永遠の操縦者と天才クリエイター   作:金宮 来人

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最近急に寒くなったのでこたつをしました。
早速ペットが中でひと眠り。
まだ、電源入れてませんよー(笑)

幸せそうな顔を見つつ、投稿。
では本編どうぞ。


13 新たな友達とIS実習

翌日の昼食時に円型のボックス席を取って皆で座る。

「という事でボクはこの、四組の更識簪さんと組む事になりました。」

「よ、よろしく。更識簪です。簪って名前で呼んでください。」

いつものメンバーに新たに紹介する。友達が増えたよ、やったね。

「織斑一夏だ。・・話はパラドに聞いた。俺のせいで君の機体が凍結されたと。データ取りのためとはいえ、謝る。迷惑をかけてすまない。」

「・・いい。話は詳しく聞いた。貴方は何も知らなかったし、今も努力をしてデータを取ってくれている。いずれは日本の第三世代機のデータの元になるのだから、私がしなくちゃいけない仕事を貴方が変わりにやってくれている様な物。そして、ライダーシステムを使っているからいつも努力して鍛えている事も聞いた。才能に胡坐をかく人じゃないなら、任せられるし、こうして謝ってくれた。許す。」

「ありがとう。俺の事は一夏と呼んでくれていい。俺も簪と呼ぶな?」

「いいよ。よろしく一夏。」

二人は握手をして笑い合う。そして、そのまま一夏の手を掴んで簪は一夏に近づく。

「所でエターナルの事なんだけど・・!」

「お、おう!聞きたい事が有るなら答えるぜ!」

「じゃ、じゃぁ・・」

二人が話し始めてボク等はカヤの外になった。というか・・

「まだアタシら、自己紹介もしてないのに・・。」

「まったくだな。しかし、一夏が詰め寄られてるが良いのか鈴?」

「アレは恋する物じゃなくて、かっこいい物とかも出るとかそういうのに憧れる目よ。芸能人にインタビューしている記者みたいなものね。アタシも中国で経験が有るわ。」

そう言いながら呆れたように溜息をつく鈴。落ちついて珈琲を飲んで居るラウラ。そして、

「それじゃ、別に何もやましい事はないんだね?」

ボクを詰問するシャルロット。また目が怖いよ。

「無い。彼女はその、特撮とかアニメとかそういう方が好きでライダーシステムがかっこいいらしいんだ。それで憧れて今の一夏のようにボクも質問攻めにあった。アレ、止めないと三十分以上続くよ?」

「まぁ、やましい事無いならいっか。それじゃ一度アレ、止めようか。」

そう言いながらシャルロットが簪と一夏君の間に入る。そして数言話して、向き直る。

「ごめんなさい。気になる事が有るとそっちに頭が向いちゃう性格で・・」

「まぁ、いいんじゃない?日本人同士、専用機のデータやり取りは重要だしね。それじゃ自己紹介の続きと行きましょうか。アタシは二組の凰鈴音。中国代表候補生で専用機が《甲龍》。同じ代表候補生同士よろしくね。」

「私はドイツ軍少佐でドイツ代表候補生のラウラ・ボーデヴィッヒだ。一組でパラド達に色々と教わっている。小さいころから軍に居たから常識が抜けているのでな。隊の副長が漫画やアニメ等が好きで日本びいきだから、その影響で日本語も得意だ。だが、さっき言った通り常識は抜けているのでもし何かあれば教えてほしい。専用機は《シュバルツェア・レーゲン》。これからよろしく頼む。」

「私はフランス代表候補生のシャルロット・デュノア。パラドの婚約者で次期デュノア社社長夫人候補だよ。専用機はパラドの設計した機体で《ラファール・アンジュ》。よろしくね?簪。」

「言ったようにデュノア社、企業代表パラド・クリ・エイタ。専門は開発と改造。整備関連も得意だから相談してくれ。」

そう言うと頭を下げながら簪がぼそりとつぶやいた。

「・・友達がいっぺんに増えた。嬉しい。」

その言葉が聞こえた皆は嬉しそうに、満足そうにほほ笑む。

「さて、簪の紹介も済んだし、友達にもなった。それじゃ結局誰と組む事になったかそれぞれ教えてくれる?と言っても聞くまでもないね。」

だってそれぞれのペア同士で隣り合って座ってるし。

「私はやっぱりラウラと組んだよ。」

「私達は結構普段から仲良く過ごしているからな。チームを組むなら相性はばっちりだ。」

胸を張ってラウラはシャルロットを自慢する。なんか姉を自慢する妹みたい。

「俺は鈴と組むことにしたよ。やっぱり気心知れた仲なら楽だしな。」

「ま、まぁね。昔から知ってるあたしの方が合わせるならいいんじゃないかなとね。」

そう言いながらも《気心知ってる》発言で顔が赤くなったのは見逃さなかった。

「後、シャルロットからも助言が有ったんだよな。俺みたいなワンマンな機体を扱うんならそれに対して合わせてもう一人をひきつける事の出来る力量且つ、それなりに合わせられる相手じゃないと難しいんじゃないかって。」

「そうそう。私もね、エターナルを扱う一夏に、ゲンムのパラドは普段からワンマンアーミー的な感じがしてるから、それにちなんだ相手がいいと思うんだよね。って相談したの。そしたらやっぱり一夏と組むなら鈴がいいんじゃないかって。ね?鈴。」

「え、まぁ、そうね。」

おーい、前に密談してた内容がバレバレだぞ?

「ふーん。シャルロットと鈴は仲良いし、まぁ、シャルロットの言う事も分かるからな。」

「此処に分かっていない奴いたよ・・。」

つい小声で呟き顔を押さえた。見ると簪とラウラも首を振ってるし。初見の簪にまで分かるというのに一夏君ときたら・・。

「そういや言いたい事が有るんだが‥いいか?パラド。」

「ボク?いいけど・・真剣な表情で改まって何?」

「・・今まで聞かなかったんだが・・なんで俺だけ《君》付けで、他の女子は呼び捨てなんだ?」

「・・・・え?」

言われて気がつく。そういやいつも相手が名前で呼んでくれって言ったから、いや、鈴は愛称かもしれないけど・・それでも確かに・・。

「という事で、俺も呼び捨てな?」

肩に手を置きながらいい笑顔で言う一夏君。

「そうだね分かったよ。それじゃ・・い、一夏。」

ちょっと慣れなくてどもってしまった。

「なんで鈴とかラウラの時は普通なのに、俺の時に言いづらそうにどもるの!?」

「ま、まさかライバルは一夏!?」

「ふむ・・コレが修羅場というものか簪?」

「いや・・違うと思いたいけど・・」

「ふしゃー!一夏に対してアンタどう言う目で見てるのよ!?」

皆が騒ぎ始めるけどち、違う。そうじゃない。

「違うんだよぅ!!君付けで慣れてるから違和感あるだけで・・そもそも、長い事君付けだったのをいきなり呼び捨てにするのって以外に癖が抜けなくて難しいの!!」

「あぁ・・成れた言い方を変えると難しいか。俺も今からデュノアさんとかボーデヴィッヒさんって言いづらいもんな。」

「そう。慣れていたからその分意識しないと、また普通に君付けで呼びそうになるからね。今日からは意識して呼び方を改めるよ。慣れるまで少しかかるだろうけど、そこは勘弁してね。・・一夏。」

「仕方ないな。それで勘弁してやるよ。それじゃ、そろそろ皆食べ終わったし片付けて行こうぜ。今日はこの後実習だから俺とパラドは先に移動な。」

「うん、行こうか・・一夏。」

「おう、じゃ御先。」

丁度端に座ってたボク達は先に席を立ち食器を返してそのまま食堂を出た。目指すはアリーナの更衣室だ。食堂前から一夏と二手に分かれてボクはパルクールの要領で壁を登り、越えて全店しながら勢いを殺しながら着地。そのまま今度は渡り廊下の屋根の上を走って飛んで二階の天避け屋根の上に。階段の踊り場部分と同じ高さの位置にある屋根を蹴って飛んで、壁を蹴りながら着地。壁に勢いを逃がしたので走って加速した勢いは消えて落下する勢いのみなので全然平気。それからまた走りアリーナの更衣室に入ると一夏が先に居た。

「ちょっと遅かったようだな。」

「通ろうとした先に再要注意人物がいたから少し遠周り。」

「あぁ、黛先輩か。しかたねぇな。」

そう。ボク達は実習を始めてからという物、何かしらの理由かは知らないが女子生徒に追われている。集団でだ。意味が分からないが、目が怖いので逃げ始めてそのまま継続している。初めは二階から雨どいを伝って下りたりしたが、二人よりも分散したほうが逃げやすい事が分かって今ではそうして逃げるのが普通に成っている。

「さて、行くか。」

「そうだね。」

一夏は着替えるのに手間取るようでボクよりも早く来ていたのに同じくらいになった。まぁ、理由は分かるんだけどね。専用スーツを着るのに手間取るのは分かるんだ。ボクは自身で調節した分だから実はいつも下に着てるし、最終的にはISの機能応用で変換して着替えれるんだけど。まぁ、今はそれほどものぐさなわけじゃないし。間に合わずそこら辺で着替える必要が有ればそれも使う事にするか。

「しかし、いつも早いよな。なんかコツあんのか?」

「へ、あぁ。ボクはいつでもライダーになれるように下に着てるんだよ。自分で作った物だから下着代わりにもなるよう設計してるし。君のは日本製の機体に合わせた物だから、ボクが手を出す事はあまりね。」

「そっか、それはしょうがないな。我慢するか。」

そう言いながらもアリーナのグラウンドにつくと皆はまだまばらだった。

空いた時間で体をほぐす柔軟運動をして、各筋肉と関節をほぐす。持っている端末からグローブと足のパッドを出して一夏に投げる。そして自分もつける。

「さって、・・準備運動と行こうか。一夏?」

「あぁ・・かかって来いよ、パラド。」

ボクと一夏はお互いに構えて軽くスパーリングを始める。《パン、パン、バシン!パパン!》と音がしながらお互いに殴り合い時には蹴る。グローブも足のパッドも柔らかいのでそこまで痛くはないが、やはり勢いよく叩きつけるので皮膚が赤くなる。まるい赤いあとが結構出来た所で汗をかき始めていた事に気がつく。まずい、一夏がスイッチ入ってる・・。目に力が入って結構マジに成って来た。ちらりと時計を見ると十分前。時間だ。

「タイムアップ!」

その一言で間近まで来たストレートが止まる。

「あ、すまん。結構マジ入ってたな。」

「まぁ、ね。ほら、体中真っ赤。」

こっちは手加減してたのと準備運動レベルって言うのに・・まったく。

「すまんすまん。悪かったって。放課後なんかおごるからよ。」

「わかった、じゃぁ、・・珈琲とティラミスセットね。」

「おっけー。それなら問題ねぇ。」

お互いに拳を突き合わせて終わる。そしてグローブとパッドを回収して変換する。タオルを出してお互いに汗を拭いてから、授業を受ける。

今日は二組との合同授業で、訓練機の操縦実習だそうだ。専用機をリーダーとして訓練機に一人づつ乗っての訓練。戦闘等はないのでゲンムとエターナルは使わず普通にラファールと白式で対応する事に。専用機持ちの前に並べと言われて、ボクと一夏君の前に女子が集まろうとした・・が、それと同時にシャルロットが空に向かってライフルを撃った。

「皆・・真面目に授業を受けようね?」

そう言ったシャルロットの目からは光りが見えなかったように思う。

「「「「はい!」」」」

全員がちゃきちゃきと動いて出席番号順にそれぞれの専用機持ちの前にならんだ。実習内容は装着と歩行訓練。各班で打鉄とラファールから一機を選びそれに乗っての実習だ。スラスターが有りPICが有る状態のISでは歩行自体はそこまで重要ではないが、機体がこけた際や細かな動きの重要なファクターとなるので、これを抜かす事は出来ない。もし抜かすと倒れた状態から起きるのに手間取る事になりかねないのだ。起き上がるのにも手を使い、足を使う。それが基本動作という物だ。個人的にはその動作においては打鉄の方がいいかもしれないと思う。剣を振うのが元になって設計してある分、重心が低く、歩行する際には安定する。ラファールはどちらかというと飛行や高速移動重視の面でスラスターが多く重心が高い。結局その実習は問題も起きず無事に終わる。

 

コレは余談だが、既に自室謹慎を解かれている篠ノ之もこの授業に参加していた。ラウラの前には篠ノ之が居たので何か問題を起こさないかとはらはらしたが、別段会話もなく、お互いが無視をする様な状態で実習を終えた。

 




出て来て膝の上でまるくなるうちの猫。
オスでデカイから重い。
一時間もしたら足がしびれて来る。
でも幸せそうな寝顔は甘やかしてしまう。
ライダー系の道具を鳴らすとうるさそうに逃げて兄の膝へ。
兄も猫にでれでれ。
幸せなひと時です。
それではまた見てらいだー。
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