天命全うしたんでダークソウルの世界へ行ってきます。 作:ヒョウさん
やっとのこさ帰ってきました、不定期ながら復活させていただきます
篝火に当たりながら背後を見る、先程塵とかした亡者達が復活していたのを確認して改めて不死者化の異常性を理解する。
「あそこまで損傷しても蘇るのか...」
まあ自由が利くと考えればできることは増えるだろうがあそこまでしても完全に死ねないとなると心が折れるのも分かる気がする、そのようなことを考えながら先に進むことに疲れたため篝火で英気を養う。
「そろそろ行くかな」
なんて、独り言を言いながら先へ進むことにする、亡者達を塵にした奴を見ることは出来なかったが、出会ってしまったら自分もあの亡者達と同じ結末を辿るだろうと考えると出会わなかったほうが良かったのだろう。
先へ進み軽い階段の上に居た亡者と目が合う、その瞬間亡者は剣と盾をブンブンと振りながら全力疾走でこちらへ駆け下がってくる。
思っていた以上のスピードで近づかれ驚いたがやはり階段は走りにくいのか、あまり早くはないので盾を構えながらこちらも近づいてゆく。
『ガッ』
綺麗に入ったと思った袈裟斬りは瞬時に盾で防がれバックステップで距離を開けられてしまった、振り抜いた剣は盾に沿って地面へと吸われていく、こちらも後ろへローリングで距離を開けるが、また全力で近寄ってくる。
次は相手の横薙からのスタートだったので難なくパリィを決め致命を入れる。
それでも命を断つには浅すぎたのか瞬時に起き上がられまたバックステップで距離を離される、次の瞬間、エスト瓶を手にした亡者を確認したので、そのまま走りこみながらの一閃で腕を飛ばす、この時点で絶命していただろうが鳩尾にそのまま刃を挿し込み、捻り抜く。
「動きが多彩になってるのか?まさかエスト瓶を持ってるとは...」
攻撃に関しては変わらない様子だったが回避や回復、橋手前やデーモン前の亡者とは明らかに違う動きだった、ダッシュに関しても走る亡者は見たがあんな全力で走る奴は見たことがなかった。
「攻撃に何か違う動きを混ぜられていたら不味かったな」
そんな事を呟きながら先へ進む、よく見ると装備も少し良くなっていた気がするが胸と盾の損傷が強くあまり判別が付かないのであまり深く考えないようにしておく。
先には銀に輝く鎧をつけた猪?なのか豚なのか、明らかに亡者ではない見た事がない生き物が佇んでいた。
こちらを睨みつけながら静止している、横には槍を持った亡者兵が、横の階段の先だろうか、上の通路にはボウガンを構えた亡者兵が2体、この先に行かれたくはないという強い意思を感じる布陣だった。
(横の階段から走り抜けるか?)
先程篝火に座ったときに装備し直していた頭、胴、腕の装備を外し軽くその場で跳ぶ。
(よし、これなら)
そのまま右側に見えていた階段に走り込む、近くにいた亡者兵は敵が来るとは思っていなかったのか私に気付くのが遅れた亡者はそのまま首を刎ねる、鎧がしっかりとしていたのか深くは斬り込めなかったが奴は当分動けないだろう、無視して走る
階段に差し掛かったとき後ろからとてつもない音が響き渡る、驚き振り返ったその場には先程亡者がいた位置に遠くから確認した猪が壁に突き刺さっていた、壁と猪の間には磨り潰された亡者が、ああなるのはゴメンだとそのまま上へ走る、幸い階段は狭いので猪は登れなさそうだった。
上のボウガン兵を火炎壺も投げナイフを使い絶命させる、燃え上がりながら下へ落ちていったので確実に死んでいるだろう。
だが問題はあの猪と向かっていた『先』だった。
「閉められたか・・・」
私が目指していた門は奥にいた亡者兵によって閉められてしまっていたのだった。
が先程の位置からは死角になっていた場所に地下に続く道があったので困ることはなさそうだった。
「先に奴をどうにかするかな」
そこが定位置なのかはたまた習性なのかは知らないが先程の位置に戻っていた猪が丁度落下致命を決める事が出来る位置に戻っていたのだ。
流石にこの高さは少し怖いが飛び降りた事は何度もあるため躊躇はしなかった、そのまま飛び降りうなじあたりに突き刺す、そのまま体重をかけ挿し込み下へスライドさせる。
正面の武装は硬かったのだろうが後ろやうなじ付近の武装は緩くそのまま殺しきる。
「小回りが効かなくて助かったな...」
下の道へ進む事にする。
本当に久しぶり過ぎて文法とかも怪しいですが、堪忍頼みます(_ _;)