が頭に響いてガンガンする。低血圧だから余計に。着替えるのも忘れていた。
「明、写真NG。」
夢中で写真を撮っている明に一言掛け、リビングのソファーに寝転がった。自然に瞼が閉じてゆく。
ぐはっ!!!!腹部にもの凄い衝撃を受け、眠気が一気に覚める。患部(大袈裟だが)を見ると明が俺の腹部にダイブして跨っていた。痛いはずだ……。
「りょ〜お〜!寝るな!お前が急に爆弾発言したんだろ?!わざわざ返事しに来てやったんだから聞け!」
俺はそのまま上を見上げ、明の話を黙って聞く。
「俺、芸能界入る。やっていけるかなんて分かんねぇけど…やりたい。楽しいことを見つけたい。何かを一生懸命頑張ってみたい。それに涼ともっと一緒にいたい。涼が俺を恋愛対象として見れなくても頑張って好きになってもらう。無理矢理でも涼の視界に少しでもいいから入りたい。もう、隠す理由はないから。理由は不純かもしれない。けど、入りたいって思った。これは自分の意思だから。」
明の目は真っ直ぐ俺を見ていた。その瞳の奥が見えそうな位澄んでいて、綺麗だった。まるで今から遠足に行く少年のように純粋でどこか興奮していて今までとは違っていた。明が自分の意思をハッキリ伝えてくれたのは初めてかもしれない。いつも人に合わせていて明が何かをしたいという事など一度もなかった。明は変わろうとしている。じゃあ俺は……?確かに少しは変わった。でも何かが足りない。その何かが分からない。その瞬間、有り得ない人の声が聞こえたような気がした。
『じゃあ見つけよっ!』
まだ耳が記憶している懐かしくて愛おしい人の声。そんな訳ない。幻聴に決まってる。でも、でも、勝手かもしれないけど背中を押してくれているように感じた。俺の中にいるのか?俺は心の中で問いかける。亡くなった人は心の中にいると言われた。そんなもの信じていなかった。でもさっきの声は…春菜じゃないのか?いや、絶対に春菜だった。俺の中にいなくても近くで見守ってくれている。そう信じよう。そう思った瞬間、俺の心に気持ちのいい風が吹いたような気がした。
「明、ありがとう。正直迷ってた。でも俺も変わらないといけない。見つけないといけない。だから一緒に頑張ろう。」
自分でもなぜ笑っているのか分からない。でも自然に笑いが込み上げてきたのだ。この感覚、懐かしい。なぜ懐かしいんだろう?分からない。まだまだ分からないことばかりで俺達は子供だ。でも悩みだって沢山抱えている。一人で解決出来るものもあれば出来ないものだってある。一人がダメなら二人で考えればいい。俺は明と一緒に見つけるんだ、足りないものを。明は俺と一緒に探すんだ、楽しいことを。2人とも目的は違うけれど辿り着く所は一緒。『変わる』というゴールを目指して今、進み出す。
『春菜へ
手紙書けなくてごめん。ちゃんと自分の道を見据えた上で書きたかったから遅くなった。
この前、俺の出たCMが放送され始めた。父さんがイケメンだから凄い話題になったけど俺なんかが出てよかったのかなって思う時もある。でも明と一緒に芸能界デビューしようと思ってる。そんなに簡単じゃない。正直迷ってた。でも春菜の声が聞こえたような気がした。勝手なこと言ってごめん。でも本当にそんな気がしたんだ。だからお礼言わせて。ありがとう、春菜。
それとずっと春菜に伝えたかったことがある。これは次の機会に話すよ。
正直な事を言うと会いたい。我が儘言ってごめん。俺が悪いのに勝手な事言ってごめん。でも今すぐにでも会って抱きしめたい。あ、ごめんな。これじゃ変態だな。でもホントだから。ごめんな、春菜。あの時気付いてやれなくて。返事待ってる。 小雨涼』
ありがとうございました。
明、ごめんね。都合上により落としてしまいました。
あと数話で終わる予定でしたが、思ったより長引きそうです。少し展開が早いような気もしますし、内容がごちゃごちゃですね。一応、簡単なあらすじを次回くらいで載せたいと思います。
ではまた次回宜しくお願いします!