君と僕のキセキの手紙   作:有栖川アリス

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こんばんは、アリスです(❁´ω`❁)Alice


はい、投稿サボってました!


是非最後までお付き合い下さい!


涼と春菜 春菜の最期

私の目の前には春菜がいる。

「は…はる…な。」

「こら!私なら大丈夫だから静香はなーんも考えなくていいよ!!」

ほら、その笑顔…。それはあなたが辛い時にする笑顔よね?

「うそつき。」

気づけば私は春菜に向かって言ってしまっていた。

春菜は一瞬目を見開いたが、切なそうに笑いながら言っあ。

「うん、嘘つきだね私は。」

「辛いんでしょ?苦しいんでしょ?意味わかんない!私はこんなに悩んでるのにこんなに春菜を大切に思っているのに。私には悩むことも許されないって言うの?」

違う、違う。こんなことが言いたいんじゃないの。ただ一言、一言だけ伝えたいの。

「ねぇ春菜。私になにか出来ない?あなたが救ってくれた分、私もあなたを救いたいの。」

そう、救いたい。神様に意地悪をされたあなたを。あなたも本当は怒ってるんでしょ?神様が何十億ともいる人の中であなたを選んだことを。

「静香…。一つだけ、一つだけお願い。私からの最後のお願い。」

 

そして私は春菜の願いを叶えることにした…。

視界は…段々暗くなり、意識も途切れてしまった。

 

 

 

 

「蒼井さん!!」

蒼井さんの目はまだ焦点を捉えきれていないが意識が戻った。

「良かった。急に気絶するからさ...。」

そう言って蒼井さんの方を見ると、いつもの蒼井さんっぽくなかった。今にも泣きそうな顔で。

「蒼井さん……?」

そう声をかけるといきなり俺に抱きついてきた。あまりに急なことでびっくりした。でもやっぱりいつもの蒼井さんじゃない。似てるんだ…春菜に。

「涼…っ……。」

え……………っ?今、涼って言った?

「こんなの有り得ないけど君は蒼井さんじゃなくて……………。」

そう言うと蒼井さんは俺から離れ軽く頷いた。

「久しぶりっ!春菜どぇーす!」

…。そうだった、春菜はこういうやつだった。でも蒼井さんの姿だから…違和感が。

「久しぶり。」

「涼、もうちょい驚いて貰っていいですかね??」

「なぜ?」

「いやぁさ、普通目の前に死人いたら驚くっしょ?!」

死人…言い方ひどいな…。

「手紙の時点で普通じゃないし。それに蒼井さんの姿だからあんまり…。」

「あー、そりゃそうかぁ〜!」

春菜は手を叩いて納得している。

「なんで蒼井さんと入れ替われたの?」

「ん、双子だから。入れ替わりもあと10分だけ。」

もしかしたらこれは意地悪な神様が俺にくれた最後のチャンスかもしれない。伝えなければ、ずっと伝えたかったこの思いを。

「春菜……。」

「ん?」

もう、後悔はしたくない。前を見ろ。

 

 

 

 

 

 

好きだ………………。」

 

 

 

 

 

そう、好き。ずっとずっと春菜が思ってるずっと前から好きだった。

今、初めて口に出して言えた。ちゃんと言葉にできた。

春菜の目からは涙がこぼれている。

「違うの、悲しいとかいう涙じゃないの。ただ嬉しくて。涼が私と同じ気持ちでいてくれた事が嬉しくて仕方がないの。私だけだと思ってた。でも涼も同じ温度、同じ速度で想っていてくれたんだね。」

涙は止まらない。俺の頬も春菜と同じく濡れている。

「ずっと言えなくてごめん。」

「私も早く死んでごめん。本当はもっと………もっと………生きたかった。……涼ともっと一緒に…いた…か…った。」

春菜は聞き取れないくらい小さな声で言った。多分、怖かったんだろう、もっと生きたいという欲望を口にすることが。

「春菜、俺は…春菜が好き。春菜がいなくなってもずっと好きだ。絶対に嫌いになったり他に好きな人が出来たりなんてしない。春菜だけを想ってる。春菜は優しいから新しい恋しなよ!って言うだろうけど、俺は絶対絶対お前だけを愛してるよ。好きって二文字だけじゃ表せないくらい愛してる。 」

恥ずかしいセリフだけど今は1ミリも恥ずかしいなんて思わない。だって春菜を愛してるから。好きなんかじゃ足りないくらい。

「涼……っ…。涼のためを思ったら新しい恋をしてって言いたいよ。でもやだよ。涼が他の誰かに恋するなんて、辛い。」

それは春菜の最初で最後の我儘。

「春菜…。」

俺は春菜を抱きしめた。もう抱きしめることが出来ない春菜を。

 

 

「ありがとう、春菜。俺がここにいるのも全て春菜のお陰だ。」

大袈裟なんかじゃない。心から思った。

「ねぇ、涼。約束、覚えてる?」

「嗚呼。」

「守ってね!2人でって約束だったけど私はもう叶えることが出来ない。だからさ、涼が叶えて。私の分も!!」

「分かった。」

そして俺達はタイムリミットまでずっと何も喋らずにただ抱き合った。分かっていたんだ、もう手紙を交わすことも出来ないということを。そして春菜の意識が朦朧としてきた頃に言葉を交わした。

 

『愛してる…ずっと…君だけを…。』

 

 

 

あれからどのくらい経ったのだろう。蒼井さんの意識が戻らない。俺は俺でまだふわふわしている。

 

 

春菜、君との約束…必ず叶えるよ…。ありがとう…。




ありがとうございました!


亀さんペースの投稿ですがこれからも宜しくお願いします!

あ、ちなみに君僕、まだ終わりじゃないですよ!!
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