永遠の操縦者と天才クリエイター   作:金宮 来人

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最近急に気候が変化して大変ですね。
書く事も少なくなってきたので、
このまま本編へどうぞ。


06 面倒な日々

結局鈴をほっといて訓練になったボク達は翌日早朝・・

「か、体が・・」

「ぐっ、早さについて行けてなかったか・・。鍛え直しかな・・?」

「コレはきついぞ?トライアルは諸刃の剣として覚えておこう・・。」

「こっちもソニックは当分使いたくないね。まだ僕らには・・足りない物が多すぎる。」

「それは?」

「情熱思想気品優雅さ勤勉さ!そして何よりも・・」

「「早さが足りない!!」」

二人で言って笑いだす。知っていたのかあのアニメネタ。あぁ、フランスは結構アニメとかマンガとかは言って来てるし、そう言うフェスみたいな物はあるからね。ガシャット作成にはそういう知識も必要なんだよね。教室に向かいつつ歩いて話す。

「まぁ、成功例の一つではあるからね、会社からはこれで文句は言われないだろうし。」

「企業代表って大変なんだな。」

「上からせっつかれ、下から泣き付かれ、挙句の果てに出来た物が期待されていた以下なら《この程度だったか。残念だ。》なんて言われるんだからね。一回内容も知らずに、見た目で判断した操縦者をその装備でフルボッコにしてやったよ。それ以来は下手な装備の感想は控えられて精査してくれるようになったけど。」

あの時はイラついたな―。まぁ、良い思い出だよね。見返す為に頑張るようになったんだし。

「という事で・・」

一度足を止める。

「そこの陰から話を盗み聞きしてる人、誰ですか?」

「そこで聞いてるのは誰だ?」

人差し指を立てて言うと一夏君も同じように有る一点の方向を見て同じ内容を言った。

「・・ばれてたのかしら?」

「俺からしたら、足音には気をつけていたけど衣類の擦れる音・・あぁ、壁とか柱にな。それが聞こえてついてきたからおかしいと思っていた。」

「ボクは息使い。普通にそこに居るんならまだしも、明らかに息を殺して居るのは変だからね。」

「そんな事で気がつかれたの?・・これでも、一応そう言う方面の専門家なんだけどね。」

「「俺達《ボク達》仮面ライダーには常識はあまり通用しない。」」

「仮面ライダー?」

「一夏君のエターナルやボクのゲンムの事ですよ。あぁ、そのタイの色からして二年生。しかもその顔は確か・・生徒会長、更識・・た・・た、縦板に水?」

「暖簾に腕押し?焼け石に水・・」

「「糠に釘!」」

「更識楯無よ!!なんでことわざ合戦になっているのかしら?」

「ぬか漬け作る時は糠どこに釘入れとくとなすとかの色合いが良くなるんだぜ?浅漬けやしばづけなんか、液体のつける分は林檎とかがいい。」

「へぇ、今度和食に挑戦してみよう。漬物って食べた事無いんだよね。」

「一緒に行ってやるよ。駄目ならお前の食えるもんと交換してやるから安心だろ?」

「それなら鈴も呼ぼうね。楽しく食事しよう。」

「おぉ、それがいいな。」

そう言って歩きだしたボク達の肩を掴んで止める生徒会長。

「何事もなかったかのように先に進まないでちょうだい。お姉さん傷つくわ。」

そう言って体をくねらせるようにする。

「「・・・。」」

「つ、冷たい!?視線が冷たくて痛いわよ二人とも!?」

「だって・・なぁ・・。」

「急に品を作って・・正直引きます。」

「ぐはっ!?」

更識先輩は胸を押さえて上を仰ぐ。

「それに話隠れて盗み聞きしてばれたら、こっちの話を聞けって・・」

「迷惑だよね。」

「ぐふぅ!?」

今度は同じように抑えつつ下に向いて俯く。

「そして、最後に知らない仲なのに、親しそうに話してくる。」

「空気が読めてない感じがするよね。」

「がっはぁ!?」

とうとう膝をついてうなだれたのでボクと一夏君はさっさと教室に向かった。

 

放課後に整備室に行く。オーバーホールした時は深夜までかかったから驚いたけど、もう一応は元よりも良くなったからコレはこれでよかったのだろう。

そう思い、ガシャットの整備とラファールの調整に行く。部屋で作るのは公式に仕える分。そして、隠れて作るこっちは・・会社にも伏せておく奥の手だ。まぁ、バグヴァイザーもどうしようか悩んだんだけどね。武器として有用と判断したから表に出した。

そして・・コレは最高傑作になるはずだ。

「世界を・・ボクの思い通りにしたい・・。」

黄緑と黒の【ソレ】を持ってそう呟くボク。そして、その願いを叶えるため・・、

「次のガシャットを開発しなければね。」

次に手にしたのは白と黒のガシャット。コレは後数人分、データが有れば使えるが・・それは機会が無いと使えないので保留。条件もなかなか難しい。

だからコレは端末に納めて、また黄緑と黒のガシャットを持つ。

「これの完成も・・しばらく後だな。」

端末に挿してキーボードを打ちながらデータ構成をしていく。まだまだ先は長いがこれさえできれば歴史は変わる。そう、ボクが変えるんだ。

『新たな時代を創造する』その為のガシャット。そしてソレを一番最高機能を引き出す為のベルト。ソレを完成させる事が・・それが出来れば・・。

「・・・頑張ろう。」

又もやそれを見ているのが更識簪。前のクラス代表決定戦を見て、その姿に実はこっそり憧れている一人である。『仮面ライダーゲンム』であるパラド・クリ・エイタ。そして、自身の打鉄二式の開発凍結に追い込んだはずの男、《仮面ライダーエターナル》、織斑一夏。複雑な感情を持っているが彼らの姿に憧れる事はしょうがない。自分が憧れる正義の味方、特撮のヒーローの様な姿をしているのだから。

(悔しいけど・・憧れてしまうのはしょうがない・・。でも、代わりにこの子が・・)

複雑な心境のまま開発を続ける。パラド・クリ・エイタのような頭の良さが自分にあればこの子ももっと早く開発できるのに・・織斑一夏のような特別性が有ればこの子の研究が止まる事もなかったのに・・そう思わずにはいられない。

姉の言葉が思い出される。

『貴女は無能のままでいなさい。』

(私は無能なんかじゃない!!ソレを証明してみせる。この子《打鉄二式》を作り上げることで!!)

思い直したように開発を進める。大まかな所は出来て来た。しかし肝心の第三世代兵装がまだ行き詰っている。だが、諦める気はない。だって彼女が憧れる物こそ、

(私が成る者は、負ける事を許されない、諦めない、正義の味方《ヒーロー》なんだから。)

そういや、忘れていたな。日本に誰か良い代表候補生とかいないかな?

前に作った、後付けインストール兵装《パッケージ》。日本のある物をモチーフにして作ったソレはあまりにも強力な為、信用のおける人にしか預けたくはない。しかし、聞いたところによると一夏君の白式は後付け部位《イコライザ》が無いそうで、初期設定時に一緒にあった端末しか受け付けなかったそうだ。その中にいれようにもそこまで小さな第三世代兵装はないし、有っても唯のナイフくらいちいさな物しか無理だ。メモリならばまだ端末の中の容量が有るから大丈夫だが・・。

「さて、どうしたものか・・。」

コレはまた信用のおける相手を学園内に探すのが無難だろう。学園内なら噂などで人となりが分かるし。

「後は・・ラファールの改造案・・新型武器、ガシャットの利用兵装の開発、仕事が山積みだ。・・もう休みたい・・。」

泣きそうになりながら、ガシャット開発を進める。切りの良い所で今の開発を中断し、会社の仕事へ戻る事にした。

部屋に戻って、ガシャットを専用の保管庫に入れる。開発途中の物は端末には入らないから専用の金庫を作った。ボク意外には開けられない。

 

自分の居場所を作って置くにも、後の事を考えるにも選択肢は多い方がいいかな。

 




誤字脱字、感想、評価お待ちしております。
それでは次回。
また見てらいだー。
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