『エターナル』の深層へ行きますが、メモリの意志はあの人がイメージになっています。
では、本編へどうぞ。
俺は夢を見ている。はっきりとそう言える。
『千冬姉・・これ・・重い・・・。』
『覚えておけ。コレが命を奪う物の重たさと言う物だ。』
コレは昔の記憶だから。俺の目の前には小さなころの俺と学生服を着た千冬姉が立っていた。
「・・今も命の重たさを軽く見たことなんかないぜ。」
そう言うと今度は場面が変わる。
『アタシが・・もし、また会った時に料理がうまく成っていたら・・毎日酢豚を食べてくれる?』
『酢豚が毎日はちょっと困るけど・・料理を作ってくれるってんならうれしいかもな。でも、また会えるかは分からないんだぞ?そん時、約束覚えてんのか分かんねぇよ。』
『いいわ。その答えで今は十分。じゃ、またね(・・・)。』
『・・あぁ、またな。』
コレは空港での別れる時のシーンか。俺としてはまた会う事になるとは思っていなかったけど・・こうして会っちまったんだし・・俺の中にも色々と感情が変わってきたからな・・。
「これもパラドと出会ったからか?」
また場面は変わる。時間は戻り、俺が誘拐された時だ。
『織斑一夏!仮面ライダーエターナル!!』
パラドがそう言いながら興奮しているのを見ながらも、俺はエターナルローブをなびかせ、手と足に青い炎が燃えている姿で立っていた。
「この時からの俺は変わってきたんだな。相棒とあってから。」
そう呟くと今度は視界に光が満ちて白一色になった。
そして、気がつくと目の前には黒い衣装を着た男が立っていた。
「お前は?」
「俺は大道克己。昔は人だったが、死体になって仮面ライダーとなり、今はエターナルの意志と言われる存在だな。・・お前が今の俺の持ち主である織斑一夏だな?」
「お前がエターナルの意志・・か。確かに俺は織斑一夏だ。しかし、俺はお前の持ち主とは思っていないぜ?」
「何?俺を使い回して居るのはお前だろう?」
俺は首を振る。
「使っているのは確かだ。しかし、俺は俺の機体とお前は相棒だと思っている。」
「あい・・ぼう?」
克己が呆然とした顔になる。
「あぁ、俺に力を貸してくれて、足りない物を補ってくれる。想いはあっても力が足りない時、お前たちは俺を強くしてくれて来た。助けたい、守りたいと思う時にはいつもな。」
「しかし今のお前は怪我で死にかけ・・とは言わなくてもかなりの重症だ。」
「ソレは俺が死ぬかもしれないのをお前達が守ってくれたからだろう?ローブと機体がなければ俺はすぐに死んでいたんだ。つまりは、お前たちのおかげだ。だから、ありがとう。」
そう告げると克己は顔を押さえて下を向き、
「くく・・ははは・・あははははっはっはっは!!」
大笑いし始めた。
「俺を道具にしか思って無い奴ならこのままと思ったが、気に入った。俺はお前に全てを託そう。・・お前はどうする?白式?」
そう言われると今度は世界が変わった。
目の前には蒼い海と青い空、砂浜が広がっている。
「貴方は何のために力を欲しますか?」
「当然、守りたい物が有るから。守りたい人たちがいるから。大切な人がいるから。」
「・・貴方は私達ISを相棒と呼んでくれるのですか?」
「当然だ。克己にも言ったが、俺からすればどちらもかけてはいけない俺の力を支えてくれる存在だ。意志だけじゃ駄目だ。力が必要だ。守るためには言葉や暴力じゃなく、目に見えてなお且つ届かせる想いとソレを戯言じゃなくて証明するための力が必要だ。過分な力は必要じゃない。守りたい人たちがいるから俺は戦う。俺はその為に今戦っている。」
「・・私達を相棒と呼んでくれるなら、手をつないでくれますか?」
「当然。こっちから頼みたい。」
そう言って俺は手を出す。すると・・
「もう片方も伸ばしてください。」
そう言われた。俺は両手を伸ばす。握手するように構えると、世界は半分に割れた。永遠に続く白の世界と海のある世界が俺を中心にして半分に割れる。
「俺もお前と繋ごう。」
「私達も貴方と共に・・未来へ行きましょう。」
克己と白い少女が片手ずつ手を持つ。
「俺は・・お前達と共に未来を進む。俺の意志は永遠と白い意志と共に。」
そう言ったら俺の意識は覚醒する。
眼を開いた俺は、すぐさま体を確認する。まったく傷が無くなっていた。火傷も、攻撃によって飛んで来た破片が刺さったとこもない。
そして、俺はすぐさま作戦室に戻る。
「な!?い、一夏・・寝ておかないと怪我・・おい!怪我はどうした!?」
「直ったよ。ログを見たらISの操縦者自己保護機能と修復機能が働いたらしい。そして、白式とエターナルが俺に協力してくれるからな。・・今はどうなっている?」
「さっき、鈴が休憩の為に寝ると言って顔を出した位だ。後は簪はシャルロットにかかりつけだ。シャルロットはかなりまいっているようだ。」
「・・織斑先生は?」
「打鉄に遠距離狙撃パッケージをつけて指揮をしてくれるそうだ。今は準備をしているはずだ。」
「じゃぁ、お前も休め。」
「いや、今織斑先生の次に指示をできるのは私だけだ。休むことはできない。」
「この部屋で良いから少し仮眠してろ。何かあればすぐに教える。」
「・・・わかった。頼む。」
俺がそう言って毛布を持って渡すとすぐにくるまるようにして部屋に隅で壁にもたれかかるように眼を閉じた。俺はラウラがさっきまでいた山田先生の隣に座る。
「・・織斑君、本当に大丈夫なのですか?」
「今の俺ははっきりといろんな物を感じれます。貴女の恐怖や心配も。大丈夫です。問題なく直りました。鈴のとこに行くと起こしてしまうから、もう少し後か作戦実行時まで置いておきますので。」
「・・頼れる男の子になった感じがしますね。」
「それは・・おそらくエターナルの影響が少しあります。俺はISとメモリの意志と触れたので。」
「へ・・ソレは凄い事じゃ‥。」
「でしょうが、今の俺にはどうでもいいことです。・・ゲムデウス・・攻略法が分かればすぐにでも・・。」
モニターに映る巨大な敵を俺は睨む。
明確な方法がなく、休憩に指定した時間は過ぎて作戦メンバーが集まった。
鈴とシャルロットは驚いていたが、
「大丈夫、怪我は全て治った。エターナルと白式のおかげで大丈夫だ。もしかしたらパラドは空中に撃ちあげられていたとかかもしれない。アイツはくたばってなんかいないと思うぜ。俺の予感だがな。」
そう言うと、シャルロットが顔つきを変えた。
「それは・・気休めじゃなく?」
「アイツがこれくらいでくたばるなら俺はもう死んでるよ。アイツはまだ死んでいない。エターナルが繋がっている感じがする。他の仮面ライダーはアイツだけだからな。」
そう言うと意を決したように二つのガシャットを取りだした。
「もしもの時に使えって言われていた。なら、使うのは今だと思う。」
そのガシャットを構えていた。
「織斑、作戦に参加できるんだな?」
「むしろ外されたら一人ででも行くぜ?」
「ふっ・・、なら覚悟を決めろ!今回の作戦で奴を叩く!絶対に旅館には近づけるな。」
「「「「「了解!!」」」」」
そして、浜辺で俺達は準備をする。
千冬姉は打鉄にパッケージをつけた物で、後のメンバーは変わらない。
「一夏も機体を出しなさいよ。」
俺以外が変わらないと言うだけだが。
「白式・・雪羅。」
雪を現す白が増えた機体を出す。
「せ・・セカンドシフト!?」
「そんな・・は!そう言えば一夏はコアの意志と話したと・・。」
「そして、もう一人の相棒。」
『エターナル』
ボタンを押してベルトを展開するとロストドライバーでだったはずのベルトが変わっていた。スロットが両側にでき、片方のそれにはすでにメモリが刺さっていた。それは『W』の文字が書かれた白いメモリだった。
「【ダブルドライバー】・・か。」
エターナルに意識を送り聞くとそう返された。
「なら、行かせてもらうぜ。相棒達!!・・変身!!」
『【ホワイト!】【エターナル!】』
俺は新フォーム『仮面ライダーエターナル・ホワイト』となる。白き装甲に無限を現す【∞】の形の黄色い複眼、ボディには二つの勝利【Victory】を重ねた『W』の文字。
頭には王冠を現す様な【E】を横にしたアンテナ。そして、手足には悪しき敵を燃やすほどの青い炎が燃えている様についている。
「永遠の白・・俺は悪意を持ってこの力は絶対に使う事はない。黒に染まる事はないという俺の意志を現した新の姿だ!!」
そう言うと鈴は赤くなって俺の顔を見ていた。
「っふ。鈴、俺と一緒に合わせて攻撃を頼むぞ?」
「あ、う、うん。ま、任せなさい!!」
どもりながらも胸を張って言ってくれたので俺は柔らかく笑って見せる。さらに鈴は赤くなった。
「さて、いちゃいちゃするなら作戦後にしてくれ。甘ったるくてかなわない。」
「すみませんね、織斑先生。貴女と一緒に戦える事、初めてですが心に刻みますよ。」
「・・口だけは達者だな。本当に一夏か?」
「コアの意識達とあった事で少し影響が出ているが・・俺はちゃんと俺だよ。」
「そうか・・よし、織斑は前戦で凰とタッグで動け。中距離からボーデヴィッヒとデュノアが援護。デュノアは姿を変えて援護もしてくれ。私と更識は遠距離からの攻撃に徹する事で隙をつくる。敵に隙が出来たら一斉にダメージを与えるぞ!」
「はい!」
「作戦開始!!」
そして、俺達はゲムデウス攻略作戦を実行した。
途中でシャルロットが何かコンテナを持っている事に気がついたが、おそらく攻撃用の装備だと思いほっておいた。この後出て来たソレは予想できないものだとは思わなかったが。
二つのガシャットはある物を使います。
すでにフラグは出しました。
片方はオリジナルガシャットです。
では、次回もまた見てらいだー。