君と僕のキセキの手紙   作:有栖川アリス

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こんばんは。アリスです(❁´ω`❁)Alice

最近、英語の点数が上昇中でございます!



是非最後までお付き合い下さい!(本編です!)


涼の夢と春菜の夢 叶えたいものと守りたいもの

「小雨………さん………?」

蒼井さんの声がした。

「蒼井さん?!良かった…。」

多少疲れたような顔をしていたが、大丈夫そうだ。

「すみません。ご迷惑お掛けして…。」

「大丈夫。今日は帰ろう?」

「はい。」

「明日は学校来れる?」

「はい。もう全てスッキリしました!」

蒼井さんは確かにどこかスッキリしたような表情を浮かべていた。今まで感じていた一線引かれているような感覚も無かった。

「小雨さん…。」

「どうした?」

「春菜は凄いですね。小雨さんが少し自虐気味になったのは春菜が亡くなったせいですけど、多分亡くなる前よりもスッキリしたんじゃないですか?」

確かに…。母が亡くなってからいつも感じていた心の穴…が無い。穴が何かで埋められた感じがする。

「私は裏切られたりするのが凄い怖いんです。だからいつも人と関わる時は壁を作ってたんです。でも…今日で辞めます!私が今の母に初めて我儘を言ったのは最近なんです。春菜が亡くなってから、私宛に手紙が届いたんです。名前を見てびっくりですよ、亡くなった人から手紙が届くなんて信じられませんでした。でも確かに字体は春菜で…。その手紙にはこう書いてありました。『私には大切な人がいる。誰よりも誰よりも大切な人。でも大切だからこそ伝えられなかった気持ちがあるの。それを伝えたいからお願い。このもう一枚の手紙を涼に渡して。』と。そして小雨さんの通う学校名、ご自宅の住所が書かれた紙が添えられていました。」

個人情報流出……。

「初めて母に言ったんです。『転校させて下さい。』と。すると母は『初めて貴女の我儘を聞いたわ。やっと1歩距離が縮まった気がするわ。』って言ってくれたんです。私はそれまで我儘なんて言ってはいけない。迷惑を掛けてはいけないと思っていました。でもその日分かったんです。なんというか、うまく言えませんが、本当にいい子になりたいなら人の気持ちを考えられる人にならなければいけないと。それに気づけたのは春菜のお陰です…。」

蒼井さんはいつの間にか泣いていた。そして自分の頬も濡れていることにやっと気づいた。いつから泣いていたんだろう…。もしかするとずっと心は泣いていたのかもしれない。

「人ってなんで失ってからそのものの大切を思い知るんだろうね…。神様は意地悪だ。人間にこんな複雑な感情を持たせるなんて。人間には、僕達にはその感情を受け止める器なんてないのに。」

「ほんっと、理不尽ですよね。」

「うん。でも最近は思うんだ。そんな理不尽で不幸なことがあるからこそ少しの幸せでも凄い幸せって思えるんだなって。多分、神様はそれに気づいてほしかったんじゃないかなって。」

「死があるからこそ生は美しいってことですよね。」

「うん。でも死も美しい人もいる。春菜みたいな人の死は美しいって言えるんじゃないかな。」

「はい。人に悲しまれながら死ぬって美しいと思います。」

「僕達は明日、死ぬかもしれない。それは当たり前のことだけど誰も知らない。だから前を向いて生きなければいけない。いつ死んでも美しいって思ってもらえるように。何事にも一生懸命にならなければいけない。1m、いや、1mmでもいい。前に進もう。」

「後悔しないように。一人で抱え込めない感情が生まれたときは小雨………いや、涼さん、一緒に考えてくださいますか?」

「もちろん。」

俺には蒼井さんの目を見て話す余裕なんてなかった。とにかく泣き顔を見られないように下を向くので必死だった。本当は前を向いて、蒼井さんの目を見て話せたら少しはカッコよかっただろうけど。

 

「では、本当に帰りますか!涼さん、行くよ!」

蒼井さんはそう言って、俺の手を握り引っ張っていく。俺は嬉しかった。だって涼さんって読んでくれたし、敬語がとれていた。何だか擽ったいこの気持ち。これが幸せっていう感情。この感情をもっと沢山の人に味わって欲しい。

 

春菜……約束は必ず守る。この気持ちはずっと変わらない。でも変わったものと言えば『約束を守る』という義務的なものではなく、『約束を…俺の夢を叶えたい』という気持ちが少し生まれたということ。

 

守るんじゃない、叶えるんだ。自分の夢を、春菜の分まで背負った俺の夢を……。




ありがとうございました。


蒼井と涼が少し感動的な会話をしてる所は全く背景や表情描写がないですよね…。私にはまだ無理でした…。


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