天命全うしたんでダークソウルの世界へ行ってきます。   作:ヒョウさん

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極力週一で土日のどちらかに投稿するようにします。
たまに早くなったり遅くなったりしますが


二話目

篝火から離れ今の自分に出来ることを確かめる。

 

ここに来る前は死にかけの老人だったので『走れる』ということにまず感動した。

その他は体力など判断力や筋力などが三十代の自分よりもあったことに驚きを隠せなかった。

 

ミイラのような腕や足からは考えられない力が発揮されたのだ。

この体は精神的な疲れには弱いが身体的な疲れには少しでも休憩を挟むとすぐさま回復するという化け物じみた回復力を垣間見せた。

 

亡者になる前の自分が騎士志望だったのもあってか十二分にも筋力はあった。

 

体の動かし方を確認した後目の前の大扉に手をかける。

 

『ガッガガガガガガガ』

 

想像していたより大きな音をたてて大扉は自分が通れる程度まで開いた。

 

中は広く端の方は細長い壺が押し詰められていた。

そして目の前にはまた大扉

 

大扉まで歩いて進む、鍵はかかっていそうだが試すことも大事なので大扉に近寄る。

 

大扉まであと少しのところだろうか、上から『ガラッ』と瓦礫が少し崩れる音が聞こえる。

 

なにかと思って顔を上げ上を見ると目の前には大きなナニカがあった。

避ける暇もなく考える暇もなく自分はそれに潰される。

 

『グシャァ』

 

最後に潰れた音を聞き意識が飛ぶ、そしてすぐさま先ほど体力チェックをした篝火前で目を覚ます。

 

即死だったのだろう痛みを体は覚えていない。

こんな世界だ牢屋の中で何度も死んだ、何度も殺されるのも考えた。

 

だが人ならざるモノに殺されるとは思っても見なかった。

 

亡者がいるのだ、化け物なんているのは当たり前だろう。

だが潰されたことに恐怖はない。

 

騎士を志願していた頃の自分なら篝火から当分動けなくなっているだろう。だが何度も死んで何度も殺されるシミュレーションを牢屋の中でおこなっていた自分には化け物という存在に興奮すら覚えていた。

 

「あれを倒せるのだろうか」

 

「何度殺されるだろうか」

 

「どうやって倒そうか」

 

など常人なら絶望して篝火で放心していそうな状況を楽しんでいた。

 

再び大扉をくぐり上を見る。

 

律儀にあの化け物は再び私を潰そうと上で待機していた。

先ほどはアイツが持っていた大槌に潰されたことが奴の持っていたモノが物語っていた。

 

血が付いた大槌

 

このまま扉まで近づいてもまたまれに潰されるだけだろう。

体の軽量化を図るために兜と鎧を脱ぐことにした。

 

鎧を脱いだことなどなくどう脱ごうか考えていると兜と鎧は白い霧になって消えてしまった。

 

突然の出来事に戸惑いを隠せなかったがまたこれで神が言っていたことがわかった。

 

「装備とか武器はね、君が所有しているものならば君から離れるとき霧散するよ、あと鎧とかは外そうと思ってだけでも消えるよ」

 

その言葉を思いだし試しに直剣の柄をぶん投げてみた。

空中で霧散した直剣の柄は気付けば握りしめていた。

 

消えた鎧もまた着ようと思うことで胴の部分が霧に包まれて鎧が現れた。

これを利用してあの化け物を掻い潜ってやると頭に言い聞かせながら奥の大扉まで進み出す。




平均値2000字を目安にしてるんですけど時間がなかったんで半分になってしまいました。
残りの1000字程度は明日出せれば出します。
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