優しく対応すればあっちも警戒を解くはず!?
なんて心配している方も大丈夫。今回を読めば安心します。
では、本編へどうぞ。
昼になり鈴が昼食に迎えに来た。ボクは一夏と一緒にシャルロットを誘い、廊下に出ようとする。が、そこで気がつく。クラス内にどうしようか悩むように下を向いている生徒がいる事に。ボクはその生徒に声をかける。
「ラウラ・ボーデヴィッヒさん・・でよかったよね?」
「あ、あぁ。確かお前はパラド・・パラド・クリ・エイタだったな。」
「そうそう。まぁ、声をかけたのは御昼はどうするのかなって・・。」
「その・・恥ずかしい話し、どうすればいいかよく分からなくてな。軍の時は初めに教わるし教官がいる。しかし転入生というか・・そもそも学生などという期間が無かった私はどうすればいいか普通という物が分からないんだ。」
「うわぉ、重い話しだった。まぁ、軽く言うけど、友達になろうよ。そして、聞きたい事が有れば聞いてくれれば良い。友達を増やして疑問が有ればそれを聞いて、それが普通ってもんだよ。だから今はお昼を食べに行く為に、お嬢さん御手をどうぞ。」
「・・軽い男だな。だが、ありがたい。色々と知ることが必要だから、教えてくれ。」
「うん。先ずは・・あまりボクに女性として触れない事を進めるよ。廊下に居るシャルロットが怖いからさ。」
後ろから寒気がするほどの何かが漂って来ている。振り向けない。
「そ、そのようだな・・。えっと、デュノア!別に男として取るつもりはないから安心しろ!友達として色々と学生生活を教えてくれるという事らしいから。」
そう言うと寒気の元は引いて行った。
「・・・初日から困った物だな。」
「うん、前はこんなんじゃなかったはずなんだけどなぁ・・。」
離れていたうちに何かあったのか・・。怖くて聞けないけど。
廊下に出て合流する。ラウラと呼んでくれと言って来たので皆からも名前呼びが定着した。「コレで皆も友達だよ。名前呼びは友達の基本だしね。」と言うと嬉しそうにしていた。
彼女は軍人だからこそ上下関係はあっても友達という物が分からなかったらしい。お互いに好きな食べ物を買って座り話しながら食べる。これも彼女からすると初めての事らしい。報告を受ける事はあっても普通な事を話しながら食事をする事はなかったと。
学校に来た感想としては、辛辣だが「ISに対しての認識が甘い物が多い。」と言っていた。「操作一つ間違えると人を殺してしまうかもしれない危険物を操作しているという認識が欠如している。そこの認識が甘すぎる。火薬を扱って煙草を吸う様な物だ。」
そこら辺は憤慨だと言っている彼女はその事を分かっている事を誇りに思っているらしい。織斑先生が教官をしていた頃にもそう言う所はしっかりと教えられたと言っていたし、
「あー・・俺もそれ、経験あるわ。昔の事だけど・・」
一夏君も昔に日本刀を持たされて、【コレが人の命を奪う重みだ。怖いか?恐怖することが大事だ。それが無い物にソレを扱う資格はない。】と言われたとか。小学生時代に。凄い事だけど、子供に言う事じゃないよ。もうちょっと高校生の今頃とか中学三年生ごろにしようよ。命云々に対して早すぎると思うよ。
「まぁ、その分人を大事に思う気持ちが強くていじめとかが許せなくなったんだけどな。それが有ったから鈴を助けれたんじゃないかな?」
「そっか、・・なら良いんじゃないかな。その気持ちは大事だね。」
「そうだな。・・エターナルを持って更に強くなった気もしたしな。」
そう言いながら笑う一夏君。ボクもつられて苦笑い。ふと気がついたらしく、一夏君が近付いて内緒話をしてくる。
「そういや、シャルロットの機体はガシャットは使うのか?」
「アレは最終的には独立システムになる予定の物で、そのガシャットは完成してないんだ。凄く難解な物で時間がかかる。それにシャルロットの機体は別の物さ。」「・・ライダーシステムは?」
「無いよ。」
「そうか。・・ならいい。」
そう小声で話すボク達をシャルロット以外の周りの生徒は怪訝そうに見ていた。内容を軽く話すと納得したのか、シャルロットは自慢げに指を立てて話しだす。
「そもそも、私の機体はラファールの第三世代機で【ラファール・アンジュ】って言うんだ。パラドの作ったシステムで三種類の形態が有るの。」
「へぇ・・強いのか?」
「下手な相手には負ける気はしないね。パラドへの思いも込めて動かしてるから。」
「・・勝ったら呪われそうで戦いたくないな。」
そう言って一夏君はお手上げポーズを取った。
「ふふふ・・冗談だよ。でも、本当にただじゃ負けない自信はあるよ。」
「そっか。なら、また時間が有る時に模擬戦でもしようぜ。」
「うん。パラドの作った機体に君はどこまでついて来られるかな?もしかすると一っ走り行く事になるよ?」
「いや、もう走るのは勘弁してくれ。」
「んぅ??」「・・?どうしたのだ?」
二人は首をかしげる・・が、
「あー・・トライアルとソニックの件ね。」
納得したように鈴が頷く。そうだね、アレはもう勘弁だね。
「前に高速戦闘用の装備を使ったら体が悲鳴をあげてな・・今まだ鍛えてる途中だからな。もう少しは鍛えないと負荷に耐えられない。」
「同じく、ソニックはもう少し先じゃないと無理。」
「また新規開発したの!?しかも無茶なの作ったんだね!?まったく。そう言うのは危ないからやめなさいって言ってるのに。」
「いや、作った後でレベルが高いの知ったから・・」
「一体どれくらいのレベル?」「えっと・・15。」「馬鹿じゃない!?最新データ見たけど、今まだ一ケタ台だよ!?行き成り二桁使えば体壊れるよ!?」
「うん、言われなくても思い知ったし。もうやらない。痛い目あって思い知った。ボクはのど元過ぎても熱さ忘れないから大丈夫。」
「・・何それ?」
「日本のことわざ。熱いもの飲み込んで苦しい思いしたのに、喉を過ぎたら忘れてまた同じような事を繰り返す事。愚かな行為を繰り返し行う事だね。」
「そう願うよ。」
「なるほどなぁ・・こういう会話が【普通の学生】というものか。」
ラウラがそう言って一緒に話に入ってきた。
「こう・・胸のあたりが温かくなるというか・・コレがい心地がいいという物なのだなと実感したぞ。」
そう言いながらほっとしたような表情のラウラ。
「・・それは良かった。もっと、楽しんで学生生活を満喫してくれ。時には喧嘩したり、馬鹿言い合ったりして笑い合ったり、そう言う物が青春だというしな。」
「そうだね、ボクもここに来て初日なのにもうなじめているし。ラウラもできるよ。一緒に仲良くやって行こう。」
「あぁ、ありがとう。一夏、シャルロット。それに鈴、パラド。」
和やかな食事の時間になった。これからは特に仲の良いメンバーとしてこの五人が行動を共にすることが多くなるだろう。
「なぁ、ラウラってこう・・妹って感じしないか?」
放課後の訓練を終えて部屋に戻るといきなり一夏君が話題を振って来た。今日は初日だからという事でシャルロットとラウラは一緒にはいなかったし、鈴は部活動をしているらしい。実家が中華料理店だったから、料理部らしい。
「ん?・・まぁ、年下の子って感じだね。言動は少し大人びているのに思考が幼いというか・・まぁ、慣れてない状況に置かれて不安なのもあるさ。大丈夫、シャルロットが同室らしいから上手く行くよ。彼女は面倒見がいいんだから。」
「そうか、なら良いんだ。こう、ラウラを見てると保護欲というか・・父性というか・・なんかしてあげたいという感じが有るんだよな。」
「君に妹がいたりしたら甘やかしそうで怖いよ。もし、妹に好きな人が出来たら、【お前が本当に妹にふさわしいかどうか、試させてもらおう。】みたいに立ちはだかる感じで。」
「そこまではないと思いたいが・・もしラウラの弱気な状態が普通な妹ならそうなるだろうな。まぁ、俺と千冬姉の妹な時点で強気な正確だろうが。」
「それは否定できないね。特に織斑先生の血が強かったら一夏君が尻に敷かれそうだ。」
「まぁ・・否定はできないかもな。でも、俺って趣味が家事みたいなもんだし、妹も料理が出来ない物にしたくはないな。千冬姉とそこは似ないように祈ろう。」
「・・聞いちゃいけない事聞いた気がするけど、織斑先生、料理できないんだ・・。」
「・・・・・。黙っておけ。オレが殺される。」
「ふふ、明日の昼おごりね。」
「くっそ、足元見やがって・・。いいよ。高いものなしな。普通の物で頼む。」
「そこまで高い物は口に合わないから大丈夫。フォアグラとかキャビアとかトリュフとかあぁ云う高い珍味使う物とか口に合わないし。高くても千円くらいさ。」
「なら良いや・・。」
そう言ってお互いにこの話を終える。ボクはガシャットとラファールの開発案作りに。一夏君は筋トレと柔軟の後シャワーを浴びに。
お互いに会話はないけどこの自然な空気は居心地がいい。なんて言うかなぁ‥出会って関わった期間は短いけど、親友と過ごす時間みたいな?そんな自然な空気が落ちつく。
そして、新たなガシャットも完成した。ソレは・・金色に輝く竜の頭が付いたガシャット。
「ドラゴナイトハンターZ。」
因みに今回は体調を管理しないとシャルロットに怒られるから徹夜はしてない。怒らせると正座で二時間ぐらい説教されるから。
話は出てるけど、あまり変身する機会がないなぁ。
変身したらしたで大変な事ばかりだけどさ。
そんな内部情報はどうでもいいとして、【トランスチームガン】を手に入れました。待機音すっげーかっけーの。でも、音声種類が少なくてがっかり。コブラとバット、フルボトル以外には音声がないしライフルモードにする以外には何処押しても認識しないし。
こう、何と言うか・・ブレイクガンナーくらいには面白さが欲しかったかな。
と言う事で次回もまたみてらいだー。