『私の趣味だ。いいだろう?』
『こうなってしまったのは私の責任だ。だが私は謝らない。』
と言う感じです。
まぁ、ダークライダー系ばっかり出しているので、正義系を出してもいいかなっという、単純な発想ですが。
と言う事で、ねくすと・すてーじ!すたーと!
「ずん、ずんだ!ずんだぁー↑ずん。ずんだーぁぁぁ↓。」
「日本語でおk。」
「はじめまして、東北ずん子と申します。こちらは妹のきりたんです。」
「非常に真面目な挨拶を仰られていた。」
「基本的にずんだキチじゃなきゃ、ずんちゃんは普通だよ?」
東北姉妹とのあいさつだったらしい。正直喧嘩売られているんだと思うようなテンションだったけど。
「まぁ、えっと。俺は異世界の仮面ライダーで『エターナル』をしている織斑一夏といいます。友人の実験装置によって今ここに来ていますが。」
「へぇ・・実験ですか?」
隣に紫の既知外さんが来た!?
「うわぁ!?」
「そう驚かないで下さいよ。挨拶も済ませたじゃないですか。」
「それでいきなり色々とやられそうになったこっちからすれば、警戒するのは当たり前かと思いますが!?」
「それはそれ、これはこれ。貴方のいう友人さんも実験が好きなのですか?」
眼がギラギラと輝いている。怖い。
「えー、うん、まぁ。会社の社長なんだけど自身でライダーのシステムを開発したりしていて、ここにいる中じゃ、そこの琴葉姉妹のゼクターと弦巻さんのガシャットは見たことがある。少し形が違うけど東北ずん子さんの眼魂(アイコン)も似たものはあったよ?」
「ほほう・・じゃぁ、私のビルドはなかったと!?やはり私は天才だ!!」
そう言って手を広げ、色々とない胸を張って自慢げにしている。が、俺は一つ思い出した。
「それ事態じゃないけど、裏組織が似たものを作ってたけど。」
「がっでむ!!」
地団太を踏みながら悔しそうにしているゆかり。これ、俺のほうに来なきゃいいんだけど。
「まぁいいです。私のビルド自体がなかったのなら良しとしましょう。なんたって、私は天才!ですからね。」
そう言って(絶壁と言っていいほどの)胸を張る。
「殺気から喧嘩を売られている気がするんですけど?気のせいでしょうか?」
「気のせいじゃない?」
巨乳を前にキレた時の鈴のような目でこっちを見るのですぐさま訂正しておいた。
「ならいいんですが。・・それよりもです、一度でいいので成分は取らないのでバトルをさせてください。一度でいいんです。できることなら何でもしますから。」
「ん?」「なんでもって言った?」
「ずんだキチときりたんぽキチとデカチチ女は黙ってろ。」
「私何も言ってないよ!?しかも言ったの、片方は茜ちゃんだよ!?」
「茜は私の派閥に近いので。」
「中間や!!まだ大きくなるんや!これからの成長次第や!!」
「私たちはこれから成長はしませんがね・・。わたしは諦めました。」
「ゆかりさんの目が雲っとる・・。こらアカンわ。」
それからは普通に説得して話を戻すのに苦労した。
「・・ということで、バトルはいいぜ。ただしお互いに失うものは無し。成分は取ってないけどメモリは頂くとか言われたら困るしな。いつ向こうの世界に帰るのか分からないから、そっちのボトルを預かるのもなしだ。」
「わかりました。純粋な力比べと行きましょうか。」
「それでいいぜ。っと、言いたいところだが少し休ませてくれ。色々と疲れた。」
バトルをしたり、急に何人ものライダーが増えたりとあったから頭を整理したい。
「わかりましたそれでは・・一度マキさんの家で休みましょう。いいですか?」
「変なことしないならいいよ。あぁ、一夏君は来て全然かまわないから。」
フレンドリーな感じに招待された家はごく普通の一軒家。おかしなところは何もないが。
「う~ん、この家の外見・・見たことあるんだよなぁ?どこだ?」
記憶の中を探りながら中に入る。庭、玄関、そしてリビングとキッチンを見て気がついた。
「この家、俺ん家じゃねぇか!?」
内装は微妙に違うが、間取りやら広さはそのまま俺の家だった。
「へぇー。一夏君の世界じゃ家(うち)が、一夏君の家と一緒なんだ。不思議だねぇ。もしかしてそういう因果があって、初めに私の近くに現れたのかもしれないね?」
「確かに。家は一緒だし、友人と一緒タイプの変身道具、それと一緒の仮面ライダー。そんな因果が俺を、いくつもある世界の中からこの世界に呼んだのかもしれないな。」
そう言うと、
「ロマンチック!でも私たちは別れる運命!あぁ、なんて悲劇。」
「勝手に私の気持ちにならないでくれるかな葵ちゃん?しかもそんなこと思ってないし。一夏君はいい子だけど・・私、年上好きなの。」
「つまりはおやじフリークということです。」
「言葉を選んでくれないかなぁ?!ゆかりん!!年上好きと言ってほしいの!」
「でも性別にこだわりは無い。」←茜
「性格さえよければ女性でも?」←ずん子
「ここにいるみんなは年下か同い年くらいだから大丈夫だね。」←葵
「安心しました。貞操の危機かと。」←きりたん
「有るから!めちゃくちゃこだわりとかあるから!!ロマンスグレーなおじ様がいいの!!好みのタイプとかあるから勝手なこと言わないでみんな!?」
お茶を飲んでいるとみんなが笑いながら騒いでいる。そうか、向こうの騒ぎと似てるんだな。そう思うと無性に寂しくなった。鈴たちのところに帰りたくなった。
「さて、さっさと済ますとするか。いつ帰ることになるか分からないからな。休憩もしたし、・・本気でいくぞ?」
「ふふふ、天才である私に勝てるというその、ふざけた幻想をぶち壊して上げますよ。」
お互いに立ちあがり玄関から出て空地へと向かう。廃工場の取り壊し待ちが多い地区まで来て変身する。もちろん全員が付いてきていたが。
それじゃ・・始めようか。そう思いベルトを構えると・・、
「ちょっと待ったぁ!!」
そこへ男の(・・)声が急に響いた。
「この声は・・パラドか!?でもどこから?」
そう言っていたら急に地面に紫色の土管が表れてそこには、
【パラド専用】と書いてあった。そしてファンファーレのような音楽が鳴ると、
「とぅっ!!」
と中からパラドが表れた。ってここは確かVRの世界の中じゃ!?
「ど、どうやってパラドがここに!?」
「決まっている!実験によって君のねているVR-Xに端末をつないで自分を簡易ベットに寝かせてきたのだ。君の残した経緯をたどることでここまで追いかけてこれたというわけだ。これこそ天才であるボクがなせる技!!もはやボクは神と言ってもいいね!」
「落ち着きなさい。」
そう言って頭を叩いた。
「痛い。」
落ち着いたようなので話を聞くことに。
「それで待てというのは?」
「これ以上、君にこの空間でのバトルは許可できない。緊急事態だからボクがここに来たんだ。」
「緊急事態?何かあったのか?」
それからは長くなり難しい説明があったので簡易的に説明しなおすと、
「君の脳内に負荷がかかり、君がこの世界で戦いダメージを追うごとに脳にもダメージがかかっている。この世界でゲームオーバーになると、脳が死んでしまう可能性があるということだ。だから、これ以上は戦わせることはできない。」
「な、なるほど・・。んじゃ、どうすんだ?このまま帰るのか?」
「そういうことになるな。異世界論は実現できたし、実験自体は成功なんだ。これ以上のリスクは必要ない。」
そう言って俺の目の前にガシャットを見せる。
「これは『マイティクリエイターVR―X』ガシャット。この世界では自由に物を作ることも可能だ。帰る際はもとからボクが迎えに来る予定だったからな。ここに出口を作るから、帰るとしよう。」
そこまで話していたら横から結月ゆかりさんが話に入ってきた。
「貴方が天才と聞いて、話・・いえ、相談があります。」
「何かな?話は聞いていたからね?成分はあげないよ?」
「いえ、違います。」
ゆかりさんは首を振り、目を伏せた後、意を決したようにパラドに向き直る。
「私を、いいえ。私たちをこの世界から出すことは可能ですか?」
波乱の展開。
ゆかりんの言葉によってどうなるのか。
ここからの展開は怒涛の展開が待っています。
まぁ、ぶっちゃけ解決しますが。
そこまでの展開はなかなか難しかったですよ。
実は東北きりたんあまり知らないのに書いたという。
人数ほしかったので。
でも、東北いた子は本当に何も知らないので書けなかった。
後悔はしていない。反省はしている。
そんなこんなで、待て次回。
しーゆー、ねくすと・すてーじ!