天命全うしたんでダークソウルの世界へ行ってきます。 作:ヒョウさん
立て続けに大変な事が起きてここまで投稿に遅れました。
これからも不定期になりますが見てくださる人々が居ますのので努力したいと想います。
エスト瓶が何を汲んでいるかわかった。
篝火の炎を汲んでいるらしいが篝火に腰掛けるだけでもエスト瓶が重くなるので自らがエスト瓶に何かする必要は無さそうだった。
篝火を後にしようと立ち上がり建物から外を確認するが丁度目の前にそれなりな装甲を身に着けたボウガン兵が居ることに気が付いた。
今まで通りのボウガン兵ならば即座に斬りつけに行くのだが装甲が多く、斬りつけるだけでは致命傷になりえないように見えた。
今の自分では斬りつける事は出来ても腰を入れて斬り裂く事は出きなさそうだったため少し長考するハメになった。
死に過ぎて上手く頭が働かなかったが先程亡者戦士から奪った火炎壷があったことを思い出した。
生前、前の世界では野球は苦手だったがこの体になって距離感を上手く掴めるようになっていたのでそのまま目測通りにボウガン兵に火炎壷を投げつけた。
「ガシャッ」
と叩きつけた様な音と共にボウガン兵は炎に包まれた。
それに興味を持ったのか驚いたのかは知らないが他の亡者達が寄ってきた為、そいつ達も片付けておいた。
ボウガン兵が居た所からはとても周りの景色が見やすかった為少し見ておく事にした。
硬そうな盾を持った亡者兵が居る広場に木箱で隠されたような階段を発見する。
明らかに隠している様に見えた。
「よし行ってみるか」
いちいち声を出してみないと、こんな世界だし人と会うことは少ないかも知れない。
喋り方を忘れ無い様に独り言でも喋るようにしてみた。
少しの考えをしつつ広場まで降りた。
二体の亡者兵が盾を構えて近付いてくる、右手には槍を持っている。
片方に対して走って近づき蹴りを入れる、怯んだ空きに首に刃を走らせる。
一体はやった、一段落したと後ろを振り向こうとしたところに胴体を槍が貫通する。
「ガフッ」
血を吐きながらも痛覚が生前と変わっていない事を再確認した。
槍が引き抜かれる、その瞬間に相手の足を払い地面に叩き付ける。
死んだとでも思っていたのかとても簡単に地面に伏した。
右手の槍を奪い胸に突き刺す、その時亡者兵の体からソウルが抜け落ち自分に吸収される。
終わったのだ、まだ痛む腹を気にしつつエスト瓶を飲む。
大きな怪我には時間がかかるのかゆっくりと治っていった。
少し休憩した後に傷が完治したのを確認して木箱を退けて階段を降る。
階段を降りた先は部屋になっており通路とテラスに続いていた。
通路の先に行く前にテラスの方で気配がしたので武器を構えて近付いてゆく。
先程の例もある、気を抜かず顔を出す。
そこには亡者がいた
目があった、先手必勝だと飛び出した時声をかけられた。
「おう、あんた、どうやらまともみたいだな」
「!?」
「それなら俺のお客様だ、ソウルと交換だ、良いものを揃えてあるぜ」
商人だというこの亡者はまだ考える器官が壊れているわけではなかった。
普通に喋り普通に笑う、顔で判断はいけないようだ。
「少し見せてもらおうかな」
「そうこなくっちゃな」
そう言って武器や防具、アイテムなどを見せてきたのだが自分がどれだけのソウルを持っているのか分からない。
「すまない、自分がソウルを持っているかが分からない」
「分からない?珍しい不死だな、まあ少なからずそんな奴もいたけどなぁ」
「すみません」
「確かなぁ直感でわかるんだがな俺たちは」
「直感?」
「ああ」
そう言われて数字を頭の中に思い浮かべた。
『5326』
そう頭の中でボヤケた字で出てきた。
「ソウル量わかったかも知れません」
「そうか、じゃあ買い物でもしていってくれや」