君僕最終回です。
是非最後までお付き合い下さい。
「小雨さん、中野さん、お疲れ様でしたー!」
スタジオにADの声が響く。
俺達は24歳。俺は文化祭が終わってからすぐアメリカの大学へ留学し、飛び級して2年で帰国した。静香は高3になる前に元の学校へ戻り、音信不通。明は高卒で家の道場で教えている。
俺と明は秋さんのお陰で有名になり、俳優業を始め、声優や歌手、芸術など幅広い分野に挑戦している。CDは10万部突破、本はベストセラーとなっている。
「おつかれー。次の収録はお前ら2人の番組『spring leaf』だ。ゲストは…おっ!今回がTV初登場の新人女優だ。しかもうちの友達事務所じゃん!おめーら、しくじったら殺すからな。」
この人はマネージャーのスーさん。(もちろんあだ名)口は悪いが人は善い。うちの事務所は瀬名さんと俺が経営をもっており、今では有名事務所で所属人数も100人を超えた。俳優の登竜門とも言われていて、最近は俳優育成にも努めている。俺達2人が毎回ゲストと談笑する番組はゴールデンタイムに放送されていて視聴率もいい方だ。spring leafとは春の葉っぱ。つまり春菜。この仕事が決まって番組名を決める時にこの名前を推した。我ながらアホだな…。
「おい!スタジオ入りだ!!早く来い!!」
楽屋でゴロゴロしているとスーさんが怒鳴り込んできた。まだ収録まで1時間あるのに。
「Why?まだ涼とイチャイチャしたい!」
「うるせー!新人と顔合わせだ。しくじるなよ…?」
スーさん、怖いです。
俺達は早足でスタジオに向かった。
「涼と明連れてきましたー!」
お、スーさん仕事モード。というか外ヅラモード。
「おはようございます。あの、ゲストの方は?」
「あちらです。」
スタッフについていく。そこにはこちらに背を向けて1人の女性が座っていた。長い艶のある髪。でもこのオーラと空気感はとても懐かしい感じもする。忘れかけていた大切な大切な思い出。俺の頬はいつの間にか緩んでいた。ゼロからのスタートじゃない。今度は1からだ。さあ、最初の言葉は何だろう?
「おかえり。」
口が勝手に動く。言葉に悩まなくてもいい。もう俺達は1からだから。そしてその女性は振り返り、満面の笑顔で言った。
「ただいま!!」
始まった。やっとスタートライン。この3人で歩んでいこう。
もう少し待っててくれるか?
ああ、まだ当分行けそうにない。
たくさん面白い話を持っていってやるからな。
キセキ。奇跡。軌跡。輝石。奇蹟。たくさんのキセキを信じて生きる。
悪夢を見ることもある。だけどいつか夢は覚める。覚めたらこんなにたくさんの人が支えてくれる。
幸せはすぐ近くにある。
たくさんのありがとうを伝えたい。
キセキを信じて生きる。
今気づいたんですが、君と僕のキセキの手紙なのに涼の一人称って俺ですね(笑)
1年も連載してたなんて信じられません!グダグダで本当にすみませんでした。
もしかしたらスペシャルとか投稿するかもしれません!
月シルの方も宜しくお願いします!
本当に本当にありがとうございました!!!!!