君と僕のキセキの手紙   作:有栖川アリス

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こんばんは!アリスです(❁´ω`❁)Alice


ってこんばんは!じゃないですよね…。ただ今、(2018/08/13 02:02:07)でございます。夜中の2時ですね…。

まぁ…是非最後までお付き合い下さい!!


涼はムーンライト芸能プロダクションに行くがまたまた事件?!

「りょ〜!起きろ〜!」

ん…?昨日と同じようなセリフで起こされる。

昨日は手紙を書いたあと、勉強と運動をして寝るというごくごく普通の日だった。

「明くんきてるよ?」

時計を見ると朝6時。いや、だから早いって...。

昨日と同じく重い瞼を薄く開けながら降りた。

「涼のパジャマ!二日連チャンなんてラッキー!」

ラッキー!じゃないから…。俺は眠いんだが?

「何しに来た?」

「涼に会いに来た!!」

「あ"?!」

頭痛のせいで喧嘩口調になってしまったが明はその事を分かってくれているのでたいして気にしていない様子だ。分かってくれているならもう少し遅く来て欲しいが。

「その…瀬名…だっけ?ソイツん所行くんだろ?」

あ…。忘れていた。俺は『ん』と返事をして着替えるために二階に上がる。下からは父さんと明の話し声が聞こえる。

着替え終わって一応、熊さん監督の名刺も持って降りる。リビングのドアは閉まっており、開けるためにドアノブに手を掛けたが開けることが出来なかった…。

『明くん、涼を助けてあげてね。春菜ちゃんが居なくなってから無口になったり、無表情になったりで…。でも最近は本当の笑顔も増えてきた。涼を変えてくれたのは君だよ。だから…宜しくお願いします。』

父さんは明に向かって深々と頭を下げていた。

『いや、俺の方が涼に助けてもらってる。ほら、俺、可愛い系のイケメンだから今みてぇな喋り方も出来ないんだ。周りを気にしなければいい話なんだけどやっぱ気になる。でもあんまきつくねぇんだよ。涼のお陰でさ。唯一、涼の前では素で居られる。お義父さんの前でも素だけど涼の場合は甘えることができる。本物の両親の前までも猫かぶんのはキツイ。でも涼がいる今はきつくねぇんだ。お義父さん、俺も涼に救われてる。そのお礼って訳じゃねぇけど、涼のことも任せとけ!』

明はポンと胸を叩いた。お義父さんって父さんのことだよな…?という疑問が一瞬脳裏に浮かんだがそれどころじゃなかった。胸が熱い…。苦しい訳じゃない。むしろ、気持ちがいい。この感情はなんという感情なんだ?前にもあった、感じた、この感情は…。そうだ、『嬉しい』だ………。これが本物の『嬉しい』だ。今まで嬉しいと自分に暗示をかけるように言っていたものとは違う。これは本物だ。俺は愛されていることが嬉しいんだ。

俺は今にでも目から零れ落ちそうなものを止めるために顔を洗いに行く。水は冷たかったが心は熱かった、暖かかった。ありがとう……。何度も何度も心の中で2人に言った。顔の赤みがひいたので、一度パシッと叩いてさっきは開けられなかったリビングのドアを開けた。

「お待たせ、明。」

「おせぇー!!」

明はぷくっと頬を膨らましながら言った。

 

俺はタクシーを拾い、ムーンライト芸能プロダクションまで行った。タクシーの運転手さんに『ムーンライト芸能プロダクションまでお願いします』と言うと何ですかそれと聞かれてしまった。どんまい、瀬名さん。

 

事務所には始めてきたが、想像通り質素な感じだった。明なんか『お化け屋敷……』と零していたほどだ。

チャイムを押すと瀬名さんが出てきた。

「涼くん、昨日はありがとうございました!」

「いえ、俺の方こそありがとうございました。」

そのやり取りを見ていた明の目は…恐ろしかった…。

俺は明を宥めながら事務所の中のソファーに座る。中はとても綺麗だった。瀬名さんは紅茶を出してくれ、昨日してくれた説明を明にもしてくれた。

「昨日、言い忘れてたんですけど、親の承諾がいるんですが…。」

申し訳なさそうに瀬名さんが言う。

「僕は大丈夫!涼と一緒なら安心だって言ってた!」

明…やはり猫かぶるか。さっきの態度とは真逆だったので思わず笑いそうになった。

「涼くんは?」

絶対大丈夫だろう。

「多分大丈夫ですよ。というか、俺以上に乗り気ですね。」

瀬名さんは確かにと言いながら頷く。

「では、契約書です!宜しくお願いします!」

契約ってこんなにすぐ出来るんだと感心しながらサインをした。親のサインもいるそうだが、それはまた後日。

「えっとまず仕事なんですが…。なかなか無くて…。あ、最初のお仕事は昨日のホテルのCMですけど!」

小さい事務所だしな。俺は心の中で納得していたが、熊さん監督の存在を思い出した。

「あの、この間の監督に言ってみましょうか?」

すると瀬名さんも思い出したらしく、激しく頷いた。

「相澤さんですね!お願いします!!」

相澤……って誰だ? 俺は疑問に思い、熊さん監督の名刺を見ると相澤 熊吉と書いてあった。え?!本当に熊さんだったとは…。

 

『プル……ガチャ!』

またしてもワンコール!す…凄い。

『どちらさま?』

凄い不機嫌そうな声が聞こえる。タイミング悪し。

『急に申し訳ございません。小雨涼です。』

『おぉ!!涼か!!』

急にワントーン高くなる声に少々驚いた。

『芸能界デビューさせていただくことになりました。』

『そうか!!最初の仕事は決まったか?』

『はい。でも…小さな事務所なんで仕事がなかなか。』

『大丈夫だろ?最初の仕事でっていうかこの間のCMでお前、凄い話題だぞ?テレビにも謎の美少年現る!ってよく取り上げられてこっちも大変だぞー!』

『ほへ?!』

間抜けな声を出してしまった。

『あ、テレビ見てねぇな?!っていうかドラマの役やるぞ?』

『いや、その、二人でデビューするんですよね。』

『は?』

今度は熊さん監督の間抜けな声。

『だから…』

『二人だと?!瀬名は何考えてんだ!今、事務所だろ?そこで待っとれ!!』

ガチャ!凄い勢いで電話を切られた。最後のセリフはほぼ怒号だった。

 

「相澤さんなんて言ってましたか?」

「そこで待っとれ!!だそうです。」

その言葉通り俺たち3人は事務所で大人しく待つことにした。

10分後…。

ガチャー!!事務所のドアが壊れたかと思ってしまうほど大きな音を立てて開いた。熊さん監督がハァハァ息を切らして立っていた。

「そこの隣のヤツが一緒にデビューするやつか?」

「え?あ、はい。」

俺が戸惑いながらも返事をすると、ドスドスという足音を鳴らしながら明の前で仁王立ちする。

「ふぇ……ん……。」

明は涙目になり、怯えた目で熊さんを見ている。演技だろう……多分…。

「顔は悪くないが…可愛い系で行くつもりか?はぁ…。涼の価値が下がってしまう。」

熊さんは頭を抱えるポーズをする。その瞬間、明が熊さんの襟元をつかみ、睨みつける。熊さんも固まっている。そりゃそうだ。今までウジウジしていた少年が急に反抗期に入るのだから。

「てめぇ、監督かなんだか知らねぇけど、涼を馬鹿にすんなよ。涼の価値が下がるだと?何抜かしたこと言ってんだよ!涼の価値が下がるなんてんなことねぇ!涼は最高にかっこいいんだよ!」

明…。

「…。確かにお前の言う通りだな。」

熊さんが認めると明は襟元を離し、俺に抱きついてきた。

「ふぇ…あの人怖いよ…。」

明、お前の方が正直怖かったぞ?心の中でこう思ったが口には出さないでおこう。

「監督、明は演技力もあります。ちなみに今も演技中です。」

そう言うと明は熊さんの方をチラッと見て歯をニカッと見せて笑った。熊さんは間抜けな顔をしている。

「なので二人でデビューすることを認めてください。お願いします。」

俺は頭を下げながら思った。なぜ熊さん監督の許可が必要なんだ…?と。

「はぁ…。涼が言うなら間違いないだろう。分かったよ、仕事、俺も探してやっから精一杯やれよ!」

そう言うと熊さんは事務所から出ていった。

何だったんだろう……。とてもとてもとても不思議でたまらなかったか追求しても答えがなさそうなのでやめた。

瀬名さんは早速、秋さんに電話をしている。仕事が早いな。あ、仕事がないからか。(何気に失礼)

俺と明は暫く顔を見合わせて笑っていた。何がおかしいのか分からなかったが自然に笑いが止まらなくなってしまった。そう、この間のように…。




ありがとうございました!!



うん、とっても中途半端で展開早い!っていうか手紙どうした?!って感じですね。
ご了承ください………。
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