投稿、少しペースダウンするかもしれません。なので2週間に1回くらいのペースで見て頂けると嬉しいです!
今回も最後までお付き合い下さい。
手紙の返事…。書きたい、書かないといけない。でも書けない。手が動かない。
そうだ、明に連絡してみよう。でもそれも怖い。俺への罰なのか?俺が楽しいって思ったから、前を向いてしまったから神様が怒ってるのか?
分からない、分かりたくない。
「涼、おはよ〜!」
バスを降りると待ってくれていた明と挨拶を交わす。今日も蒼井さんは休みだった。
「涼、何か悩んでるよね?」
明が聞いてきた。意外と勘が鋭いんだよな…。
「別に悩んでないよ。」
「うっそだぁ〜!だって涼、演技は上手いけど嘘下手くそだし。嘘ついてる時はいつも目逸らすよね〜。あ、あとやましい事がある時とかも!」
うっ…。よく父に言われるヤツだ。中学からの親友だけある。流石に騙せない。
「実は………」
俺は昨日、感じたことを明にすべて話した。明もこの前、俺にすべてを話してくれたから話しやすかった。
「あぁ…また悩んでるんだ。まぁ、人と付き合ったりしてたら傷つくことはあるよ!僕だっていっぱい傷ついたよ!例えば、勝手に彼女だと思い込んでた勘違い女に毎日靴の中に画鋲いれたり、親友気取ってたナルシ男の暗黒時代を暴露して拡散させたり、僕から金を吊るし上げようとしたヤンキー高校生三人それぞれボコった後も迷惑電話したり毎日病的な数の白紙の手紙送ったり!」
明は笑顔で話す。いや、サラッと凄いこと言ったような…。
「でも…悪いことばっかじゃないよ。涼みたいな優しくて素直な親友ができたし、色んな感情も知ったし、楽しい時間もあった。っていうか今も楽しい。人と付き合ったらやっぱり傷つく時もある。でもそういう悲しみってその人を傷つけてしまったり失ってしまった時だけでしょ?それってその人のことがそれだけ大切だったってことだよ。1人の人をそんなに大切に思えるって凄いことだよ!それに傷ついた時に傍にいてくれる人もいるよ。だって皆、涼のこと好きだもん!僕、涼パパ、僕の両親、蒼井、オーナー、小春、小野先輩、瀬名さん、鈴木のクソ野郎(一応先生です)、相澤(一応お偉い監督です)、もちろん春菜も涼ママも涼のこと大好きだよ!涼は人を惹きつける不思議な力があるから絶対、涼が傷ついてたら皆が支えてくれる。僕は断言する、涼が一人になることは絶対ない。だからさ、そんなに思い込む必要ないよ。涼が誰かと仲良くしたいって思うのなら仲良くすればいい。傷ついたら僕の所に来て。僕は絶対に涼を傷つけない。涼を守って傷を癒してあげる。だから涼は涼らしく生きてけばいいよ。あ、でも彼女とかできたら僕は怒るかもね笑」
舌を出して笑う明。やば…泣きそう。明ってこんなに頼りになったんだ。(失礼だな)
「最近…明に助けてもらってばかりだな。」
そう言うと明はブンブン首を横に振った。
「そんなことない!僕は涼に出会った瞬間から助けてもらってるよ!涼に出会うまでつまんなかった日常が楽しくなったもん!ありがと!」
あぁ…明は凄いな。こうやって人の悩みも解決してくれるのにその上、相手に感謝までされるなんて。
「今度からも明に相談してもいいか?」
「もちろん!僕もするね!」
そう 迷ったら言えばいいんだ。俺には明がいる。たくさんの人が周りにいる。手を伸ばせば誰かが助けてくれるはずだ。そう、例え100人中99人が俺を無視したとしても残りの一人に話せばいい。
「ありがとう、明。」
俺は小さな声で呟いた。
「ん?なんか言ったー?」
前を歩いていた明には聞こえていなかったようだ。
「別に何も言ってないよ。ほら、教室行こう。」
俺達は確実に進んでる。俺の止まっていた歯車はだんだん少しずつ速く速くなっていってる。そう信じよう。
そうして今日も歩いていく。
この時の俺は蒼井さんのことなんて気にもしていなかった。蒼井さんが苦しんでいたことなんて当然知りもしなかった…。
ありがとうございました。
少し最終回っぽくなってしまいました。でも文化祭の話とかもまだなのでご安心を!
また次回もよろしくお願いします!!