永遠の操縦者と天才クリエイター   作:金宮 来人

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私、こういう学園行事で海行った時って、おっきなオールを手で持って船を漕がされた覚えしかないんですよね。寒くて泳げる季節でもないし。
しんどかったし、手も腕も疲れました。
その癖何の意味が有るのか分からないし・・。
専門学校の時は同じような施設で乗馬体験とかをしたのでそっちの方が楽しかったです。

今では懐かしい思い出。歳を取ったなぁと実感しております。
では、本編へどうぞ。


21 臨海学校パート1

IS学園の一年メンバーはバスに揺られて指定の旅館へと向かっていた。

一年生の年間行事、臨海学校。広い地域に出て学園内じゃ味わえない事をするという行事・・だが、人工島なんだし浜辺作って専用施設つくればいいよなと思ったボクは変なのだろうか。そっちの方が下手な費用かけずに済むのに。・・まぁいいか。

 

あ、ボクはバスに揺られてないよ。だって自前のバイクが有るから。

「ふんふーん。」

因みにシャルロットも後ろに乗ってる。ボクはフランスで国際免許を取ったし。特別に許可出たからね。

そう言う事でバイクで二人乗りしてバスの後ろを走っていた。そして、途中でナビをシャルロットが起動。狭い道を通ればバスより早くつけるのを見つけた。ボクはバスの後部でこっちを見ている生徒に手を振る。驚いた顔をしているうちにナビが記したその通りにバスが通れない道を通って旅館へ到着。

バイクが入ってきた事で慌てたのか女将さんらしき人が来た。

「今日は貸し切りでして・・」

「あぁ、ジャケットで分かりませんね。よっと。」

バイクから降りてヘルメットを外しジャケットを脱ぐ。

「IS学園一年一組、パラド・クリ・エイタです。」

「同じく、シャルロット・デュノアです。」

「まぁ、IS学園の生徒さんでしたか。でもなぜバイクで?」

「あぁ、これもISの兵装訓練の一部に使う物です。バイクで移動しながらもISを起動した時に、使える兵装として作った新型兵装。通常時はバイクとして使えるかどうかのテスト走行です。許可も得てますから。・・それでバスが通れない悪路を通って更に試してきたら先についたと言う訳です。」

「はぁ・・この自動二輪がISの・・」

まぁ、ボクが作ったガシャットを使う兵装・・兼面白い機能付きだけどね。

「という事でコレは変換っと。」

付けていた爆走バイクガシャットを抜くと『ガッシューン』と音がしてバイクがたたみ込まれるようにして、カバンの形になる。外にスロットがついているがその時は一つだ。バイク時には二つあるのも特徴だが。

「まぁ!?それはすごい発明ですね。」

「でしょう?デュノア社の新規開発製品で、出張先でも自動二輪の免許が有れば自由に取り出せるし、駐車場がなくてもすぐに畳んで持ち運べばスペースもとらない。素晴らしい発明でしょう。・・今はまだバッテリーや走行距離の調整中ですが。そっちは本社での仕事。ボクはこうやって試作品の完成品の乗り心地を試す仕事。ほら、一応すでに臨海学校の授業内容をこなしています。・・と、バスも来たようですね。彼女らの事、ボク達の事よろしくお願いしますね。」

「はい、ご丁寧にありがとうございます。では、こちらでお待ちください。」

そう言ってロビーに招待された。

 

バスが到着してぞろぞろと生徒が並んではいって来る。中には先にロビーでくつろいでいるこっちを見てびっくりするのもちらほらしている。

「確かに途中からバスから離れるかもしれないと聞いていたが、信号等の事だと思っていたぞ。流石にあのような行動は慎め。」

出席簿を肩に担ぐように構えた織斑先生がこっちにくる。

「それは互いの理解の違いでしょう?確かにボクは言いましたよ?【実験のためバイクで行きますが、途中『検証等』の為に少し離れる事もあると思います。】と言ったはずです。」

「検証というのがスピードの出力やブレーキやその他メカニカルな所の検査のために停車するなどの事かと思ったんだ。」

ため息をつく様に息を吐き、呆れた様な声で言う。

「だから互いの理解の違い、解釈の違いという事です。ちゃんと着いていたので問題はないでしょう?」

「はぁ・・あまり面倒をかけてくれるな。クラスが一時騒然としたんだぞ?」

今度は完全にため息をつかれた。その後ろから一夏が来る。

「俺はシャルロットに言われて愛の逃避行とかそういうのかと思った。」

「一夏?君は私をどう思っているのかな?」

シャルロットが後ろから肩を力強く掴む。

「え“?・・あーっと、そのー・・あ!そう、パラドの強い味方なお嫁さん!」

「な!?も、もう・・一夏ったら・・。まだ結婚もしてないのに・・。」

やだやだ。とか言いながらくねくねしてシャルロットが悶えている。

「ほら、さっきも言ったじゃないか。愛の逃避行って。その年で結婚できる国に行くとか。」

「そ、その手が・・パラド、今度海外旅行行こう?」

「今の流れで誰が行くんだよ。ボクはまだちゃんと自立して完全に就職を決めてから、親元を離れて一人暮らしを経験して、その後にちゃんと家を買える金を揃えてから結婚する。そこまでしないと、きっと落ち着かないから。親がどうだの家がどうだのって絶対、両親から色々と言われるから。しかもきっと帰ったら孫がどうだって言ってくるんだ。面倒くさいったらないよ。まったく。」

「・・パラドが荒れてる。」

簪からなんか冷たい一言が飛んできた。というか、よく見たらそれぞれ解散で部屋に行くようになっていて、いつものメンバーが周りにいた。

「パラドがなんか問題起こしたと聞いて、笑いに来てやったわ。」

「どうやら、面白い事になっているそうだな。」

「聞いたらパラドの両親が早く孫の顔が見たいって言ってるらしいぞ?」

一夏がばらした。ソレを言うと少し周りの女子が顔を赤くした。

「そ、それは・・ちょっと早いんじゃない?」

「そうだな、まだ学生のうちは早いだろう。」

「・・一夏・・後で覚えておいてね。」

「嫌だよ。」

そこまで話をして気がつく、途中からシャルロットが喋らなくなった事に。

「シャルロット?」

「ぱ、パラド!そこまで本気で真剣に考えてくれていて私はとっても嬉しいよ!!」

「あ、そう・・。うん、まぁ・・。」

ただ、結婚するならの希望を言っただけなのに、シャルロットの中では完全に決定事項らしい。まぁ、・・結婚するならシャルロットだろうけどさ。・・もっといい男がいると思うんだけどなぁ。一夏は鈴が居るからしょうがないとしてと・・。

 

エターナルの整備をする為にベルトを預かり整備。しかし、エターナルに異常はなし。寧ろ良くISになじんで来たという感じだ。

ボクのベルトも一緒に整備。ガシャットも並べて整備する。と言ってもバグがないか見るだけだし・・。問題なし。

部屋に一時的な整備空間を作った物を端末に収める。

移動型ラボ端末、名付けるなら・・移動式機構研究施設、【名前は未だ無い】・・かな?

そして、一夏にベルト端末を返しておく。その間海に行けばいいと言ったんだけど、少しバスの中で酔ったらしい。車酔いは酷くないらしいが・・いつもより狭い閉鎖空間で印象付けようとした女子が香水をつけて居て・・それが混ざってものすごい事になっていたらしい。女子達はなれているらしいが、普段香水をつける事がほとんどない織斑先生や、香水よりも汗の匂いが似合いそうな元気っこの鈴などの近くにいたら嗅ぎ慣れない匂いな訳で・・それが混ざった匂い・・というか臭いでダウン。バスから降りた瞬間は景色が揺らぐ様に見えたらしい。ご愁傷さま。

あぁ、因みにボクはなれてるよ?母さんは香水付けるし、シャルロットのお母さんも良く会社の関係から近くに居るからそういう香水の類をつけるのは知ってるし。

・・欧州はそういう文化が根強く残ってるしね。まぁ、二人とも適度だから良いけど・・前に会った女尊男卑の会社経営女社長はヤバかった。臭いと言っていいほど振りかけてるんだから。匂い自体は良いんだけど、かけ過ぎなんだよね。瓶丸ごと浴びたんじゃないかってくらいにするから、部屋の窓を開けた位だし。

結局、社長に暴言を吐いたために会社から叩き出す事になったけど。そもそも、向こうから来て置いて失礼すぎたんだよなぁ、あの婆。技術主任のボクを見て、

『子供が責任者じゃ、この会社もお終いですわね?あぁ、社長も小汚い男でしたわね。ねぇ、副社長さん?もっといい男紹介するから、わたくしと手を組みません事?』

とか言った瞬間にシャルロットがこめかみにコルトパイソンを、シャルロットのお母さんがデザートイーグルを眉間に突き付けていたし。

『『このまま引き金引いてやろうか?この豚が。』』

声が重なった時には、あぁ、親子だなぁ。と感心したものだ。

その後、悲鳴が『ぷぎぃ!?』だったからマジで豚みたいだったけど。

そして、結局叩き出した後で事前に調べていた情報をリーク。悪どい方法で商売をした事と犯罪によって金をもうけている事、裏金や政治家への賄賂の情報を全部ぶちまけてやった。各社に情報が回る頃には逮捕に至り、繋がっていた政治家も芋づる式に逮捕。結果でフランス国内の膿を出す事になったので、政府からお礼と共に文句も言われたけど、しょうがないよね。

 

 

 




パラドの過去を書くたびにシャルロットがとんでもない様になっているのは気のせいかな?
きっと気のせいだよね?
さて、臨海学校と言えばISでの大イベント。
何事もなく終われるのか?
パート1と書いている時点で終われるわけがないww
さて、パート幾つまで行くでしょうね?

では、次回もまた見てらいだー。
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