永遠の操縦者と天才クリエイター   作:金宮 来人

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今回はあの人が暴走します。
そして、伝説の契約人が・・
『ボクと契約して、新しい機体の装備者になってよ。』
的な・・。
黒い人に撃ち抜かれそう・・あ、黒い人はパラドか。

では、本編へどうぞ。


12 個人トーナメント・・じゃない!?

「あー・・待って。こっち来ないで。お願いだから、話を聞いて?」

「ね?そう、少しでいいの。うん、少しで。だからね、・・待った。ストップ。」

「ストップって・・ねぇ、止まって。止まってよ、止まってったら!?」

「分かった、話は分かるよ。うん、だけどね・・」

「み、・・・」

 

 

「みぎゃあああぁぁぁぁああ!?」

「個人別トーナメントの変更?」

シャルロットから急に振られた話題に驚く。まったくの初耳だったからだ。

「そう。前に事件が起きた事で、タッグトーナメントに変更されるらしいよ?」

「あー・・あれか・・。確かに色々とあったからね。」

死人が何人も出たり、篠ノ之箒による撲殺事件が隠ぺいされる結末になったり、結局は反省文と自室謹慎ですむ事になった事で一夏がブチ切れそうになった事は記憶に新しい。

そして、デンジャラス・ゾンビガシャットの完成とそれによる僕の悪夢の始まり。シャルロットとラウラの転入に、新規ガシャットの開発・ラファールの改造案の制作。

「うん、色々とあり過ぎてもうかなり過去の事のようだ。」

「そこまでひどい生活してたの?」

「あー、いや、そうじゃなくて・・インパクトの強い事が多かったというかね。」

「なるほど・・昔から面倒事に巻き込まれやすい体質だったからね。一夏に会ったのもその体質が原因なんでしょ?」彼女は一応昔の事とか、ライダーに関する事は知っている。まぁ、こんな男でも彼女の婚約者ではあるからね。一応は隠し事が多すぎるってのは・・ねぇ。

何が原因でライダーの時に命を落とすか分からないわけだし。そこら辺は知っておいてほしかったというか・・。まぁ、そんな感じだね。

「まぁ、面倒事なのはそうだけど・・必要な事でもあった。エターナルによって導かれた必然だったのかもしれないよ。」

「そっか、エターナルが呼んだんだったら・・そうかもしれないかもね。」

納得してくれた所で話を戻して・・タッグマッチか。なら普通はシャルロットに頼むべきなのだろうけど・・。

「で、タッグの事なんだけどね?」

「あぁ・・今考えてた。そうだな・・」

「一緒に」「タッグは組まない」「・・・え?」

「シャルロットと組む事は無しにしようと思って・・まって、怖いから。顔が怖いから・・別に嫌いになったとかそういうのじゃないから・・」

そう言いつつボクは席を立ち後ろに下がる。じりじりとゆっくり進んでくるシャルロットが怖い。まるで幽霊のように・・いや、ゾンビのようにずるずると近付いてくる。それが怖くて後ろに下がる。

「あー・・待って。こっち来ないで。お願いだから、話を聞いて?」

そう言うがシャルロットは止まってくれない。

「ね?そう、少しでいいの。うん、少しで。だからね、・・待った。ストップ。」

今度はゆっくりと顔をあげて、・・目に光りが無い様な顔で笑う。怖い。

「ストップって・・ねぇ、止まって。止まってよ、止まってったら!?」

カタカタというように笑うような表情で近付いてくるシャルロット。きっと、どうして組んでくれないのか?とか考えてるんだろうし、別の子が好きになったの?とか考えてるのもその眼を見れば分かる。

「分かった、話は分かるよ。うん、だけどね・・」

ボクはとうとう壁にまで追い詰められた。そして、【ドン】と顔の横に手がつかれ僕が壁どん状態にされる。

「み、・・・」

そして、服をめくり脇腹を思いっきりつねられた。しかも、ねじりながら。

「みぎゃあああぁぁぁぁああ!?」

あまりの痛みにボクは絶叫した。

 

「うぐぐぐ・・」

「で?どうして組んでくれないのさ?」

手をはたくようにパンパンと打って、腰に手を当ててボクを見下ろす。

ボクは痛みで脇腹を押えて悶える芋虫の様な状態で床に転がっている。酷い。

「こ、今回は普通にはない絶好の機会だからさ、ラファール・アンジュの機能の公開をしようかとね・・。」

「そう思ってたよ?だからこそ・・」

「その際にはそれ相応の相手が必要だ。そこにボクが当てはまると思う。そうじゃないと一夏君には悪いがボク達の独断場だ。他に勝ち目のない状態になる。まだ僕も一夏君に負けるほど本気は出して無いくらいだ。しかし、そこにボクとシャルがぶつかり、その機体の強さを見せつける事によって、更に世界にデュノア社の機体を喧伝できる。まさに、ボクと君が戦い強さを見せつける事でのデュノアの力を世界に知らしめることが出来る素晴らしい場なんだよ。ソレを君とボクが組む事によって、ただ、デュノアの機体ってすごいねで終わらせるには実に惜しい。素晴らしい功績を見せつけてこその価値だ。それこそが勝ちだ!」

「おーい、パラド・・会社の宣伝モードに入ってきてるよ。」

「おぉっと・・ごめんごめん。まぁ、そう言う訳で、組むよりも更に得る物が有る。ただ勝つよりも価値が有る。どうかな?」

「はぁ、・・分かった。パラドの言う通りだ。こういう所では凄く頭が回るから凄いと思うのに、どうしていつもは天然な所が有るのかなぁ?」

「それがボクだ。とでも言っておこうか。」

ふんぞり返ると、シャルロットが近付いてきて頬をつねる。

「・・・・。」

「ひはいひはい。はひふふの?≪いたいいたい。なにするの?≫」

「わかった。じゃぁ、誰と組むと良いと思う?」

「ラウラなんかいいんじゃないかな?」

ラファール・アンジュはモードチェンジで攻撃が変わる。通常で中から遠距離。轟力と光輪は近距離から至近距離。および、中距離も可。攻速はそれ自体が距離を選ばないが超至近距離と言っても良いか。今回は使える事はないだろうが。ならば、データ上全距離可能な《シュバルツェア・レーゲン》と組むのが一番だろう。

「そうだね。ならそうしよう。」

「そういや使うガシャットはレベルどのくらい?」

「・・ひみつにしておこう。今回は特殊だ。」

「わかった。楽しみにしておくね。じゃぁ、早速ラウラにペア申請お願いしてくるよ。」

「うん。ボクも相手探しておくよ。」

一夏君とはライダー同士として。シャルとも闘うなら鈴・・いや、鈴も近接格闘寄りだな。それなら・・誰かいないかな?よくよく考えるとボク、名前呼びの友達少ないじゃん!?誘える相手なんかいるの!?そう愕然とする。・・・まぁ頭切り替えよう。ボクはガシャットを作る事にした。

 

整備室でいつも通りに隠す方のガシャットを作っている。あぁ、もう少ししたらこのガシャットも完成するし、専用ベルトも完成する。・・ボクの野望もまた一歩前進するわけだ。そう思っていると、

《ガシャン》

後ろから物音がした。誰かいると思っていなかった僕は瞬時にガシャコンマグナムを構えて振り向く。

「!?」

「な、ご、ごめ・・ひぃ!?」

振り向いた先には眼鏡をかけた人がいた。あれ、生徒会長・・じゃないな。似てるけど違う。タイの色も同学年の物だ。

「そ、その・・ごめんなさい。データ覗き見しちゃって・・。」

「ん?・・あぁ、このマグナム構えたのは誰かいると思ってなくて瞬時に構えちゃっただけだよ。こっちもごめん。驚かせたね。ボクは一組のパラド・クリ・エイタ。デュノア社の企業代表だ。君は?」

「日本代表候補生、一年四組、クラス代表の・・更識簪・・です。」

「へぇ・・ん?日本代表候補生・・それじゃ、白式のデータを流用される予定の機体の・・」

「待って、データ流用ってどう言う事!?私に機体は無期限凍結されたはずだけど!?」

「・・・うわぁ、本当に政府は伝えてないのかぁ・・。」

前に考えた駄目な方な答えがビンゴ―。はぁ、マジで駄目駄目だな。政府の役員。

「聞いたところによると、一夏君の白式のデータから第三世代のいい所を選んで日本代表候補生の機体になる第三世代機の能力向上にするとか聞いたんだけどね。」

「わたし・・そんな話、知らない。」

「やっぱり、そうなんじゃないかと思ったんだよね。あのデータ取りの役員の言い様じゃ伝えてないんじゃないかなーって思ったんだけど、相手が分からないから伝えられなくて・・。知ってたら教えたんだけどね・・えっと更識さん。」

「簪でいい。私はいま、更識と言われるのが好きじゃないの・・。」

「一応聞いておくけど、生徒会長と血縁者?」

「認めたくないけど・・姉妹。」

「へぇ、まぁ、名前呼びで良いなら・・良いなら・・・名前呼びで友達と認識しても良いかな?」

ボクはある事に気がつく。そうだよ、此処に来た理由はパートナー探しの考える為だ。それなら・・

「べ、別に良いよ。実は前から貴方の機体の・・ライダーシステムって気になってて話して見たかったの。」

「やった。というかマジで?いやぁ、あのシステムに目が行くっていうのは良いね。ますます興味深い。という事で、相談が有ります。いや、商談が有ります。」

「・・商談?」

結構あるけど使い道のない切り札の一つを使う事にする。ソレは・・

 

「君の機体を完成させよう。ソレにライダーシステムに変わる物を組み込んであげる。代わりの条件はその機体でボクと一緒にタッグトーナメントに出場してくれないかな?」

 




はい、契約を求めた相手は簪ちゃんです。
つまりは、強化フラグです!!
皆さん待ちに待った簪ちゃんのパワーアップです!
あと、ラファールはとんでも改造です。
昔見た機体をどうしても出したくて・・てへ。

では、次回もまた見てらいだー。
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