永遠の操縦者と天才クリエイター   作:金宮 来人

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今回転入して来ます生徒、・・危険です。
デンジャラスゾンビよりもある意味危険。
私的には何故こうなったと言わざるを得ない。

そんな今回の本編へ、どうぞ。


09 転入生のあの子は・・

結局、やはり僕たちのライダーシステムについては御咎め無しだった。

黙っておく事をくぎ刺された位だ。そういや重要な事が有った。伝えとこうか。

「まぁ、ソレは良いとして・・ソニックガシャットは調べてみたらレベル15だった。」

「オイ待て。あん時、【グレード4】って言っていたよな?レベル4くらいじゃないのかよ!?それと一緒の位だったトライアルもそんくらい上位ランクじゃないか?行き成りんな物使わせたのかよ?!」

「いやぁ・・適性なかったらミンチだってさ。」

「笑ってごまかすな!?」

襟首持ってゆすられる。ボクは乾いた笑いしか出ず、周りは引いてしまった。

「まぁ、いいか。一応とっておきが出来たと思っておこう。」

「そうだねぇ。ボクもソニックはもうちょっと鍛えるまで遠慮だね。」

そう言って二人して肩をすくめる。

「さて、なんか今日は転入生が来るって聞いたが・・」

「あぁ、ボク知ってるよ。それはボクの関係者で・・」

そこまで言うと織斑先生が教室に入ってきた。

「席につけ。時間になる。」

「・・まぁ、後で紹介するよ。」

「お、おう・・。」

そう言って一夏君も席につく。

「今日は転入生のお知らせが有ります。それも二人です。」

「「「えええぇぇぇ!?」」」

そう皆が叫び、一夏君がボクの方を見る。首を振って人差し指を立て肩をすくめる動作。

(いや、ボク一人しか知らない)と伝える。頷くので何とか伝わったようだ。

「先ずは・・デュノア。」

「はい。初めまして、シャルロット・デュノアと言います。このクラスのパラド・クリ・エイタ君と一緒の企業デュノア社に居まして、彼は企業代表、私は国家代表候補生としてここに来ています。慣れない地で至らない事もありますがよろしくお願いしますね。専用機は持っていますがラファールの改造型なのであまり過度な期待はしないでください。」

そう言って頭を下げるシャルロット。おいコラ、何を知り合いという事をアピールしてんだよ。まぁ、そう言う所が昔からチャッカリしてるんだが・・。

「もう一人、ラウラさんお願いします。」

「・・。」

「ラウラ、自己紹介しろ。」「はっ!」

山田先生の言葉には全く耳をかさず、織斑先生が言うと急にはっきりと態度を代えた。

コレは織斑千冬=ブリュンヒルデで信者タイプか?

「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。ドイツ代表候補生でドイツ軍少佐をしている。専用機はドイツ聖第三世代機【シュバルツェア・レーゲン】だ。」

「まぁ、昔よりはよかろう。ましな自己紹介と言える。」

「はっ、ありがとうございます。」

そう言って敬礼をする。

「ここでは私は教官では無くて教師だ。敬礼はいらん。織斑先生と呼び、口調ももう少し崩してかまわん。」

「はぁ・・わかりました。では、織斑先生・・織斑一夏という生徒はどこに?」

「・・その眼の前に居る男だ。」

そう、一夏君はクラスの一番前の席で真ん中だから目の前に居た。

「そうか・・貴様が‥」

そう言って手を構える。何かする気か?

「すまなかったな。我がドイツ軍が会場警備をしていたにもかかわらず、誘拐犯が出てしまうとは。現軍部の上司が指揮をしていたのだが、その中佐にに変わり、謝らせてもらう。」

「待て待てラウラ!!あの話は緘口令が敷いてある!こんな所で話すな!?」

「え?そうだったのですか?中佐からは会ったらすぐに謝るようにと言われていたので・・。」

「まったく・・あー。此処に居る皆に言う、この件は聞かなかった事に。国同士のヤバい事だから首突っ込むな。いいな?」

「「「はい!!」」」

今、クラス中が一体化した。シャルロットも苦笑いしながらもはいと返事をしていた分、仲良くやって行けるだろう。

 

「で、一夏君。さっき言ったように紹介しとく。彼女が次期デュノア社社長候補、または社長夫人候補となっているシャルロット・デュノア。ボクと同い年なのは分かっているだろうけど、遠い親せき筋に当たってね、ボクも縁故採用みたいな物さ。彼女には御世話になってて、面倒見がいいから勉強等も教わったよ。企業代表も国家代表候補も同じような専用機持ちの規定が有るからね。シャルロット、こちらは織斑一夏君。例のエターナルの持ち主だ。彼とはいい関係を築いて居てね、仲良くしてほしい。」

「織斑一夏だ。パラドとはマブダチなレベルでよろしくしてもらっている。何かこの学園の事で知りたい事や困った事が有れば言ってくれ。助けになる。」

「ありがとう。私はシャルロット・デュノア。まぁ、あんな風に紹介されたけど普通の生徒として接してくれると嬉しいな。一応、パラドとは親公認の婚約者だよ。」

「「「「・・・・・。」」」」

クラス内の空気が凍った。

「こ、婚約者?」

一夏君が恐る恐るといった感じでボクを指さす。

「まぁ、こんなのですが。一応ね。彼女にボク以外に結婚したいほど好きな相手が出来たらそれも無くなるけど。無理強いする気もないし、ボクなんかよりもいい男なんていると思うから。」

「男は星の数ほどいても君ほどの男はいないんじゃないかな?っていつも言ってるんだけどね。」

「そんな事無いっていつも言っているんだけどね。」

お互いに譲れない何かが有る。ほら目の前にボクよりもいい男がいるじゃん。Q.E.D!

以上証明終了!

「あはは・・お前ってすごいんだな。」

「まぁ、デュノア社の経営陣に口出しするくらいはできる役職だしね。実質、開発担当はボクみたいなものだし。でも、大したもんじゃないよ。」

「傾いたデュノア社の経営を立て直して、汚職役員あぶり出した凄腕のクリエイターが何か言ってるよ。敵にすると怖いよ?何処からか裏金の使いこみの証拠見つけて来て追い詰められるからね。アレは怖かった。じりじりと壁際に追い込んで最終的に自白させていくんだもの。」

「こえぇ・・。」

「そんな経営も出来て開発もできるし、書類仕事等もできる有能な職員を唯の一職員で終わらせていいと思う?絶対ここまで有能だと引く手数多だ。でも、彼は私という婚約者がいると言って断っている。どれだけ待遇が良くても首を縦に振らないんだ。そこまでされちゃ私も覚悟決めるってもんだよ。」

「えー・・君の好きなようにしていいんだけどなぁ。ボクも好き勝手出来るからここに居るだけで勝手な言い訳にさせてもらってるだけだし。」

「ごめん、平行線論だし周りがバカップルみたいなもの見せられて、やさぐれ始めてるからストップ。」

そう一夏君に言われた。周りを見ると・・

「美少女に美少年の婚約者・・終わった・・。」

「地味に彼狙いの私にはきつい・・結構な好みで狙ってたのに・・。」

「コレが地獄か・・。」

Orzな状態の女子が多数。えぇ・・なんでこうなってるのか分からない。

「まぁ、いいか。そう言う事で、別に取って食おうとかじゃないから仲良くしてあげてよ【鈴】。」

そう言いながら一夏君の後ろで息をひそめて耳を傾けていた鈴に声をかける。

「!?ば、ばれてたの!?」

「ボクの位置からだと完全に入室時から見えてるし。」

「あ、そ、そうね・・。」

ちょっとがっくりしてる。驚かそうとか思ってたのかな?

「それで、彼女がフランス代表候補生ね。アタシは中国代表候補生の凰鈴音。一応、出逢ってそう時間はたってないけどパラドの友人よ。二組の生徒よ。クラス代表はしてないけど、良くこのクラスとは合同授業になるからよろしくね。」

「うん、パラドの友達なら信用できるね。私はシャルロット・デュノア。よろしく。・・パラドを狙うなら敵だけど・・。」

「い、いや違うわよ‥安心しなさい。それにアタシは・・」そう言いながらちらりと見たのは一夏君の方。あぁ、そう言う‥。

「なるほど・・。うん、仲良くしようね。・・もし協力してくれるならそっちにも協力するよ?私はパラドが欲しい。貴方は彼が欲しい。なら、協力するのがいいと私は思うんだけど。」

「そ、そうね。分かったわ。だからこの手を放してくれない?結構痛いんだけど・・?」

「あぁ、ごめんね。いや、仲良くなれそうな子がいて私はラッキーだよ。うん。」

傍に居る一夏君は分からないのか首をかしげてるけど・・いや目の前でされてる行為に気がつこうよ。コレ明らかに外堀埋めに来てるから。

シャルロットは見ないうちにしたたかになっちゃって・・。多分母親の影響だな。愛人だった位置から本妻の座を奪い取った事はある。まぁ、それに協力した僕が言える事じゃないけどさ。だって当人同士は愛し合ってるのに、お金に物言わせて邪魔しに来て婚約までされてるの見たら腹立つじゃん。シャルロットは生まれて居て認知しているのに、親の関係から結婚できなくて結構時間がたってきて、親の問題が解消したら横からかすめ取るように結婚の話にまで持っていこうとするんだもの。しかも女尊男卑のそれが上司になるとかマジ嫌だし。という理由から協力の元、女尊男卑の相手は色々と悪事に手を染めていたから、告発して無事に婚約解消の上檻の中。逆にシャルロットの母親はしっかりと結婚。そして、シャルロットと共にボクを追い詰めるに至ると。・・自分から詰みに行ってるな。いや、ボク自身があの会社に居たいがための行動だったんだからしょうがない。しょうがないが、・・やっぱりなんかなぁ・・。

「パラドは誰にも渡さないから。」

「あー・・どんだけ依存してんのよあんた。」

 




デンジャラス・シャルロットでした。
怖いよ。病んデレ系はマジ怖い。
扱い間違うとすぐ『ピチューン』ですから。
まぁ、無事を祈りつつ、次回へ。
またみてらいだー。
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