永遠の操縦者と天才クリエイター   作:金宮 来人

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今回、一夏の専用機が登場します。
まぁ、皆さま知っての通りの白式ですが。
仮面ライダーが絡み、どう言う風になるのか・・。
では、本編へどうぞ。


02 登場の白き翼

翌日、同じクラスに篠ノ之箒がいたらしく、朝から付きまとわれた。俺としては嫌いな奴で、なんだかんだいって急に怒って暴力をふるってくる情緒不安定な奴だ。食事を一緒にすると言われたのでパラドと一緒に取ると言ったらキレて竹刀を振りまわしてきた。すぐに寮長である千冬姉に取り押さえられ事情を聞かれた。その後全面的に篠ノ之が悪いという事で反省文を言い渡されて朝食抜きになって居た。正直いい気味だと思った俺は悪くないと思う。その後ロングホームルームでクラス代表を決めるという事が有った。

「織斑君がいいと思います。」

「私は企業代表なとこでエイタ君で。」

クラス内はその二つの意見に分かれる。

「辞退は・・・」

「認めない。というより、この場合は基本的に多数決だろう。」

その織斑先生の一言により俺は撃沈しそうになったが・・

「パラドなら企業代表だから、専用機が有ってもおかしくない!だからパラドがいいと思うぞ!」

そう、パラドをスケープゴートにしようと考えた。

「いや、織斑。お前にも専用機が政府から支給される事になっている。その事で甲乙はつかないぞ?」

「マッジッカアアァァァ!?」

パラドが言っていたがこんなに早く手が回っているとは思っていなかった。ふと見ると、隠れてお腹を押さえて笑っているパラドがいた。おのれー・・。

「冗談じゃありませんわ!!」

《バン》と机をたたく音がする。振り向くと金髪の女子が立っていた。縦巻きロールって本当にいたんだー。

「イギリス国家代表候補のわたくしに誰も票を入れないなんておかしいですわ!」

そう言ってバンバンと机をたたく。

「イギリス淑女にしてこの学年主席のわたくしを差し置いて、男をこのクラスの代表にしようなんて皆さん頭がおかしいんじゃありません事!?しかも片方は愚かしい黄色いサルにもう片方は、言葉も発せずに我関せずと呆けている第三世代機も制作で来ていない御ボケさん企業代表じゃありませんか。それならわたくしが成るのが道理ではありませんか!?」

そう言ってまくしたてる。なら自分から手をあげればいいのに。

「あー・・イギリス代表候補?今の発言はうちの会社敵に回したとして良いの?」

「ふん、大したことない男を敵に回した所で何が・・」

「じゃぁ、今からフランスに連絡するわ。《イギリスのラファール全機回収して契約打ち切り、更には今後のレンタル、部品の流通等もやめる。》と。」

「な、何を・・」

「だって、企業代表の俺をけなしてウチの機体を馬鹿にしたじゃん。ならそれ相応の対応するまでだ。うちだって企業で自社製品に誇りを持っている。第三世代機はまだでも《その足掛かりが出来ていない》とは言っていないし、俺の専用機は第三世兵装使用代試作機だ。そこも知らずによく口が回るな淑女様よぉ?しかも日本もこけ下ろしてたよな。俺の四分の一は日本つったの忘れたか?あぁ?心が震えるよ。怒りでいきり立つ。」

そう言ってパラドはイラつきを見せた。

「パラド落ちつけ。」

「エイタ、一度座れ。オルコット、自身の発言が代表候補生としての発言という事を自覚してないようだな?」

「お、織斑先生!?何故貴女までがそうも語気を荒げて・・」

「私も黄色いサルとこけ下ろされたのでな。この出席簿を投げないようにするには、本当に苦労した。いやぁ、怒りで投げて生徒に怪我をさせる所だったからなぁ。」

そこで自分の発言に気がついたのかオルコットが顔を青ざめさせる。

「け、決闘ですわ!!」

急にこちらを指さしそう叫ぶ。何故に?

「いや、何故決闘?唯の自爆発言をこっちに向けるなよ。」

「うるさいですわ!!専用機を持つ者同士、実力で決めましょう!!」

「「話聞いてなかったのかもしれんが、俺達《ボク達》やるなんて言ってないんだけど。」」

声を合わせてそう言うとオルコットはその場で地団太を踏み、

「良いから決闘なさい!ぼこぼこにしてやらないと気が済みませんわ!!」

指を指しながらこっちに宣言する。

「うーわー、素人相手にボコボコにするとか言う代表候補生とか、マジ引くわ。」

「素人相手に胸を貸すとか言う事も出来ないとか、心狭いな。どこが淑女なのか分からんな。」

そう言うとクラスの女子達も頷いたり、小さな声で隣と話したりしている。共通しているのは日本人も他国の人もオルコットに向ける視線は冷たい事だ。

そして呆れたように織斑先生がため息を盛大につきながら、

「わかったわかった。織斑、エイタには悪いが一週間後にオルコットとクラス代表を決める戦いをしてもらう。一応、一番勝率の多いものを勝者とし、そいつがクラス代表決定権を持つ。それで良いな。」

「はい!それで良いですわ。」

「まぁ、しょうがないですね。ボクもそれでいいですよ。」

「ここまできたら腹くくるか。分かりました。」

ため息をつきながら俺達は答える。

「言っておきますがもし、貴方達が負ければ奴隷ですわ!」

「オルコット・・いい加減にせんか!!」

織斑先生の出席簿が思いっきりオルコットの頭を殴った。

「奴隷制度などイギリスの負の時代の産物だろうが!!人権を無視した発言を教師の前でするとはいい度胸だ!!貴様は今から別室で生徒指導だ!山田先生、後はお願いします。基本的にクラスの他の委員を決めるのが残っているので。オルコット!立て!ついて来い!!」

「ひ、ひぃ・・ご、ごめんなさ・・」

「良いから来いと言っている!!」

頭を掴まれ引きずられながら教室から去る二人。女尊男卑派の女子もいる様でその様を見てどうこうどうしようか小声で話しているのが聞こえて来た。織斑先生が男子生徒相手にあそこまで擁護して怒ると思っていなかったとか。基本男なんて使いっパシリにすればいいんじゃないかとか聞こえるが・・まぁ、俺ははっきり言うがな。嫌な事は嫌だと。パラドはどうするか分からないが・・きっと大丈夫だと思う。

そして、クラスの保健委員やその他の委員が決まってこの授業は終わった。オルコットは放課後まで帰って来なかった。

 

数日後の放課後に時間が出来た。それ以外は一夏君の勉強や教師からの頼まれごと、学園にあるラファールのメンテの手伝いをしていた。

「ふーんふーん。」

と鼻歌を歌いつつ整備室に入る。

「心が躍るねぇ・・コイツの活躍が早くも来るとは・・」

そう言って持っているのはボタンのついた紫のゲームソフトの様な物。そして、ボタンのついた紫の【何か】。

「この世界で生まれて、開発を続けて早十年。やっと、表舞台にボクの功績を出せるよ。」

そう言ってその紫の物をなでる。そして目の前のハンガーに専用機を展開しそこに整備用の端末をつないでメンテナンスをする。動かす分には問題なし。稼働率は低いが、《アレ》との適合率は高い。まぁ、そう作った専用機だ。

「じゃぁ、出番までもう少し作っておこうかね次の・・」

 

「《ガシャット》を。」

 

開いたケースには八個のさまざまなソレが入っている。紺色、水色、黄色、竜のついた物、黄緑、そして、黄色いでっぱりのついた紫、同じ物のついた青と赤い物。

「さぁ、先に進めないとな。」

黒と黄緑色のソレを持って専用の差し込み口に挿しそこで専用端末を二台操作しながら更に機体のメンテナンスも進める。器用を通り越して異常とも言える光景だ。

 

そして、ソレを見ている生徒が一人いた。一年四組、クラス代表にして日本国家代表候補生、対暗部用暗部の家系に生まれて姉に無能の烙印を押された妹《更識簪》。彼女もまたある種の天才であるが故、彼の行動に興味を引いてしまう。

(一体・・彼は何者で・・何をしているんだろう?)

端末に繋がる黄緑と黒の物、それからその横にあるボタンのついた緑と銀色の何かも気になっていた。

だが、それよりも自分にはしなくてはいけない事が有る事に気が付き、そちらへと考えを戻す。

(それよりも・・打鉄二式を完成させないと・・)

無能呼ばわりした姉を見返す為に。周りを見返す為にも、完成を急がせる事にした。

 

そうして一週間。勉強とパラドの指導に従った訓練をこなし気がつけばそんなにも時間はたっていた。途中に篠ノ之が剣道剣道とうるさかったが、剣道はやめた事、それよりもやるべき事が有った事を告げると逆上し木刀で殴りかかって来た。何とか避けたが、クラスで問題となりクラス代表戦以降まで篠ノ之は自室謹慎を命じられた。俺はパラドが言うように片手で剣を振る練習とナイフ、格闘術の練習をした。銃は一応ハンドガン程度は練習したが、ライフルなどはしていない。因みに全部生身でした。訓練機が借りれなかったせいだ。しょうがない。そして、いま、俺の専用機が届くのを待っている。

「まだでしょうか?」

「そろそろのはずだ。」

そう言って織斑先生は腕を組んだままこっちを見てくれない。ため息をついていると、

「来ました来ました!織斑君の専用機です!」

ハッチが開き山田先生が走って入って来る。その後ろから来たのは灰色がかった白い機体。

「コレが専用機、白式です!!」

「俺の・・専用機・・。」

ソレを触ると同時に何かが繋がったような気がした。

そして、それに反応するようにパラドに言われ持っていた端末が鳴りだす。

「な、何だ!?」

端末は白式と通信をはじめ、そのまま接続状態になった。

俺はそれに確信を感じて、端末を持ったまま白式に乗る。そして、それが白式に一緒に組み込まれて、目の前にその端末の画面が開かれる。

「・・《エターナル》、《ロストドライバー》・・。」

そう言うとソレが出て来て腰に装備された。大きさはISに合わせたサイズに変化している。

スロットにメモリを指し込み、構える。

 

「・・行くぜ・・白式、エターナル・・変身!!」

 

 




はい、次回に持ち越しデース。
すいません。仕方ないのです。
文字数的にも、この所がキリが良かったのです。
では、また次回。
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