それは、身体能力を極限まで引き出し追求する競技。
その競技に命を掛ける者達を、人々はRUDE BOYSと呼んだ。
「えっと、別に命は掛けていませんし、難しいことや怖いことはないですよ~」
「最初は簡単な動作から、君も街中を忍者みたいに駆けてみないか?」
パルクールサークル会員募集中。詳しくは便利屋『RUDE BOYS』迄。
「ところでピーさん。もしかして遊戯王好きなんですか?」
「いや、この前子供達と一緒に5D's見てただけ。でもあのナレーションは良かったな」
「お前、頭が悪いな」
難民キャンプを通りかかったデュフォーは、そこである女医に出会う。
彼女はただ目の前の命を救おうと躍起になっていた。しかし救援物資は次第に底をつこうとしている。
「『頭が悪い』じゃなくて『何も知らないだけ』よ。いいから早く教えなさい」
だからデュフォーは、近くにある動植物から薬を生み出す術を教えた。
スタッフ全員で取り掛かり、どうにか追加物資が来る迄に難民を対応する目途が立った。
「……良く寝てますね、この二人」
「いつも口喧嘩している印象だったけどね」
難民の流入も落ち着き、作業の合間に二人で過ごす時間が増えていく。
「よく夜明けの空を見ているけど、好きなの?」
「ああ……この景色は気に入っている」
出涸らしのコーヒー片手に朝焼けを眺めることもあれば、
「この医学書を書いた奴は、頭が悪いな」
「どの部分よ? 新しい医療技術を検証する話?」
「いや、別の技術で実施した臨床試験の内容だ」
医学書を開いて討論することもある。
「私、バツ1なのよね……」
「お前、頭が悪いな。社会的にはゼロだろ」
「精神的によ……」
いつしか二人は、並んで難民キャンプを巡ることとなった。
「命が救えるからって、あなたに頼りすぎるのもおかしな話よね」
「救えるなら頼ればいいだろう、お前は頭が悪いな」
「『医者』に利用されてていいのか、って意味で聞いたんだけど?」
救える命もあれば、救えない命もある。
「『家族』としても俺に接するのなら、問題ないだろうが」
「……それってプロポーズ?」
「さあな……」
だからこそ、二人は最後まで足掻いた。
「ちょっと、デュフォー!?」
「いいから目の前の命を救え、『クロエ』」
相手が難民を襲う傭兵崩れだろうと、例え一人でも彼は立ち向かう。
愛する者を背に、唯一の武器、
「あいつらに少し……自分達の頭の悪さを教育してくるだけだ」
魔法先生ネギま 雨と葱 Another Episode Perfect Answer
「日本に行かない? ……前の旦那紹介してあげるわ」
同時上映
「……なあ、『異常者の愛』って漫画知ってる?」
薄暗闇の病室。
「主人公の周りにいるヒロインが全員例外なくズッタズタになるやつ」
「ああ、うん。知ってる知ってる。前世で一回読んだ」
共に戦った者達と入院している中、カノジョハヤッテクル。
「あれおっかないよね。正直作風が劇画寄りだったら完全トラウマ物だし……え? てことは……つまり」
「そういう、ことだな……」
片手に果物ナイフを持って。
「ちさめ~……」
『ぎゃぁああああ!!』
魔法先生ネギま 雨と葱 Episode.0 After YAN-DERE
――決して一人で見ないで下さい……
はい、相変わらずの嘘予告です。
内容はともかく、予告しといて一切書きません。金と時間があればいいんですけど、現状は全然ないので、本編しか書けません。こんなのばかりですが、来年も書けたら書きますので、良ければご覧下さい。では。
クロエが誰かは本編にて御確認下さい。多分分かる人には分かりますが。