これから問題が起きるというのに水着回が長すぎた。
あぁ、別に作者は水着を見てどうとかあまり思いません。
似合って居ればいいと思います。
実際あまり美人だから鼻の下を伸ばすとかよくわからなくて・・。
美的センスはありますし、性的な反応もしますが、よくテレビである、【背中にオイル塗って下さい。】的な企画で何故嬉しそうにするのかあまり分からないんですよね。・・どこか壊れてるのかな?
まぁ、そんな事よりも本編へどうぞ。
一日目はそれから夕食をとって風呂に入る。そして、少し今日の事を一夏と話をして普通に寝た。
二日目には各企業の試作兵装が届いていてソレを試す日だ。
ボクの場合はデュノア社。一夏と簪の場合は倉持技研、だが・・一夏の機体には装備が付けられないそうだ。
「何故なんだ?エイタのライダーシステムは付けれたし、更に武器も増えたのではなかったのか?」
「ソレは‥ボクの作った端末のせいですね。初期装備時点で一緒に持って乗り込んだ時は先ず変身・・いや、ベルトシステムの展開は出来ても機動すらできなかった。それが、後に初期移行でシステムの認識が出来ました。それにより端末に認証してあるシステム内の武装やメモリが使えます。」
「しかし、前に一夏がさらに武装が増えて使うメモリが増えたと言っただろう?」
「ソレは、また別問題です。元々メモリは入っていた物と足した物が有りますが、それには普通の武装では容量が足りません。初めは変身してエターナルレッドフレイムでしたが次には一夏が強くなりたいという想いと、怒りによってシステムが一夏君の感情に反応しその心の熱さを感じ取ったエターナルは進化。レッドフレイムからブルーフレイムに燃え上がりました。蒼い炎は赤よりも高温で全てを燃やす。彼の強さの元はコレです。『感情と意志の強さ』、コレが彼をさらなる高みへと連れて行きます。」
「・・これ以上は強くなれないという事か?」
「それは彼とIS次第・・と言ったところでしょうかね。おそらくボクは篠ノ之博士からは嫌われているでしょう。一夏が篠ノ之箒を否定して自分の道を歩き始めるきっかけになったのはきっとボクだ。そして、ISを好きに改造してライダーシステムをつけている。本当のISから外れた物を作った。ならばそれは彼女からすれば自分の娘を貶める、汚される行為に等しいかもしれない。しかし、ボクは自身の道を突き進むつもりです。たとえ、彼女と道が違えようと、・・この目的だけは絶対に。」
それまでにこやかだったボクははっきりと真顔で睨みつけるように織斑先生に話す。
それに少し恐怖したように顔をこわばらせながら一歩下がる。
「それは・・本気か?」
「もしも、・・世界に喧嘩を売る事になろうと、ボクはこの考えを変える事はありません。その時はシャルロット達と道を違える事になるかもしれませんが・・。」
ボクはガシャットを取り出す。
その目的にかかる為の準備はすでに完了している。
そして、数が必要だったソレは既に目的数に達するという状態だ。
・・残り時間はあまりに短い。ボクが思う楽しい時間も・・おそらくはもう少しだけなのだろう。
そうこうしているうちに山田先生が走ってきて緊急事態を告げた。
そして二人で何か端末を見ながら話していた。そして、一層眉間にしわを寄せて睨みつけるように端末に目を落とし、目頭を押さえる。
「緊急事態発生により、今からの一切の予定は中止とする。すぐに元に片づけて一般生徒は部屋に戻れ。専用機持ちの各代表候補生は来い!」
そう言われてボク達は部屋に集められた。
「今から三十分前、アメリカ・イスラエル共同開発のIS、《シルバリオ・ゴスペル》が起動実験中に暴走し、日本へ向けて高速移動を開始した。実験でもしもの為につけていた緊急用の遠距離操作を受け付けず、すぐに追撃を行ったが攻撃に反応して迎撃モードに移行し反撃をくらい作戦は失敗。操縦者は一命をとりとめたが、軍用ISとしてのリミッターが完全に外れていた為、絶対防御が発動するほどのダメージを負っていたISはコアを残して大破。コレにより、日本へと迎撃命令がIS委員会から降りた。そして、今一番近いのが我々という事で、最悪、時間さえ稼げば日本代表や自衛隊の応援が来るが、それには日本政府高官の許可が必要で時間がかかるらしい。」
そう言いながら説明する織斑先生の顔は苦渋に満ちていた。苦虫を口いっぱいにかみつぶしたような顔で説明される。まぁ、・・自身の生徒を命の危険が有る戦場に送りだすのだからしょうがないだろう・・。
「それにより迎撃作戦をIS学園が行うという事で、お前らには集まってもらっている。もしもこの作戦から降りたいというなら止めはしないし、逆に作戦に参加することを推奨はしない。命の保証もできない。」
「・・各国の政府に許可を求めなくてもよろしいのですか?」
そう言ってオルコットは手をあげて質問する。
「コレはIS委員会からの命令であり、IS学園内に置いて各国の政治的介入をする事は出来ないという学園内の校則が有る。此処でもそれは通用するという事だ。学園長から命の危険が有ることから、この作戦に参加する場合は自主的に参加する意志が有る者のみと言われている。政府の意向を考えて参加しない事も自由だ。」
「・・分かりましたわ。」
そう言いながらも一歩下がるようにしたオルコットは、おそらく参加しない事を考えているのだろう。
「ボクからも質問です。」
「何だエイタ?」
「あそこの部屋の隅に居る人【・・・・・・・・】は誰ですか?更に入口の前で聞き耳を立てている人物は?」
そう言われて一夏は入り口に行きそこを開ける。織斑先生は即座に近くの出席簿を部屋の隅に向けて投げた。
「うわぁ!?」「ぎゃん!?」
入口からは篠ノ之箒が。部屋の隅には兎の耳をつけた女性が現れた。手に持った機械が壊れていたのはおそらくステルスであろうと推測できる。
「何をしている篠ノ之。貴様は部屋に待機のはずだ。命令違反を何度繰り返す気だ?更に何の用だ束?お前がここに来るなど聞いていない!」
「ちーちゃん、やっほー。そりゃ聞いてないよね?私もこの事態を聞いて駆けつけたんだから予定がいなのさ、あっはっはー。そして、箒ちゃんは私が呼んだのさ。専用機持ちにさせるために。そして、この面倒な事態を早期収拾させるためにね。」
「何だと?!」
全員が驚いているが・・ボクは予想はしていた。力を求めている篠ノ之の事を姉の篠ノ之博士が知ればこうなると分かっていた。
「あと、目障りな屑を始末しに来たんだ・・よ!!」
そう言いながらボクに向けてISの装備らしき刃物を飛ばしてきた。ボクはソレをあえて避けずにすぐにバグルドライバーを展開。ベルトにガシャットを装着して変身をした。
『ガシャット!バグルアップ!デーンジャ・デーンジャー!ジェノサイド!ジェノシスクライシス、デンジャラス・ゾンビ!Woo!!』
音声が成りながらもボクはそのまま攻撃を受ける。
『ガシャン!!』「ぐぅっ!!」
そのうめき声に全員が驚いていた。
「「「「「パラド!?」」」」」
「何故避けませんでしたの!?」
「・・一体何のつもりかな?屑如きが・・。私を試したのかな?」
「・・ふふ、違いますよ。一度教えて差し上げようと思いまして・・ねぇ!!」
そう言いながらボクは博士の頭を掴む。
「な!?屑の癖に!?・・何をする!!?」
「姉さんに何をするつもりだ!?」
そう非難するのは篠ノ之姉妹だけだ。ボクは耳と頭に手を添えて、眼を合わせる。
博士の眼には白黒のボクの変身したゲンム・デンジャラスゾンビゲーマーの姿が映っている。
「さぁ、聞いてください。貴女の犯した罪によって、死んでいった怨嗟の声を。さぁ見てください、その最後の瞬間を。さぁ、感じてください、恐怖を絶望をそして、死を!」
そう言って頭の中にボクを通してISによって死んでしまった人たちの恨み声や苦しみが聞こえ始める。ソレを博士の頭の中に送り耳に伝える。
「うわぁ!?なにこれ・・聴こえて来た・・見える・・や、やめろ!やめろぉ!!私に近づくな!!あがあぁぁ!?・・また違う場所?・・相手は・・女・・妻だって!?がぁぁぁ!?うぐっ・・また違う場面・・娘・・が!?ナイフ・・がはぁ!?・・ソレはお前の弟だろ!?容赦なく首を!?・・父親も・・あ、あぁぁ・・ああああ“あ”あ“!?」
頭の中に浮かぶ映像も声もボクには見える聞こえる感じる。そのつらさを押し隠して絶え間なく伝え続ける。
「やめろぉ、はなせぇ!!もう、聞きたくない!!見たくないぃ!!」
「・・うるさい。コレは貴女の罪だ。貴女が犯した罪のなれの果てだ。いきつけばこうなる。天才と自称するなら、それくらいは分かるはずだった。凡人の考える事は分からないと言って、知る事を諦めて、逃げだして、知らんふりをして、何も聞く気が無いと眼を塞いだ結果、それがこれだ!!本当に天才ならば考えたはずだ!!自身の起こす事柄の影響を!どうなるかの結末も!!ソレを知らぬ、存ぜぬと放置した結果がこれだ!!世界中からの怨嗟の声をもっと伝えてやろうか!?これでも日本の局地的な結果に過ぎない。それでもまだ、人の死が足りないというのか!?篠ノ之束!!!!」
そう言いながらボクは博士を投げだして変身を解く。頭から流れる汗と止めどなくあふれる血涙、食いしばり過ぎた為に口から洩れた血、そして、怨嗟の声を聞き続けておかしくなった耳からも血が出る。
「ぱ、パラド・・大丈夫なの?」
肩で息するようにしていたボクにシャルロットがそっと手を貸してくれた。ボクはその場に座り込む。
「エイタ‥無茶をするな。・・・そして、分かったら篠ノ之。部屋に戻れ。コレが最後だ。次は気絶させて縛り付けても部屋に放置する。」
「・・わかり・・ました。」
そう言って部屋に戻りながらもボクを睨んだ。そこまでして専用機が欲しかったか・・。
「そして、束。貴様は拘束する。と言いたいが、面倒を起こす前に消えろ。見なかった事にする。どうせ捕まえても面倒な事になるのは見えている。・・こちらは知らなかった事とする。」
そう言いながら部屋の隅にまた伏せている博士を見捨てるようにいって、作戦を続行させるように続けた。
「さて、邪魔が入ったが・・作戦内容を決めるぞ。」
ボクを見ながら織斑先生は言った。
「大丈夫です。少し経てば治ります。そう言う風に鍛えてますから。」
「・・・そうか。」
それだけ言って、眉間を押さえながら下を向き。顔をあげた時には迷いは見えなかった。
デンジャラス・ゾンビガシャットの副作用。自分にも精神的なダメージが半端ないんですよ。この世界の死人の怨嗟はかなり粘っこい様な恨みですからね。聞いている方も、聞かせる方にもダメージが半端ない。
そして、いまだに何も理解していない掃除道具。
もう、ぶっ飛ばして星にでもしてやろうか。
さて、次回もまた見てらいだー。