永遠の操縦者と天才クリエイター   作:金宮 来人

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今回は簪ちゃん超絶強化のフラグ回です。
そして、シャルロットが変態になって行く・・何故だ?
では、本編へどうぞ。


14 これこそがボクの才能の一部

放課後、ボクは簪と一緒に整備室で打鉄二式を改造していた。製作じゃなく改造なのは、そもそも打鉄二式は基本は出来て居て、武装が出来ていないのとデータが足りていないのが原因で出せなかっただけからだ。だから、一夏君からデータを譲り受けて打鉄二式に当てはめて一番最適なデータに変更。じゃないと明らかに簪の体に負担がかかり過ぎる。基本フレームの改造からしないと機体その物が空中分解する位だ。それでちゃきちゃき改造する事になったが、問題が発生した。それは・・

「私じゃライダーシステムの戦士になれないの!?」

「い、いや・・その・・ライダーシステムは負荷が大きいから女の子にソレを渡すのはちょっと・・」

「憧れてたのに!?」

仮面ライダーの事を聞いてきたのだ。彼女もボクと一夏のライダーシステムについて調べていたらしく・・姉を脅して教えてもらったとか。脅迫内容は聞いて居りません、はい。

なので、異世界の知識という事を彼女は知っている。その上で、仮面ライダーになりたかったらしい。普通の女の子じゃない発想だよね。

「ライダーじゃない別の装備で我慢してくれませんか?同じようなかっこいいのつけますので。ね?それで妥協してもらえません?」

「・・データ見せてもらってから。」

「はい、こちらです。」

明らかにボクが立場で下です。あれ?彼女の機体を作る事をボクメインでやるからボクって上の立場じゃないの?そう思っても言葉に出せない凄味が今の彼女にある。

改造に差し掛かってからは問題なかったのが、最終的な兵装プランでもめる事になったのだ。だけど、普通に変身できる仮面ライダーじゃなくて、ISのライダーシステムの事だけど、ソレを使うなら仮面ライダーになる資格が有るという事。システムの元の物に選ばれる素質が必要になる。更に言えば彼女にはライダーになって戦えるほどの体力はないように思える。だからこそ・・これを使う。

「・・なるほどね。確かにこれは私達日本人にしか使えないプランだね。」

「でしょう。」

そう、この改造プランは例の異世界知識の中の一つ。日本人の方が合っている物だ。

「理由は分かった。それなら・・と言いたいけど憧れてたんだよなぁ‥。ライダー・・。」

「ごめんなさい。代わりにこれもつけます。これこそがボクの才能の一端で、英知の結晶の一つ。」

そう言って渡したのはパッケージプラン。後付け大型装備のパッケージだ。これも日本人じゃないといけない。まだある考えはドイツ製の機体だから、ラウラに頼む予定だけど。

「・・・コレ、マジ?」

「真面目ですが・・何か?」

「・・馬鹿じゃねーの?」

「いつもの口調を崩すほどの酷い罵倒!?」

何がそんな事を言わせたんだ!?はい。ボクの渡したプランです。アレー?そんなに悪いかな?

「これを真面目に考えてる時点で頭ぶっ飛んでるよ。」

「そうじゃないとライダーシステムとか作りませんが?」

「そうだったね。真面目にぶっ飛んだ存在だったね。」

あれー?何か簪の中でボクの株が暴落してる?

「別に馬鹿にしてるんじゃないの。傍で聞いていた存在とかけ離れてぶっ飛んでる事に呆れてるの。」

「そっかー・・結局、呆れられてるんじゃないか!」

「それは当然。コレはぶっ飛び過ぎだもの。」

「あれー?そこまで言われるほどのものな感じじゃなく設計したのに、この言われようは心外だな。」

「だから貴方は頭がおかしいの。」

「平行線だ。うん。この会話やめよう。」

それはおいておこう。ボクは普通、うんそうだ。

「それで、そのパッケージ付けるならどう?製作費自体は日本政府に負担させるけど。色々ともってる情報で脅すから。それにデータ自体も結局は売る形にして権利は更識家に。主には日本代表候補生の簪がもつ事になる。どうかな?」

「これなら十分。でも・・ここまでなんでしてくれるの?知り合ったばかりなのに・・。貴方にはかわいい婚約者もいるから、女の子目当てじゃないのも分かる。じゃぁ、目的は?」

その問いにははっきりと答えれるし納得させてあげれるな。

「それこそ、自己満足のため。自分のこの考えを使いたいがため、勿体ない知識を広めて自慢したいがため、自身の考えを作って形にしたいがため、そして、・・友達を救うため。」

「・・なるほど、シャルロットが自慢するわけだ。」

呆れたように眼を伏せてため息をつかれる。

「自慢されたの?」

「食事の後でね。移動しながら貴方の凄さとか色々と。結局はすごいんだよで終わるから途中で飽きたけど。」

首を振って更に呆れたと言わんばかりの行動。いかん、これじゃフランス勢は変人と思われる?!

「デュノア社関連は変人が多いと認識することにした。」

「更に局地的だった!?」

変態企業扱いは酷い。・・・でもないか。うん。シャルも変人的だし。被害者のボクなら言っても良いと思う。

「さて続きしようかね。そのプラン使うなら絶対今のままのフレームじゃ持たないだろうからね。」

「そうだね。絶対無理というか・・私自身がひき肉になる自信すらあるよ。」

「そうならない様に完成させよう。大会まであまり時間はないから。」

「分かった‥私の持つフルスペックでデータ解析と構成はする。機体は任せる、相棒。」

「おっけ、任せろ相棒。」

そう言ってお互いに拳同士を突き合わせて軽くこつんとぶつけて作業に入る。

絶対完成させてやるぜ。天才クリエイターの力を使って。今の彼女の最強を引き出す機体をな!!

 

「ぷしゅー・・・。」

部屋に戻るとボクはつぶれてベットに伸びた。

「あはは、たれパラドだ。シャルロットに送ってやろ。」

そう言って携帯で写真を取って送信したらしい。怒る気力もないのでそのままにしておいたら、

《ダンダンダン》

『一夏、その【たれパラド】抱かせて!!』

ドアを強く叩く音と共に何かすごい宣言された。

「ちょ、ま、待てシャルロット。発言がヤバい!」

『そんなこといいから、早く開けないとマスターキーを使うよ!!』

「マスターキーってシャルロットが持てるもんか?」

知らないのか一夏・・。まぁ、そう言う知識はないだろう普通な世界に生きていたもんな。

「マスターキーってのは、基本的に銃の下についていたりする場合もあるショットガンの事。この場合は鍵穴をぶち抜いて壊して入るからどのドアも開くことから、マスターキーと言われてる。」

「マジかよ!?早まるな!?」

つぶれたまま、そう答えると一夏は慌ててドアを開く。シャルロットは部屋に入って後ろ手にドアを閉める。そのままこっちに来るが、その手にはマジでショットガンを握っていた。やたらとごつい形状、ポンプアップ式のグリップ・・スパス・・か?

「銃はやめろ!?ってマジで出してるし!?IS装備じゃないとこにガチさが垣間見えるぞ!?なんでそんなもんもってんだよ!?」

「え?そりゃ、パラドに手を出すような奴がいた場合はこうするから。」

そう言いながら一夏の頭に銃口を突き当てる。

「勘弁してくれー!!」

両手をあげてホールドアップ。しかしにこりと笑うシャルロット。

「大丈夫、コレ、弾はスラグ弾とか普通の弾じゃないから。」

「それなら・・。」

そう言うがもっとヤバいものな気がする。

「バードショットシェルが入ってるだけ。」

にっこり笑って安全装置をかけたままで、トリガーに指をかける。

「散弾銃の弾だね。広範囲に鉄の弾を撒き散らす。貫通力自体は低いけど体内に何発もの小さな粒の弾が残るよ。」

「至近距離で撃ったらミンチじゃないか!?」

そう言うとショットガンを下げるシャルロット。ボクが持っている端末と同じ物にソレを収める。

「あはは。私のは歩く武器庫だから気をつけてね。さて、たれパラドは・・」

「好きにすると良いよ。今日のボクは抵抗する気力もない・・。」

「やった。じゃぁ、えい!!!」

ベットに一緒に乗ってきてボクを後ろから抱き締める。そして背中にぐりぐりと鼻を押し付けてそのまま呼吸をする。

『すーはーすーはー』

まだシャワー浴びてないからオイルとか汗臭いだろうに・・。「その汗臭さがいいんじゃないか。もう。」

「変態発言禁止。さらりと心読むのも禁止。」

「じゃ、もうちょっと堪能する。」

そう言ってまた同じようにする。それを見て一夏が引いていた。彼女の変態さはこんなもんじゃないけどね。だからこそ婚約者なボクを放そうとしないほど、依存の域まで来ちゃったんだろうけど。後悔はないよ?可愛いし、多少な事に目をつむれば言う事はないから。その多少が酷いかもしれないけど。

 

 

唯‥彼女が後悔する時が来なければと願っているだけだよ。うん。

ボクがやろうとする事は苦難を越えたいばらの道を突き進む行為。それに彼女を巻き込むのはいささか良心がなぁ・・。

 




昔、小学校に上がる前にやたら人の事を匂いたがる女子が居ましたね。
外で遊んで走ったりした後、やたらと掴まってくんくんと匂われました。
先生に『汗臭いからやめなさい』と言われて、園児が真顔で、
「それが良いんだけど?」と言っていたのは子供心に衝撃を受けました。
好きな匂いはプールの塩素の匂いだそうです。
そんな記憶を思い出した。あの子、今なら匂いフェチって事だったんだろうと分かりますが・・おそらく理解はできませんね。

では、次回もまた見てらいだー。
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