永遠の操縦者と天才クリエイター   作:金宮 来人

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前回から御待ちの方、お待たせしました。
今回、知っている人なら知っているような展開になります。
私、この展開大好きです。
では、本編へどうぞ。


03 真の白き羽ばたき

「変身!!」

《カチッ・・・・・》

「・・・あれ?」

《カッチ・・カッチ・・》

ロストドライバーを倒しても何も反応の無いエターナル。

「・・何をしている?」

「いや・・その・・」

明らかに千冬姉の呆れた顔になっている。いつもの織斑先生な凛とした雰囲気はまったくない。

「そもそも今のお前の機体は一次移行もしていない状態なのだから、旨く動けなくてもおかしい所はない。・・だが・・」

そう言った後頭を抱えて、

「アリーナの使用時間はそう長くはない。初心者に酷な話だが、戦闘中に初期設定をこなしてくれ。」

「はい?」

「・・すいません織斑君。もう時間です。カタパルトに立ってください。」

「・・・はいぃぃ!?」

マジで!?そんな状態で戦えと!?

「そうだ、織斑。エイタから伝言が有った。」

「な、なんですか?」

こっちはもう一杯一杯だよ!コレ以上、何だ!?

「『オルコットはボクが叩きのめすから、先に一夏君から戦わせてください。一夏君も、僕との訓練を忘れなければ負ける事はないはずだ。まぁ、最悪いい勝負で惜敗なら許す。惨敗なら・・分かってるな?』・・だそうだ。」

「怖い怖い・・明らかに口調が崩れてるのが怖い。」

しょうがない、負けるわけにはいかなくなった。せめて惜敗、良くて勝利だ。

「では行きます。」

そう言ってカタパルトから飛び出す。その後はイメージして空を飛ぶ。風に乗る飛行機や取りをイメージして行くと思った通りに動ける。入学時は歩行しかしてないので、本格的な飛行はコレが初めてだが、上手く行く物だ。

「来ましたのね。遅かったので逃げだしたかと思いましたわ。」

「それは遅刻したこいつの制作元に言え。俺はお前が来る前からアリーナには居た。準備運動もしたし、体は温まっている。」

俺はそう言いながら拳を構える。

「武器も構えずに偉そうに・・男風情が・・。」

そう言うと銃を構えて俺に向けて銃口を向ける。

『ロックされてます』

ロックオンアラームが鳴る。知ってるよ。

「今なら土下座すれば許して差し上げても・・」

戦闘開始前のカウントが現れる。5・・4・・

「断る。なぜなら今俺は戦うために此処にいる。お前に謝る気などはない。」

「・・そうですか。なら・・」

戦闘開始のブザーが鳴る。

「お別れですわ!!」

「お前がな!」

俺は銃口から撃たれる位置を想定して体を捻りながら避ける。パラドとの訓練で会得した事で、銃口が向いている位置を把握すれば避けるのはたやすい。動体視力は良い方で反射神経も鍛えた。撃たれる際にその方向に居なければ撃たれる事はない!

「避けた!?まぐれですわ!!」

そう言いながら連射してくるが俺はステップ、縦回転、横捻り、など三軸を動かして避ける。

「な、何故初心者の貴方が‥そこまで避けれるんですの!?」

「さぁ・・武器は・・片手用ブレード。コレだけか・・。」

仕方ない、俺はブレードを展開して右手に握る。

「近接武器・・何処まで私をこけにして・・!?」

「いや・・こうするんだよ!!」

「な!?きゃぁ!?」

その剣を俺は全力をかけて投げる。オルコットの銃に刺さりスパークを起こす。

「今の俺の武器はこの体で十分だよ!」

驚いているオルコットに飛び蹴りをくらわす。

「くぅ・・しかし、お互いにSEが削れるだけ・・」

「それは同じ部位ならな。お前は俺よりも露出部位が多い。その分・・はぁ!!」

拳で腹を殴ると俺は『3』に対してオルコットは『25』減る。

「絶対防御。ソレを知って居ればこういう戦いもできるという事だ!」

「っく・・そうはいきませんわ!!男相手にコレは使いたくなかったですが・・ブルーティアーズ!」

そう言うとスカートアーマー部分が離れて攻撃してくる。

「くっそ、遠隔装備なんてあったか・・。」

「そもそも、この機体は第3世代機。その装備こそ、《ブルーティアーズ》。イギリスの誇る第3世代兵装、貴方の様なおんぼろと一緒にされたくはありませんわ!」

「オンボロ・・だと・・?」

初めて到着した時の触った時、触れた瞬間に繋がった感覚を思い出す。

「誰が・・《誰がオンボロだ!?》」

『ファーストシフト・・完了。』

「今こそ行ける・・分かる。・・・行くぞ、白式、エターナル。」

《エターナル》

「・・変身!」

『ファーストシフト・・ライダーシステム・・イグニッション』

『エターナル!!』

ロストドライバーを倒すとともに灰色がかった白は雪の様な真っ白に。更に投げたはずの剣は雪片ニ型という剣になり、装備に更に『エターナルエッジ』が増えている。

首には赤いマフラーの様な物が巻かれ、両腕、両足の装甲は打撃攻撃に特化し、腕に赤い炎が燃えるようなマークが光る。そして、頭の上には両耳を覆うように黄色のイヤーカブスに、紅いヘッドマウント部分。そして、横にしたEの両端を長くした形のアンテナがつく。

「ふぁ、ファーストシフト・・貴方初期設定で戦ってましたの!?」

「そうだよ。そして、今からは俺の時間だ。さぁ、地獄を楽しみな!」

端末からイメージするとエターナルエッジにそのメモリが装備される。

《メタル!マキシマムドライブ》

スロットの黒いボタンを押すとマキシマムドライブが発動し、エターナルエッジが伸びて雪片と同じ長さになる。

俺は、背部のスラスターを吹かして浮いているだけのビットに攻撃をした。二本の剣で2機を撃墜する。

「わ、わたくしのブルーティアーズを・・!?よくも・・」

「次、行くぜ!」

《トリガー》

エターナルエッジの指をかける根元に引き金が生まれて、ソレを引くと先から剣の形をしたエネルギー光刃が打ち出される。それでまた一つ。

「最後!」

《ルナ!マキシマムドライブ!》

俺が4人に増える。

「な・・分身!?ニンジャですの!?」

「「「「さぁ、これで最後だ。」」」」

ビットを壊しそのまま4人で囲む。

「かかりましたわね!まだビットは残っていましてよ!!この距離なら4人だろうと・・」

《ヒート!マキシマムドライブ》

《ドカァン!》

爆発が起こる。ミサイルを至近距離で撃たれたのだ。腰の筒状は残って居たビットだった。

しかし、爆発の煙から腕の炎が燃え盛る状態で俺が現れる。

「な、なぜ・・アレは一番威力が有りましてよ!?」

「燃え盛る俺の炎は、あの程度の火力じゃ足りねぇよ・・。」

そして、逆手にエターナルエッジを右手に、雪片ニ型を左手に持ち、もう一度マキシマムドライブを起動する。

《ヒート!マキシマムドライブ!》

「・・白式、零落白夜発動!」

スラスターを全開にして突っ込む。そして雪片ニ型が半分で別れて中から光るエネルギー上の剣が現れる。それで切りながら反対のエターナルエッジで切りあげて通り過ぎる。

『ブー』

そう音が成る。そして結果は・・

『両者同時でSEが切れたためドローです。』

「・・やっぱマキシマムドライブ多用はエネルギー使うな。仕方ない。」

途中で気がついたが、もし他に兵装が有れば対抗手段はもうなかった。仕留めるには一か八かだったので一気に仕留めようと思った結果がこれだ。焦り過ぎた。ピットに戻ると、

「・・初心者にしては良く頑張った。あの身のこなしには正直驚いた。」

「ありがとう、・・ございます。」

千冬姉の雰囲気が有ったのでため口になりそうになったがどうにか繋いだ。まぁ、次はパラド対オルコットらしい。聞いたらビットの換えはあるから修理でき次第始めるそうだ。あのパラドが、何処までやるか・・考えるだけで正直ゾッとする。

控室に行く途中でパラドが歩いてきた。

「ドローなら、まぁ、許してあげる。でも、鍛錬は欠かさず行くよ。」

「そこは望む所だ!」

そう言うと俺の肩を叩いて去って行った。その手に紫色の何かを持って。俺と一緒の端末持っているって言ってたし、ロストドライバーみたいなものかな?

 

 




はい、殆どエターナルのゲームでの技シーンから選抜しました。
エターナルが好きな人ならおそらくは分かると思います。
と言うよりは、仮面ライダーの中でも、エターナルって抜群にかっこいいですよね?
では、また次回。
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