君と僕のキセキの手紙   作:有栖川アリス

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こんにちは。アリスです(❁´ω`❁)Alice
お久しぶりです。あっ、サボってた訳じゃないですよ!れ!言い訳かも知れませんが期末テスト勉強をしていました。え~と、だからテスト終了が30日なのでそこまでは更新しないor少し更新でいきます。すみません。でも勉強も大切なので!
ということで、是非最後までお付き合い下さい!


次の日。蒼井と涼。

次の日、涼はいつも通り朝早くバス停に向かった。

「あ………。」

春菜がいなくなってからこの時間はいつも俺しかいなかったバス停に人影を見つけて思わず声が出てしまう。蒼井さんだ。途端にズキズキと何かが心臓に突き刺さるような痛みを感じる。多分、春菜の代わりに蒼井さんがいる様に思えてしまい、春菜の居場所を取られたというふうに考えてしまっているからだろう。蒼井さんは俺に気づいた様で俺に笑顔で手を振ってきた。俺は無愛想に頭を軽く下げた。

「小雨君、おはようございます。」

相変わらず丁寧な言葉だ。

「嗚呼。おはよう、蒼井さん。」

俺は素っ気なく挨拶を返した。俺は彼女からの視線に少々戸惑いながら鞄から本を出した。少し薄くて背広がボロボロで、ステンドグラスの栞がまだ始めの方に挟まっている。この栞は2人で作ったもの。そしてこの本は本嫌いの春菜が唯一よく読んでいた本。春菜が亡くなる一週間前に春菜から貰った。もう要らないから涼が読んでと元気な声で言われた。もう要らない……この時は分からなかった。春菜がどんな気持ちで言ったのかも、春菜がもうすぐ逝ってしまうということも。そんなことを考えながら本に目を向けた。

この物語のあらすじはこうだ。

 

ある城の姫は病気だった。そして姫は亡くなった。それを嘆き悲しんだ殿(夫)はそれ以来笑わなくなった。心を完全に閉ざしてしまった。

 

後は分からない。まだ読んでいない。春菜がいなくなったショックで立ち直れなかった俺はずっと本に手をつけることが出来ていなかった。未だ彼女の家にも行けていない。俺はやっとこの本を読むほどに立ち直れた。

この本の殿は俺みたいだと思う。だからよく共感出来た。

「あっ」

そんなことを考えながら本を眺めていると蒼井さんが声を発した。バスが来たようだ。俺はお馴染みの運転手に軽く挨拶をする。

「おっ、涼君だけだったけど今日から君もかい?」

運転手さんが優しく蒼井さんに微笑みながら聞く。それに答えるように蒼井さんはお淑やかな笑みを浮かべた。

「はい。宜しくお願いします。」

「そうかそうか。偉いべっぴんさんや。涼君、頑張りんさいよ」

運転手さんは笑いながら俺をからかった。

「そういえば君の名前は??」

「あっ、申し遅れました。蒼井 静香といいます。」

「静香ちゃん、涼君を宜しくな。」

そう運転手さんは蒼井さんに言ってバスを走らせた。少しサビている所はあるが汚いバスではない。所々ギギギと音を立てるが趣のあるいいバスだ。俺はいつも座っている一番前の席(運転手さんの後ろの席)の窓側に座り、今日の予習変わりにパラッと数学の教科書を見た。(あくまで見ただけ。)蒼井さんは俺の後ろに座っている。何故俺なんかの後ろに座るのか不思議でたまらなかった。がそれを聞く権利などないと思い、諦めた。

バス停に着く度に人が増えてくる。少し満員気味になったがぎゅうぎゅうになる程ではなかった。やっと高校の前のバス停に留まった。俺の他にもたくさん降りる人はいた。

降りたら春菜が死んでからいつも俺をバス停で待っていてくれる明がいた。もう俺は誰も失いたくない。今日も心からそう思い、失うことがないよう祈った……。




ありがとうございました(❁´ω`❁)
次回は春菜と涼の関係、春菜の死について書こうかなと思います。今後とも宜しくお願いします!

あと、オススメの勉強法があったら是非この馬鹿アリスに教えて下さい(泣)!!!お願い致します!┏○┓
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